あなたの血は甘いですか?

糖尿病とは?
膵臓から分泌されるインスリン(血液中の糖分を下げる)の作用が低下する病気です。分泌する細胞の破壊により絶対的インスリン不足である1型糖尿病と、インスリン分泌低下とインスリン抵抗性により相対的インスリン不足である2型糖尿病に分類されます。糖尿病の症状としては、多尿・多飲・口渇・体重減少があります。高い血糖値(血液中の糖)が続くと、網膜症・腎症・神経障害等の合併症を引き起こします。

糖尿病は以下@〜Bが2度の検査で確認されれば診断されます。
 @随時血糖値200以上
 A早朝空腹時血糖126以上
 Bブドウ糖負荷試験で2時間値200以上
又、血糖コントロールの指標として、過去1〜2ヶ月の血糖値の平均値を示す指標HbA1cが用いられます。5.8未満が優、5.8〜6.4が良、6.5〜7.9が可、8.0以上が不可です。 

糖尿病と診断されると(または境界型)、まず、生活習慣の見直しが重要です。食事に関しては、腹七分目にし、食品の種類は1日30種類以上摂り、脂肪は控えめで、朝食、昼食、夕食を規則正しく摂りましょう。運動を日常生活に取り込むことも必要であり、インスリンの感受性改善、心肺機能・筋肉・骨関節系の維持・増強、いらいら・肩こりがよくなるなど気分転換・ストレス解消にもつながりますので、いつでも・どこでも・一人でも出来るウォーキングが最適です。生活習慣の改善後血糖値が下がりきらない場合は、内服治療や場合によってはインスリン注射治療が必要となります。

Drカトー診療所へ戻る