禁煙のすすめ
タバコが原因の病気は肺癌だけではありません。肺癌以外の癌はもちろんのこと、心筋梗塞・狭心症といった心臓病、喘息・肺気腫・慢性気管支炎の呼吸器疾患、胃・十二指腸潰瘍の原因になるばかりか、妊婦にとっては、早産・流産・胎児の出生体重低下の原因にもなります。
タバコの有害成分
タバコの煙には4000種類以上の化学物質が含まれ、そのうち200種類以上は有害物質です。3大有害物質はニコチン・タール・一酸化炭素です。
受動喫煙とは?
タバコ1本あたりの有害成分の量は副流煙(タバコの先から出る煙)の方が主流煙(フィルターを通して吸う煙)より多く、副流煙は強いアルカリ性で主流煙より粘膜刺激性が強いため、受動喫煙による死亡率・発病率増加が問題視されています。
もし、タバコを吸わないあなたのまわりでタバコを吸う人がいると、あなたの・・・
心筋梗塞死亡率 1.3倍
脳梗塞・クモ膜下出血死亡率 1.82倍
肺癌死亡率 1.2倍
副鼻腔癌死亡率 2〜3倍
子宮頸癌発病率 3.4倍 増加します。
禁煙すると自覚症状が改善し体調が確実に良くなります。
例えば ・痰、せきが止まった
・呼吸が楽になった
・目覚めがさわやかになった
・食べ物の味がよくなった
・肩こりがなくなった
又、禁煙すると各種疾患の死亡率が低下します。
例えば肺癌については、毎日喫煙する人はしない人の4倍以上の死亡率ですが、禁煙5年後には1.16倍まで下がります。もちろん喫煙年数が短ければ短いほど良いので、出来るだけ早く禁煙した方が良いのです。
喫煙は伝染病!
父親がタバコを吸うと、その子供の喫煙率は父親がタバコを吸わない子供に比べ1.5〜1.8倍高く、中学校、実業高校での教師の喫煙率が高いほど、男女生徒の喫煙経験者率、現在喫煙者率が高いと言われています。
さあ、今日から禁煙にチャレンジしてみませんか?