きぃぃん。
淡く光る水晶から一瞬だけ眩むような強い光りが放たれる。
そして。また。
静かに淡い光をほのめめかす・・・。 あの子・・・キープアレイズを発動させたわね・・・。
時を越えてまでやるべき事が見つかったというわけかしら。
それだけの素質があるんじゃねーか?
木に逆さづりになってるザードが答える。
ふふっ。確かにさーてぃは強い力持ってるものね・・・。
あの方もなかなかの逸材を見つけたものだわ・・・。
ジルバード邸の地下。闘技場でも一人の少女が異変に気付く・・・。
へ〜。ふぇにあがさーてぃの力認めたのか・・・。
これはなかなか。おもしろくなってきたな・・・。
オレもうかうかできね〜ぜ・・・。
見た目とは裏腹に乱暴な言葉づかいの彼女。
・・・彼女もまた。時を越えしもの。
かつての血染めの天使。
オレは・・・うぃる様が暗殺された時。
アサシンにむかって突っ込み・・・相討ちになった。
時の迷宮内で即座に転生を望み・・・
今の時代に降り立ち。
しばらくは修行にあけくれた・・・。
姿形や性格。記憶がかわらなかったのは

時の管理者となった。うぃる様の采配だが。 詫びとして貰った物だ名前も攻撃形態も変えなきゃならなかったけど・・・
うぃる様には感謝している。
さすがに・・・
さーてぃの護衛役にされた時は泣きそうだったが・・・
小娘の護衛などと・・・。
けれど。
洞察能力というものだろうか。
見た瞬間から潜在能力の差を見せ付けられた。
でも今はほとんど無力に等しいのだ。
それに今はオレと無関係ではなくなってしまった。
ひーるも人がわるいよな・・・。
オレ達が転生する数年前に飛ばすなんてよ・・・。
あの平和そのものな場所が戦場になって死んでじまうんだから。
・・・人生何があるかわからねーものだぜ。
しかし。うまくやってくれよ?ふぇにあよぉ・・・。
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