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五島・天草天主堂巡礼記 関係地図
4日目 前編(9/6)
今日も朝から晴天。
昨夜はテント泊とは違ってよく眠れた気がする。
やはりクーラーというものはありがたいものである。
朝食をとって8時過ぎにチェックアウト。
同宿のバイクの人はもうすでに出発したようだった。
宿から南へ下り、上五島空港へ至る道をたどる。
やがて狭い海峡に架かる橋を渡って、頭ヶ島に上陸。
この島は無人だったところを長崎からのキリシタンたちが入植し、
集落を開拓したといわれている。
頭ヶ島天主堂
これまでとはまた違う雰囲気の石造りの天主堂です。
1919年(大正8)の完成から現在まで、その姿は原形をとどめており、
貴重な建造物として、国の重要文化財に指定されています。
内部の様子
折り上げ天井の持ち送りのところには白い花(椿?)が彫刻されていました。
天主堂から少し下った砂浜にはキリシタンの墓地がありました。
日本でよく見る長方形の墓石の上に十字架が載るという、独特な様式。
このような墓石は福江島でも見られましたが、ここのほうが素朴な感じがします。
頭ヶ島を後にして、佐世保行きの船までまだ時間があったので、
上五島空港に寄ってみたりして時間を潰す。
うあ、1日3便ですか・・・(汗)
やがて昼ごろになったので、有川の港まで戻って五島うどんの店に入る。
・・・って、またうどんですか(汗)
ここの店は『地獄だき』(多分こっちのほうで云う釜揚げうどん)が名物だと聞いたので、
注文してみると、まだ時間が早いのでできないとのこと。
こういうアバウトさも離島ならではなのでしょうか(笑)
で、仕方なく鍋焼きうどん定食を注文。
これがまたウマ――(゜∀゜)――!!
あごだしベースと思われる汁は、香ばしくてウマ――(゜∀゜)――!!なのはもちろん
人参、椎茸、油揚げ、エノキダケ、卵などなど、非常に具が多彩でした。
その店でお土産用のうどんの乾麺を買ったりして、有川の港へ向かいました。
有川から佐世保へ渡る船は、九州商船と美咲海送が運営しています。
ともに船便はは1日2便。
今回は金銭上の都合から美咲海送を利用することにしました。
今回の旅を通じて感じたことですが(あくまで主観ですが)、
離島の生活を支えているフェリーでは、物資の運搬に忙しく、
あまり自家用車は歓迎されない傾向があるような気がします。
さらにバイクは固定するのが難しいので、より歓迎されない気がします(笑)
もちろん、それは仕方の無いことですし、ちゃんと仕事をしてくれるので、
構わないことなのですが、なんだか気兼ねしてしまいます(汗)
そのなかでも、美咲海送さんは従業員の方は親切で、
とても好印象を持ちました。
こっちを選んで正解でしたね。
佐世保に到着したのが、夕方の4時ごろ。
今夜の宿はどうしようかと、佐世保駅でいろいろ調べたのですが、
思い切って、佐賀の武雄温泉まで行ってみることにしました。
駅前から電話でユースホステルの空き状況を聞いてみると、
まだ間に合うとのことなので、急いで向かいました。
1時間ほどで武雄温泉ユースホステルに到着。
はじめ建物を見たとき、『えぇ〜』って感じの歴史を感じさせる外観でしたが(笑)、
予約してしまったので、観念して中に入りました。
外観に反して、中の設備は比較的新しい感じで衛生的でした。
今回の部屋は自分のほかに2人との相部屋。
すでに2人とも到着済みでした。
1人はウチよりも年下っぽい(20歳くらい?)の青年。
親父さんの勧めで青春18切符を使って、
千葉から実家の鹿児島までの旅行中とのこと。
なんて素晴らしい親父さんだ(笑)
もう一人も18切符の旅行者。
九州一周旅行の途中とのこと。
列車の旅もいいですねぇ・・・
夕食を頼んでなかったので、武雄の街へ食べに行くことにしました。
幹線道路沿いにカレー屋を見つけ、そこでとりあえず食べておくことに。
その後、ふらふらと温泉街のほうへ行ってみました。
有名な武雄温泉本館の楼門を眺めてみたり。ライトアップされててきれいでした。
7時ごろ部屋に戻って、溜まっていた洗濯物を館内のコインランドリーへ。
ユースはこういう施設があるから助かります。
武雄温泉のユースだから当然温泉です。
といっても、普通の家庭で使ってるような湯船なのですが(笑)
こういう素朴なところもいいですね。
お湯の温度はちょっと熱めで、しっかり温もることができました。
風呂上りに談話室でビールを1缶。
一昔前はユースでアルコールなんてご法度だったらしいのですが、
そんな堅苦しいことはいってられない時代なんでしょうね。
今夜は小学校のバスケットのチームが遠征合宿に
来ているとのことで、しばらくの間は騒がしかったのですが、
夜が更けるとともに静かになりました。
というわけで、今日はここまでです。
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