のぞみの会-講演会・勉強会
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講演会 2004.11.14 尾道 & 広島
「がんと一緒にゆっくりと」

絵門 ゆう子 氏(産業カウンセラー、元NHKアナウンサー)

11月14日尾道市で笑顔のすてきな絵門ゆう子さんの講演会がありました。

「2年前には草の粉療法などの多数の民間療法にはまり全身に転移を起し、最終的に聖路加病院の中村清吾先生に助けられた。みんなに今では「前よりも元気だ」と言ってもらえる事が多い。自分の失敗を反省してそのことを皆に伝える役目があると思っている。元気になれた原因は余命をはっきり言われなかったことではないかと思う。自分自身の希望を奪う人はいなかった。また中村先生は自分を責めなかった、目を見て「我慢したんだね」「ダメなんてことは無いよ」といわれた。だからのぞみと光を見ていることができた。医療者が人に後悔させることを言ってはいけないと思う。現在朝日新聞東京版にがんと一緒にゆっくり日記を一週間に一回書いている。そのことが自分をここまで生かしてくれている、と思う。全国で朗読会を行っている。最近フルートも始めた。がんというテーマを与えられて、今本当のジャーナリストになったと思える。先にがん患者になった人達が後から来る患者達のためにやっていくことがある。明日も生きよう、あさっても生きようと思って死を迎えることができれば幸いだと思う。」若々しく、元気一杯の姿を拝見して参加者にも元気が伝わりました。
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