<impre> 使用車種:HONDA FTR223
◆概要&特徴
管理人がFTRノーマルのK180から履き替えた最初のロードタイヤ、ノーマルのK180は元々ダートトラック用として開発されたタイヤなので、ストリート走行などがメインの舗装路ではポテンシャルには不満を持っていたことからロードへの換装を考えていた。求めるものはストリートでの扱いやすさ、程よいグリップ、耐久性、軽快感etc、簡単に言えば『FTRの特徴を生かしつつ気分よく走れるタイヤ』ということである。使用環境は街乗り中心を設定、耐久性・グリップの両面のバランスを希望。当初の管理人FTRの仕様は、FCR33φ、ワンオフホワイトブロスレーシング、電装チューン(イグニッション、プラグコード)変更程度のライトチューンであった。ブレーキ関係はマスターをNISSINの1/2φ、ホースはアールズステンメッシュ、その他パッド変更程度。サイズはF:100−80/18、R:120−80/18を選択、フロントは2サイズダウン、リアは1サイズアップの選択をした。扁平率はなんとなくの選択なので特にこだわりはない(笑)

その他にもFTRに関してはBT−45やマカダムなどの選択肢もあったが、SRで装着したことがなかったと言う理由でこのタイヤを選択、ある意味軽い冒険ではあった。あとパターンがTT900GPに似ており、レーシさ加減も選んだ理由の一つ。特に売りがあると言うワケではないが、バランスの取れた印象があった。
 
◆感想
まず交換してすぐに感じたことが車体のスリムさ、コンパクトさである。見た目から入るのもどうかと思うのだが、一番最初に目につくのはやはり見た目である。K180のころに比べ格段に車体の印象がスリム&コンパクトになった感じがする。フロントは2サイズダウンしている為にかなり細くは見え、リアも1サイズアップしているにも関わらずK180の120サイズより視覚的に細く見えるから不思議だ。一応カタログ上ではGT−501の方が幅寸法で3mm太いはずである。この状態でツレに見せた時17インチ化したように見えると言う感想を口にするほど見た目の印象は変わった。

それでは肝心の走行性能のインプレ、まず走り出して感じたのは振動の軽減、元のK180はお世辞にも乗り心地のいいタイヤとは言えなかったが、今回のタイヤ変更で驚くほど振動が軽減された。やはりタイヤのフリクションがかなり大きかったのだろうとの印象をもった。ただ以前SRに装着していたBT−45と比較すると幾分固いような感触だ、タイヤ形状の関係なのかコンパウンドの影響なのかははっきりしないが、乗り心地と言う点ではBT−45の方に分があるような印象。直進安定性に関しても同じようなことが当てはまる、まぁK180から比較すると格段に良くはなっているが・・・。

その後峠にてワインディングテストを行ない、ここでこのタイヤとBT−45の明らかな乗り味の差を感じた。GT−501でまず驚いたのはそのハンドリングの軽さ、はっきり言って異常はほど軽い!フロントを細めの100サイズを履いた恩恵もあるのだろう、それにしても驚くほどの軽快感だった。この乗り味に関しては賛否両論あるだろう、個人的に前のK180がフロントにもリア用の太いタイヤを履いたノッペリハンドリングだったことから、その激変ぶりに少々戸惑ったことも事実。ただこれが慣れると結構病みつきである(ニヤリ)、BT−45などはある程度グリップ感を感じながら『グニャ・・・グニャ・・・』と曲がるのに対し、GT−501は『パタッ!パタッ!』と簡単にフルバンクまで倒れてしまう。良く言えば軽快、悪く言えばグリップ感がないと言う感じだろうか!?だからと言ってスリップしそうかと言うと・・・全くそんな印象はない、少なくともFTR程度のパワーでは必要にして十分だろう。ただパワーアップしたSR等になるとちょっと不満が出てくるのかもしれない。

次にウェットでの感想、コレに関しては言うことはまだ十分乗っていないことから明言はできないのだが、かなりのポテンシャルは持っているようだ。若干路面が濡れた状態でもしっかりブレーキも効く、タイヤの滑り出しも感じない。溝の形状から考えてもかなりウェットグリップはよいのではないだろうか。
 
◆まとめ
SR乗りやFTR乗りがおそらくもっとも気になるであろう両タイヤの比較、客観的に好みなどを入れなければ管理人はトータルでBT−45に分があると判断する。特に乗り心地、クッションと言う点で言えばかなり差はあるように感じた。SRとFTRと言う土壌の違う車両での比較と言うことで単純に『これ!』とは言い切れないのだが、確実さを欲するのであればBT−45だろうか。ただ個人的に峠を軽い車体を生かしてクルクルを旋回するのが好きな管理人としては、このタイヤは相当あり!である。同じような感覚を求める方には非常にオススメできると思う。ただあくまで言えるのは車体に対しふと過ぎないタイヤの選択、特にフロントは要注意!これがもし110サイズだったとしたら(ラインナップにはないが)また違ったインプレになっていたかもしれない。最後にこのタイヤの最大(?)利点を挙げるとするなら・・・・・このタイヤ、驚くほど減らないらしい(笑)
 
◆評価
ドライグリップ性能 ★★★☆☆
ウェットグリップ性能: ★★★☆☆
耐久性: ★★★★★
コスト: ★★★★☆
乗り心地: ★★★☆☆
GT501F (FRONT)
タイヤサイズ タイプ 適応リム幅(inch) タイヤ寸法(mm)
標準 許容 外径
100/90-16 54H
TL 2.50 1.85〜2.75 105 587
100/80-17 52H
TL 2.50 1.85〜2.75 100 597
110/80-17 57H
TL 2.50 2.15〜3.00 109 610
110/70-17 54H
TL 3.00 2.75〜3.50 107 586
120/70-17 58H
TL 3.50 3.00〜3.50 121 597
90/90-18 51H
TL 2.15 1.85〜2.50 92 621
100/90-18 56H
TL 2.50 1.85〜2.75 103 641
100/80-18 53H
TL 2.50 1.85〜2.75 101 621
GT501 (REAR)
タイヤサイズ タイプ 適応リム幅(inch) タイヤ寸法(mm)
標準 許容 外径
130/90-16 67H
TL 3.00 2.50〜3.50 138 644
120/80-17 61H
TL 2.75 2.15〜3.00 126 623
130/70-17 62H
TL 3.50 3.00〜4.00 130 617
140/70-17 66H
TL 4.00 3.50〜4.50 142 627
150/70-17 69H
TL 4.00 3.50〜4.50 150 641
110/90-18 61H
TL 2.50 2.15〜3.00 114 654
110/80-18 58H
TL 2.50 2.15〜3.00 112 632
120/80-18 62H
TL 2.75 2.15〜3.00 123 654
130/70-18 63H
TL 3.50 3.00〜4.00 131 640
140/70-18 67H
TL 4.00 3.50〜4.50 143 658
150/70-18 70H
TL 4.00 3.50〜4.50 149 670
 About-Tire impression
Maker DUNLOP
a description GT-501 (TOURING TYPE)
classification Bias
fit to SR
fit to FTR