☆ディスクローター
ブレーキング製の特殊形状の320mm大径ディスクローター、一見したところかなり独特の形状をしている。
一応メーカーの売り文句だとブレーキング中でもディスク温度を安定させ反りや歪みの発生を押さえる
常に変化するパット接触面に対してもクリーニング効果を維持する、ってなことらしい(笑)
その辺のことはレースでも走ってみないと何とも言えない部分はあるが、他社のものと比較した時の軽量さは
バネ下重量の軽減って意味でも効果は大だと思う。
☆キャリパー
ドカ998に純正採用された65mmピッチの4POTキャリパー、このキャリパーの特徴は通常の2ピストン1パッドとは
異なり、1ピストンで1パッド、つまりパッドを4枚使用している。さらにピストン径も従来のキャスティングやレーシング
よりも大径で制動力に関しては絶大。
パッドをスプリングで押さえつけていることからタッチに関しては疑問だったが、装着してみると前装着していた
キャスティングキャリパーよりもかえっていいくらい、制動力に関しては断然こちらが上。
ただパッドの当たり面の関係上、ディスクの選択肢がかなり限られるのでその分コストはかかってしまう。
また効きが非常に強力なのでラジアルポンプ式のマスターと一緒に使った方がコントロール性の面で無難かも
☆キャリパーサポート
65mmピッチという変則的なピッチのキャリパーで、なおかつTZフォークを使用したため当然のごとくワンオフ
7075材を使って強度的にも十分、ついでにバフってるんでとってもキレイです。
☆マスターシリンダー
ブレンボラジアルの16×16φの削り出し仕様、通常流通しているのは16×18φの鋳造品とは違うもの
ブレンボラジアルは付けたいパーツだったが、鋳物チックなボディがイマイチ好みでは無かったので迷っていた
ところ、たまたま削り仕様のものが手に入ったので迷うことなくGET!
通常モノよりも若干ストロークが小さい分タッチが柔らかい、APのラジアルはピストン径自体が非常に小さかった
ので更に柔らかかった。最初付け替えた時は、その辺の理由とレバーの位置がAPに比べ遠い為非常に戸惑った
が、慣れてしまった今となっては抜群に使いやすい。
カチッとしたタッチだが、非常にコントロールし易く、さすがブレンボと言った印象を受けた。
☆ミラーホルダー
以前はアントライオンの一体型を使っていたが、何となく今回は別体式にしたかったのでこれ、特にこだわりはない
☆ブレーキスイッチ
本当は機械式のスイッチを持っているのだが、面倒くさくてまだ交換していない(笑)、というわけで以前使用して
いたクラフトマンのものを引き続き使用、他社の油圧式スイッチに比べ壊れにくく非常にオススメ!
☆ブレーキパッド
セミメタルシンダードパッドとレーシングシンダードメタルパッドの2種類があったので、ストリートユース向けの
前者を選択。まだパッドの選択肢が狭いが、そのウチ有名ところから発売されるのを期待してる
Details Impression
★最初ドラムからディスクに交換したときの感想は「なんじゃ!こりゃー!」でした(笑)。今までドラムで必死にレバーを握って
いたのはなんやったんやろ?って感じるくらいによく効きます。おまけにコントロール性、ウエット状態での効きもすばらしく
一気にディスク派へと転がりました。
現在は上のような仕様で走ってます。はっきり言って性能面ではほとんど不満ありません。ラジアルポンプのマスター入れた
ことで若干不満のあったタッチ、コントロール性も一気に解消、やっぱラジポン良すぎですわ。 (2002.7.21現在)
★以前からディスクを含めて色んな面でブレーキ周りの変更を考えていたので、どうせならと一気に変更
キャリパー、ディスク、マスターと制動面、コントロール面でも柱になるパーツを全て変更した。
とりあえず一気に交換してしまったので書くパーツ個々での変化は分からない、というわけでトータル面での変化について
まず制動力、これに関しては以前よりもかなりパワーアップした、その要因として最も大きいのが新キャリパーの恩恵
以前より好評だと言う事は聞いていたが、付けてみて改めて、こりゃいいと実感した
山などに行ってコーナーを攻める時、以前のタイミングでブレーキングをかけると、以前よりも前のポイントで減速しきってしまう
タイヤやリムなど交換していないことから、ブレーキパーツの恩恵だと考えられる、もちろんペータルディスクの効果もあるはず
次にコントロール性とタッチ、これに関しては実は装着前にかなり不安に思っていた点
新型のキャリパーは1ピストン1パッドの採用で制動力自体はある程度期待できたのだが、裏からスプリングでパッドを固定して
いるため、パッドの動きに干渉してタッチやコントロール性が悪いんじゃないだろうか?そう考えていた。
それで実際装着してみた感想、まずパッドの当たり面がまだ出ていないとき、正直言って恐かった(笑)
ブレーキを握るとカツンと効いてしまう、たぶんマスターが変更されてブレーキングに慣れていないのもあったのだろうが
こりゃ扱いにくい・・・微妙な調整ができない・・・ラジポンの意味は?(笑)
ただ制動力に関してはスゴイ!って言うかコントロールできてないぶん恐いくらい(汗)
ただ走りこんで行くうちに次第に新しいブレーキにもなれ当たりも出てくる、次第にマスターを握った時にグニャっとした
ラジアルポンプ特有のタッチが出てくる、コントロールもし易くなってきた
それでは最終結果、今の時点でコントロール性、制動力、タッチ全く問題ナシ!というか以前と比べても格段にパワーアップ
した印象、心配していたタッチ、コントロール性も走りこんで行くウチに素晴らしいものに変わっていったし
マスターとキャリパーの相性もいいようだ、というわけで今回の変更は成功でした、良かった良かった。 (2003.2.8現在)
Total Impression
Front Brake | 使用パーツ | 価格 |
ディスクローター | BRAKING製 ペータルディスク | 50000 |
キャリパー | brembo製 ducati998純正+アルマイト | 不明 |
キャリパーサポート | アルミ削り出しワンオフ |
不明 |
マスターシリンダー | brembo製ラジアルポンプ 削り出し | 不明 |
マスターカップ | brembo製 | 1500 |
マスターキャップ | アントライオン製 チタンブルー | 4800 |
ミラーホルダー | RCエンジニアリング製 | 2200 |
ブレーキスイッチ | クラフトマン製 | 8200 |
ブレーキホース | アールズ製 ステンメッシュホース | 8500 |
ハブ | 旧SR純正 | 不明 |
パッド | セミメタルシンダードパット | 不明 |