あなたの骨は丈夫ですか?

骨粗鬆症とは?
 骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。年をとると骨量が徐々に下がりますが、若い人の70%以下になるとちょっとしたことで骨折しやすくなります。腰の骨や足の付け根の骨での骨折が多く、高齢者の寝たきりの原因の10%にもなると言われています。寝たきりにならなくても、背中が曲がり、肺や心臓が圧迫されて息苦しくなることもあります。

なぜ骨がもろくなるのでしょうか?
 ・血液中のカルシウムの不足(カルシウムの摂取不足等)
 ・骨の新陳代謝のバランスが崩れる
 ・女性ホルモンなどの変化     などの理由があります。

骨を丈夫にするためには、まずカルシウムを十分に摂ることです。1日800mg以上が望ましいと言われますが、牛乳(200mlに200mg含まれる)、乳製品、大豆、大豆製品、小魚、海草、緑黄色野菜などをバランスよく摂りましょう。又、カルシウムの吸収率を高めるビタミンD(レバー・卵・サケやイワシなど魚類に多い)も忘れずに摂りましょう。又、継続的に運動することで骨に刺激を与え、骨を丈夫にしますので、30分程度の散歩や体操等の軽い運動でも効果あります。

骨折しないためにはやはり転倒しないこと!
転倒予防のためには…
 家の中において:
  つまづきやすいもの(電気コード類、段差など)を減らしたり、階段・浴室に手すりをつけましょう。
 外において:
  動きやすい服装(長いスカート、裾のからまる服等はなるべく避ける)で、安定した歩きやすい靴(かかとの高い靴、滑りやすい靴、下駄等はなるべく避ける)を履きましょう。


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