「普通の人々」




「普通の人々」なる映画がありますが



まったく関係ありません



ましてや



ティモシー・ハットンを語るわけではありません



最近、人に感想や状態を尋ねるときに



このような返事が多いです



「普通です」



例えば



「あそこのレストランおいしかった?」



「普通です」



「あの映画面白かった?」



「普通です」



ヤフーBBどう?

























「不通です」









つまらんっ








個性がない



ちなみに辞書で「普通」を調べてみると



ふつう【普通】



1 世間にざらにあり、なんら変わった所が見られないことを表わす。



2 平均水準として、その傾きが見られることを表わす。



3 一般にそう考えられていることを表わす。



4 同類の多くがそうであるのと同じ程度。



まあ確かにそう言われると



なんらおかしくない表現なのだが



俺としては



このような突っ込みが欲しいわけで



「あそこのレストランおいしかった?」



「素材を活かした調理法で、まったりとして、しつこくなく


それでいて芳醇なかほりを醸し出す絶妙なあじわいです


濃い目のXOソースと刺身醤油がベストマッチング!


50時間煮込んだだけあって


口に入れるととろけるような食感


お奨めです


一番美味しかったのは


付け合せの
キュウリの一夜漬けでした」






























さっぱりわからん



でもこういう表現は




















大好きです



そして



「あの映画どうだった?」



「しつこいくらいにワイヤーアクションを多用した


恋愛アクション超大作で


トトロがいい味を出してました


ラーメンを啜りながら


空を飛びつつマージャンをする場面は


見ものです


モビルスーツの出番は少なかったのですが


その代わりに
ゾンビの大群が


かっこよかったです」



























どんな映画や

































誰か作って



なんといっても



「普通です」



ではオリジナティが感じられない



かといって、ひねくりまわしては



わけがわからん



なにごとにも適度な表現が大事だね



で、俺は個性的な人かっていうと



















「普通です」


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