正月上京記〜初詣ハシゴツアー〜
〜5日目(1/6)名古屋→関西ウロウロ→松山〜
奈良から奈良線で京都方面へ、稲荷駅で下車します。
ここは、云わずと知れた『伏見稲荷大社』の最寄駅。
駅前の道路を渡ると、お稲荷さんの境内に入ります。
商売繁盛の神様ということで、ここも会社関係の人たちで賑わってました。
本殿から千本鳥居を通って、奥の院まで参拝して駅に戻りました。
一旦、京都に出て大阪→新今宮で下車。ここで、南海線に乗り換えます。
目的地は岸和田の蛸地蔵。
理由は・・・いろいろあるんですが(笑)・・・まぁとにかく行ってみました。
南海蛸地蔵駅は急行の止まらない小さな駅でした。
駅からのびている商店街を抜けた、住宅地の一角にそれはありました。
蛸地蔵天性寺というみたいですね。
境内の碑文を抜粋しますと・・・
『遠く建武の昔、岸和田の海辺に蛸に乗った地蔵様が現れた。
しかし、乱世ということもあってあまり相手にされず、250年あまりが過ぎた。
天正12年、紀州(和歌山県)雑賀(さいか)衆が岸和田に攻め込み、
城が落ちるのも時間の問題かと思われたとき、無数の蛸を引き連れた法師が現れ、
雑賀衆を打ち破り、退散させてしまった。
このことをきっかけに、この地蔵は地元の信仰を集め、現在に至っている』
・・・ということだそうです。
どうやら凄いお地蔵さんのようですね(笑)
境内には人影はなく、少し寂しい感じでした。
電車待ちがかなりあったので、駅前をぶらぶらしてみました。
南海蛸地蔵駅・・・小さいながらもレトロな雰囲気を持った駅舎でした。
右)ステンドグラスには雑賀衆と無数の蛸が戦っている様子が描かれていました。
・・・が、上手く写せませんでした(泣)
蛸地蔵から各駅停車に乗って浜寺公園駅で下車します。
・・・なんだか上手く写っていない(汗)
この浜寺公園駅は1907年に辰野金吾の設計で建てられた洋風木造建築物です。
私鉄としては最古の歴史ある駅舎とのことです。
南海線は今回がはじめての乗車でしたが、沿線にはこじんまりとした風情ある駅舎が残っているようです。
駅から浜寺公園の方へ歩いていくと、右手に路面電車の小さな停留所がありました。
阪堺電鉄浜寺駅前にて
大阪にも路面電車は残っているようです。
早速、終点の恵美須町まで乗ってみることにしました。
料金は路線の中間にある『我孫子』までなら200円、それを越えると290円ということになっていました。
浜寺駅前を出発すると、いきなり高架に乗って南海線をまたぎます。
路面電車が高架を走ってるのをはじめて見ました(笑)
その後、車道の真中や、家々の狭い間をかなり速いスピードで駆け抜けていきます。
広島とは一味違った路面電車ですね。
やがて、恵美須町に到着です。
通天閣・・・着いた頃にはすっかり夜になってました。
振りかえると・・・
関西を代表する電気街・日本橋です。
しばらく行かないうちにいろいろ変わってました。
その後は適当にウロウロして時間をつぶし、22時ごろ京都駅に到着。
次の夜行快速『ムーンライト松山』を待ったのでした。
本日の行程
名古屋06:23→亀山07:34
亀山08:03→加茂09:24
加茂09:25→奈良09:39
奈良→稲荷
稲荷→京都→大阪→新今宮
新今宮→蛸地蔵(南海)
蛸地蔵→浜寺公園(南海)
浜寺駅前→恵美須町(阪堺)
新今宮→奈良→京都
京都23:27→松山07:45(ムーンライト松山)
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