あなたの食事塩辛くないですか?

塩分をとりすぎは高血圧の原因となり、高血圧は動脈硬化につながり、最終的には脳卒中・心筋梗塞を引き起こします。又、塩辛い食品の取り過ぎは胃がんの発生にも関係すると言われています。

なぜ塩で血圧が上がるのでしょうか?
 人間の体の中の体液は塩分(ナトリウム)のパーセンテージが決まっており、それを超える塩分をとると濃度を薄めようとするため体液(血液)が増えますが、心臓や血管には一定の容量があるため血液が増えると血圧が上がるのです。又、ナトリウムは血管を収縮させる働きがあります。

現在一人当たりの一日の食塩摂取量は平均12.3gですが、10g以下が目安です。血圧を下げるためには7g以下を目標にします。
  
食塩1gはどのくらいでしょうか?
 指でひとつまみ  約0.3g
 しょうゆ小さじ     1杯
 甘味噌大さじ     1杯
 ケチャップ大さじ    2杯

おもな食品の食塩量としては
 食パン1枚       0.8g
 塩さけ1切れ     4.9g
 アジ干物中1枚    2.4g
 たらこ1/2腹     2.6g
 ラーメン1杯(汁含む) 7.7g
 チャーハン1人前   5g

減塩の方法としは、徐々に薄味に慣らしたり、塩のかわりに酢やレモン・カボスなど果実の酸味を利用するという手もあります。減塩食(食塩5.6g)で血圧5.9mmHg降圧という報告もあります。
 さあ、今日から減塩食を!

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