ETC使用レポート

2001年11月に山陽自動車道でもETCが利用可能となりまし
た。もうご存じと思いますが、料金所をノンストップで通過
出来るシステムですね。
私も休日には高速道路を使って西に東に動き回っています
が、サービス開始直後は購入は様子見でした。
やはり機器が高いことに抵抗がありました。

しかし12月のある日、仕事で高速の料金所に止まっていると
隣のETCレーンを超高速で駆け抜ける車の陰が・・・。
停車して支払いをしていた私にとってそれは衝撃的な出来事
でした！

ETCサービス開始から期間限定（2002年6月にて受付終了）、
3公団それぞれ上限１万円までで割引制度があり、まあ将来
は継続的に割引が始まるであろうとの思いもあり、購入に至り
ました。
で、ETCの機械は迷ったあげく最も小さなパナソニックの
「CY－ET100D」にしました。
料金表示用のディスプレーはありませんが、料金所を通過する
と、「○○円です」と音声で案内してくれるし、エンジンを切った
時にETCカードを抜き忘れていると、それも警告してくれます。

小さな形状なため、とてもスマートで気に入っています。

始めてETCを使った時は非常に緊張しました。
本当にバーは開くのかな？トラブルは起きないのかな？と不安でしたが、ゲートを通るとピッという音と
ともに驚くスピードで、バーが開きました。
これはもう衝撃的で、何とも言えない優越感が得られます。
周りは料金待ちで並んでいるのに、ETCレーンだけ一直線に空いていますから正に「俺様の道」状態
です。
やっぱり新製品＆新サービスは絶対に「優越感」の要素は外せれませんよね？
それをここまで味わうことができるのはETC以外にはないのではないでしょうか？
普及してしまってからは経験できない優越感は、早い者勝ちです。

ETCを使っていての問題は発生しておりません。
若干バーが開くのが遅くてヒヤッとする時もありますが・・・。（やはり30キロ程度までの減速が安全）
ただ、一度ETCカードを挿入するのを忘れて危うくバーにぶつかりそうになったことがありました。
カードの抜き差しって意外と忘れやすいです。

導入している立場から言うと、継続的な通行料金割引サービスを早期に実施してもらいたい。
よく利用する人にとって１万円までの割引（通行料５万、割引率20％）はすぐに使い切ってしまいます。
ハイウェイカードを使えば割引されるのに、ETCだと割引０では面白くありません・・・。
まあ、そうは言ってもなかなか５万円のハイウェイカード（割引率18％）を買うのはきついし、ETCは
利用した都度の支払いになるから、１万か３万のハイウェイカード並みの割引にはして欲しい願います。
そうでもしないとヘビーユーザー、特に企業は導入しないでしょう。
逆にほとんど利用しない人にとっては初期投資が大きすぎて、本気で普及させようとしているのか疑問
です。
このままだと、新しい物好きのみのマニアックなサービスで終わってしまう恐れがあります・・・。

2002年7月より、前払いする事により割り引きされるサービスが始まりました。
割引率はハイウェイカードと同じですが、5万円（58,000利用可）と1万円（10,300利用可）の2種類だけです。
前払いの残高および利用状況はホームページにて確認することが出来るようになっています。
ただ、前払いってのが面白くありませんが・・・。

①ETCカード差し忘れ
　ETCを利用するにはETCカードを機械に挿入しておかないといけないのですが、うっかりカードを
　入れ忘れてしまい、レーンに進入したときに「ETC未挿入です！！」なる警告メッセージが・・・。
　危うくバーに追突しそうになりましたが何とか停車。
　面倒なのはそこからで、スピーカーで「ここはETC用レーンですよ！ちょっと待ってください」と係員に
　言われ一般車のように支払いを済ませたのでした。

②思いこみ
　ETCを付けているのはマイカーですが、会社の営業車に乗って高速を使うときにいつものようにETC
　レーンに入ってしまいました。
　すぐに気が付いてバックで出ました。
　習慣って怖いです。

2002年7月より、「前払いの額に応じて割り引きサービス」が予定されているようです。
割引率はハイウェイカードと同様で、5万円なら8千円分になります。
ETCは料金後払いというメリットがあったのですが、前払いでの割引では初期投資の負担がありますし、
ハイウェイカードと同じ前払いなら割引率をUPして欲しいものです。
ETCは自動で通過できて人の手が掛からないのですから！！

（財）道路システム高度化推進機構
「全納割引サービスについて」