Asystole(心静止)のアルゴリズム

      Primary ABCD Survey
            BLS+モニター心電図をつける
             →モニター上心静止 本当か? 
              心幅の低いVFが隠れていないか?
           誘導を変えたり、感度を上げたり、電極の確認を!
           蘇生努力拒否や尊厳死の宣誓書などの蘇生行為を拒否する証明書はないか?
                ↓
      Secondary ABCD Survey
           Aできる限り早く気管挿管
           B挿管の確認後、換気
           C静脈路確保後薬剤投与
           D可逆的な原因の検索と治療
                ↓
      経皮的ペーシング:もし考慮したらただちに行う
      PEAと同様に可逆的な原因10項目かどうか検索する
       病歴・身体所見・心電図・検査結果より検索!
        ・循環血液量低下     ・薬物過量投与  
        ・低酸素血症        ・心タンポナーデ
        ・アシドーシス        ・緊張性気胸
        ・高/低カリウム血症    ・急性心筋梗塞
        ・低体温           ・肺塞栓 
       → CPRを継続すると同時に原因疾患の治療を行う
                ↓
   使う薬は? 
      エピネフリン(ボスミン)1mg(1A)ivを3-5分おき
      徐脈の場合:アトロピン(硫酸アトロピン) 1mg(2A)ivを3-5分おき最大0.04mg/kg

          心静止持続 蘇生行為の継続?中止?
   目撃されたCPAの場合は心静止を確認して30分  目撃されてないCPAの場合は15分

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