のぞみの会-講演会・勉強会
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講演会 2000.01.16 広島
「広島にホスピスを」

広島・ホスピスケアをすすめる会
代表 石口 房子 氏

「ホスピスを求める会」の歩み
 平成10年9月からホスピスを求める請願署名活動をした。年末年始に初詣で署名もした。署名は15万人を超え平成10年12月広島県議会で請願採択され、平成11年2月に広島市議会でも採択された。8月にはホスピスシンポジウムを開いた。現在福山三愛病院に4床のホスピスができ、平成12年2月から国立呉病院にもホスピス病棟(本家好文医長)が開設される。

「ホスピスとは」
 ホスピスは癌末期の特有の痛みを和らげ、残された時間を有意義に過ごせるように暖かいケアを提供する。家族のケアもする。ホスピスの形態として病棟型(ほとんどがこれ)独立型、在宅ホスピスがある。

ホスピス施設の基準
病棟の広さは一人当たり8u以上。個室が50%以上。家族控え室、患者専用台所、面談室、談話室を有する。入退院についての判定委員会を設置。看護婦が患者1.5人に1人の割で勤務。常勤専任の医師がいる。

ホスピスケアの基本的要件
 人が生きることを尊重し死への過程に敬意をはらう。死を早めることも遅らせることもしない。痛みなどの不快な症状を緩和する。精神的、社会的援助を行い、生きていることに意味を見出せるようなケアを行う。患者の療養中から死別した後まで家族を支える。
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