ココに感想、コメントが表示されます。「ジャンル」については劇場用パンフレットから妥当な言葉を使っています。
「評価」は私個人的な評価です。「"A"大変良い」「"B"良い」「"C"普通」「"D"劣る」です。
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270"GANGS OF NEW YORK"『ギャング・オブ・ニューヨーク』
(1860年前後(南北戦争)のニューヨークが舞台)
冒頭から撲殺、絞殺・・・身体に緊張感の走るバイオレンス作品であった。残虐な殺し方・・・。いっそ銃で撃たれた方が
イイかも。悪役も途中からイイヤツなのかと思わせる展開でなんだか複雑な人物相関図だ。キャメロンも老けたかな?
ラストでは製作者側のメッセージなのか、現代のN.Y.のS.Eが流れる。昔はこういう事が有りました!って事なのかな?
269"K-19:THE WIDOWMAKER"『K−19』
(1961年に実際に起きた実話が素である作品)
28年間の封印を解かれて描かれた原子力潜水艦での放射能漏れ事故。粗悪な部品、未熟な乗組員で祖国の威厳
の為に、海中で艦長が世界の命運を背負っての決断を迫られる。ハリソンとリーアムの演技が素晴らしい!勇気、名声、
命とは?再考させられる作品だ。ラストの副長の証言も感動する。28年前の彼らの決断には敬意を。イイ作品だ!
268『イン・ザ・ベッドルーム』
(本年度最高のアメリカ映画と呼び声高い作品)
'02年アカデミー賞5部門ノミネート。'02年ゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞受賞。であり、夫マットに扮するのは
『フル・モンティ』のトム・ウィルキンソン。妻ルースには名女優シシー・スペイセク。熟練二人の名演は必見!だったが、・・・
私には難しい作品であり、レベルが高過ぎる内容だったので、楽しくはなかった。でも、見たい人も居るのだろう。。。
267"MAINORITY REPORT"『マイノリティ・リポート』
(原作はフィリップ・K・ディックの短編)
フィルム・ノワール(暗く悲観的なトーン)冒頭のロゴからして拘っている。日本をかなり意識している作品みたいだった。
レクサス、カワサキ、バックの映画。それを見つけるのも面白い。監督の品の良い??ブラック・ユーモアのギャグも散りばめ
られていた。ハンバーグが良かったね!驚きは少ないが、ストーリー展開が面白かった。新しいSF映画のカタチなのかな?
266『たそがれ清兵衛』
(原作:藤沢周平、H14文化庁映画芸術新興事業)
タブーを破った本格幕末時代劇がウリであるが、数多くのメッセージ性を含んだ作品である。FM岡山・牛嶋氏曰く「現代
のサラリーマン中間管理職必見作品」。真田広之のひたむきな忠勤と、家族を守ろうとする良き父親像。だが・・・この
清兵衛が実は剣の使い手!監督談「今の日本人は本当に幸せなのかな?と自問自答を・・・」。だそうです。
265『なごり雪』
(28年前の臼杵市を舞台に伊勢正三の歌を映像化)
久々に心に残る日本映画の登場です。伊勢氏の曲が流れ、臼杵市の古き日本の懐かしさ、青春の甘酸っぱさ、
ラストの駅のシーンでは熱いモノが込み上げてきます。雪子の「雪よ〜!雪よ〜!」ってのが印象に残る。尾道シリーズ
の姉妹編とも呼べる作品でしょう。いつの日か忘れていた何かを思い出させる・・・そんな名作の一つでしょう。(TOT)
264"Harry Potter AND CHAMBER OF SECRETS"
(原作も超大ヒット!大人から子供まで虜になる作品)
辛口批評で言うと出来は前作並。でも観ないと周りの話題についていけないから見てしまう。ヘビの化け物はチョット
?な出来かな?クモはビックリするシーンが1箇所あります。でも長いなぁ2時間41分!”3”は3時間かも?子供はギ
リギリの上映時間かも。でも”ニンバス2001”ってホウキが欲しくなるのは不思議。小枝を拾って・・・。(^_^;)そんな作品
263"JOHN Q"『ジョンQ-最後の決断-』
(アメリカの医療保険制度を背景に描いた作品)
とにかく凄い!各俳優が志願して出演した作品。”さよなら”と”じゃあね(See you later)”と冒頭の交通事故が伏線
となっている。狙撃シーンでハラハラ、院長の変貌、ラスト近くでの親子の会話で目頭を熱くして、妻が走るシーンで
テンションが最高潮に達します。これぞヒューマンドラマの秀作ではないだろうか?是非オススメしたい作品です。
262『TRICKトリック-劇場版-』
(人気TVシリーズの映画化"オリジナルストーリー")
とにかく最初から最後まで”しつこく”笑わせてくれた娯楽大作(低予算)である。キャラ設定を知っていれば面白さ倍
増だろう。生瀬(矢部)さんがツボに入る笑いを連発!野際(母)さんが一番オイシイところを持っていっちゃう!下ネタ
もお下品でなくサラッと笑いを誘う。キーワードは”ニセモノ””カミ””貧乳””巨根””ジョワッ!”だろう。イチオシ作品!
261"SHOWTIME"『ショウタイム』
(舞台はロス市警!USポリスのパロディー満載)
出演者、設定、ロケ場所などが見た事あり、聴いた事あり・・・のパロディーが散りばめられている。大爆笑は無いが
映画好きならニヤニヤする場面が多いし、発見も多いだろう。劣化ウラン弾仕様の特注マシンガンなど派手な銃撃
カーアクションも楽しめる。制作総指揮にウィル・スミスの名前もある。気軽に観られるエンターテイメントの一つだろう
258『シベリア超特急3』
(第20回コニャック・ミステリー映画祭特別賞受賞)
1941年のシベリア超特急車内と2002年の高松沖・瀬戸内海上の豪華客船内での密室殺人トリックを同時進行
で進める作品。冒頭11分はワンカット長まわし。エンド・クレジットの後にもドンデン返しが用意されている。つまり・・・
映画好きが作った凝った映画なのだ。ただし・・・セリフの棒読み等の演技が痛い。業界では絶賛の作品なのだが?
257"CHANGING LANES"『チェンジング・レーン』
(巻き込まれ型映画の典型・全米マスコミ絶賛)
たった1度の無謀な車線変更で2人の男の運命が交差する。「1つのファイル」と「20分の時間」を失った2人の男
が互いに心の奥に潜む悪を増長させ相手を陥れていくドロドロとした展開となるのだが、ラストでは不思議と2人とも
人間らしさを取り戻し良心に目覚める。一応ハッピーエンドではある。でも私の好みではなかった。(^_^;)
256"SERENDIPITY"『セレンディピティ』
(運命の人なら、きっと また逢える)
恋心ふるえる”幸せな偶然”というのがストーリー。ケイト・ベッキンセールが美しくなってました。冒頭のエレベーターの
シーンで悪魔の衣装をした子供が波乱を予想させ面白かった。運命のサインで2人は導かれ判断していくのだが、
ロマンチックな雰囲気タップリなのだ。ベンチのガムなど笑えるシーンも多い。憧れのストーリーなのではないだろうか?
252"THE RING"『ザ・リング』
(鈴木光司原作"リング"のハリウッド・リメイク版)
日本版の完成度がひじょうに高かった事が再認識できる内容だ!ほぼソックリのコピーだからだ。人物、場所の設
定がアメリカになっているだけで、まったく同じなのだ。日本的な映像がチラホラ登場する。日本版で5000万円程度
米国版で何十億もかけたらしいが・・・???大差無い。でも怖いのには変わりない!ラストでのサマラ登場シーン
251"THE MOTHMAN PROPHECIES"『プロフェシー』
(原作"モスマンの黙示"を現代風にアレンジ)
1966年に実際に起きた事(ノンフィクション)を基に作られた作品なので、凄く怖い。謎解きパズル構成のストーリー
展開である。序盤から"点"と"点"の不思議な出来事が起り、ラストでは"線"となって一気に迫ってくる流れである
事実が基なので怖いです。ラストは緊張感がピークに達します。解けない謎の多い作品だと思われる。
249"OUT"
(桐野夏生の傑作ベストセラーが原作)
面白い邦画だと思う。ただし、怖い。肉料理が食べたくなくなるかも・・・。オーロラが観たくなる。間寛平が悪に徹し
た演技を魅せる。西田の役柄はイライラする?しかし・・・弁当やがバラバラ死体の裏家業をするとは・・・(^_^;)
低予算でもストーリーと演技が素晴らしい!ラストで吉田日出子のトレーラーでオーロラ目指して行く絵は綺麗だ。
248"XXX"『トリプルX』
(アンチ・ヒーロー)
カーアクション、スカイダイビング、スノーボード・・・スポーツとスパイ物の融合作品。スピード感のあるストーリー展開
アイデア・スパイグッズも登場する。共演しているアーシアも出産を終えたばかりなのに頑張っている。とにかく派手な
アクションが多い。単純に楽しめる作品だ。悪の秘密兵器は少しデザインがチャチかもしれない。(^_^;)??
244"BAD COMPANY"『9デイズ』
(ジェリー・ブラッカイマー プロデュース)
チョイ役の"ガルセル・ビュヴァイス=ナイロン"が良かった!64歳のアンソニー・ホプキンスがアクションに初挑戦!
撮影にはベテランCIA諜報員も協力していてリアルである。ヒップ・ホップが流れ軽快なストーリー展開の中に次々
と問題が発生して解決していくのが面白い。ラストにはアンソニーが思わずニヤリとさせる場面がある。
243"Queen of the damned"
(インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアの続編にあたる)
タイトルの女王役「アリーヤ(享年22歳)」の遺作となる作品。セクシーで怪しく、血の好きな悪役だ。全体的に
英国テイストが散りばめられた米国映画。ヴァンパイア対ヴァンパイアの対決も見もの。昔のドラキュラものとは
違った内容なので怖くはない。研究生ジェシーの変化は・・・ラストでは??ああ!やっぱり、そうなるの〜っ!
241"ANGEL EYES"『エンジェル・アイズ』 (運命の出会い。近づけたのは2人の"まなざし")
愛を求めるタフな外観の孤独な警官(ジェニファー)とすべての過去を失った不思議な男(ジム)のラブストーリーだ。
事故で生死を彷徨う男に「死なないで!私を見て(私と居て)!」と言って必死に励ます女警官。薄れいく意識
の中で男の脳裏に彼女の瞳が・・・。「運命」という言葉が1年後に・・・。ジェニファーは髪を下ろしてるのがイイ!
240『明日があるさ THE MOVIE』
(大人が夢見んと、子供がどうやって夢見んねん)
吉本を知る関西人にオススメ作品。序盤の走る少年とラスト近くの浜ちゃん、小学校の習字、序盤とラストは対
謎の男「松」ちゃんのシーンは、必ず笑いのツボにハマルはず。バカげた設定だが現在の日本の最新技術では
本当らしい。顔見知りの吉本軍団がチョイと出ると嬉しく思う。ラストは不覚にも目頭が熱くなった!イイ!!
239"ROAD TO PERDITION"
(タイトルは親子の目指す町への道)
1931年禁酒法時代、アル・カポネの時代。一見平和な家庭だが、父親の仕事を見た少年、次々と裏社会
が・・・。雨のシーンは印象に残るシーンです。ジュード・ロウの「気を付けな」ってセリフが意味深。ジュードは
冷酷さを、ポールは渋い老人を、それぞれ演じている。ラストは予想通りになる。ジュードの最初のシーンは・・・
238『宣戦布告』 (政治的問題やリアル過ぎて撮影の難しかった作品)
2000年の4月には撮影開始していたが、2002年10月公開時期には、あまりにも偶然が重なり過ぎて超リア
ルなモノとなってしまった。戦国自衛隊依頼の美術考証、人物設定、日本の組織体制の現実。試写会に
招かれた政治家、自衛官の反応からして「かなり」事実に近い設定らしい。別の意味で怖くなります。(-_-;)
236”JUSTICE”『ジャスティス』
(戦争、収容所生活、人種差別・・・奥が深い)
まず、衣装はかなり細部に渡りリアルである。映像もどんよりとした灰色にこだわっている。最初はどんなテーマ
の作品か判らなかったが、ストーリーが進むにつれて色々な問題が絡んだ奥の深さに気付く。とにかくブルース
ウィリスがカッコイイ!ラストには目頭が思わず熱くなってしまった。地味かもしれないがストーリーはイイと思う。