「男の料理」
妻の祖父がなくなり急遽、舅殿の実家である
福井まで行くこととなった
本来なら俺も同行すべきとこなのだが
仕事が忙しく
どうしても大分を離れられなかった
こうしてて五日間ほど留守を任された
自炊、洗濯、掃除などなど
妻任せのだらけた俺には
憂鬱な状況だ
とりあえず飯を食わねば始まらん
今日の晩飯はどうするか
そういえば冷蔵庫に解凍した牛肉があるから
それを使ってくれって言ってたな
よし肉野菜炒めだ
まずはキャベツを切って
めんどくせえ手で千切れ
もやしもあるな
よし炒めよう
熱したフライパンに油をそそいで
野菜をぶち込む
野菜洗ったか?
いや全然
もやし、変色してなかったか?
そうだっけ!?
とりあえず塩コショウだな
ぱっぱっぱっと
多くねえか?
平気平気
ここで肉の投入だ
下味つけたか?
なにそれ?
そうれ豪快に炒めるぞ
なんか具材が減ってねえか?
気のせいだろ?
野菜こぼれてるぞ
そりゃ20センチのフライパンならしょうがねえだろ
ちいせえじゃねえか
気にしない気にしない
どれ味付けでもすっか
まずはニンニク醤油に焼肉のたれ
おっ豆板醤があるじゃん
ケチャップでも入れてみるか
忘れちゃいけないオタフクソース
こうして出来た肉野菜炒め
早速食べてみた
不思議な味だ
うまいんだかまずいんだかわからん
そうか
マヨネーズ忘れてた
よいこののみんなは真似しないでね
注意:本文中にやや誇張された
表現がありますが
ほぼ真実です