岡山市から新見市方面へ山の間を縫うような道を進んでいくと、急に歴史を感じさせる町並みが現れます。
吹屋は銅山で栄えた山あいの町。
一本のメインストリートの両側に町屋や、土蔵が軒を連ねて並んでいます。
この町並みの特徴はやはり独特の色合いを持つ赤い壁でしょう。
この赤は銅を精錬する際の副産物である弁柄(べんがら)という赤い顔料によるものです。
石州瓦の赤と弁柄の赤・・・他の町並みでは見られない色彩の組み合わせを楽しむことが出来ます。
また、電柱が町並みの裏を通っているので、とても空がすっきりしている感じがしました。
電線が無いだけで、こんなにも印象が変わるものなんですね。