清潔の保持 |
1. 入浴 |
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入浴回数 週に一回程度(寝たきり高齢者)
週に二回の入浴(外用治療中)
石鹸は普通の固形石鹸
ボディーソープは使用しない
殺菌剤入りの石鹸は使用しない
乾燥皮膚の場合は低刺激石鹸 |
2. 部分浴(足浴 手浴) |
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清潔に保つ
血液循環を促進
気分転換
入眠促進 |
3. 洗髪 |
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週1~2回は洗髪が必要
困難なときには市販のドライシャンプー、アルコール洗髪 |
4. 清拭 |
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入浴が不可能な場合 |
5. 陰部洗浄 |
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尿と便により湿潤と汚染を起しやすい
―オムツ皮膚炎、カンジダ症
ぬれティッシュやオムツ拭きは皮膚を刺激するので、注意 |
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乾燥からの防御 |
高齢者の乾燥皮膚の原因 |
1) |
発汗の減少 |
2) |
角層のバリアー機能の低下 |
3) |
水分保持機能の低下 |
4) |
皮脂分泌能の低下 |
症状 |
皮脂欠乏性湿疹、老人性皮膚掻痒症、貨幣状湿疹、慢性湿疹、慢性痒疹を誘発 |
対策 |
加温型加湿器を使用 |
保湿外用剤 |
尿素軟膏、ヘパリン様物質、白色ワセリン、アズノール軟膏、親水軟膏、ザーネ軟膏、パスタロンRソフト、ヒルドイドRソフト |
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圧迫とずれのスキンケア |
1. 圧迫の回避 |
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200mmHgの圧力が2時間で皮膚壊死が発生
2時間ごとの体位交換が有効
エアーマットか高密度ウレタンマット
坐骨部にムートン、車椅子用の高密度ウレタンマット |
2. 摩擦とずれ |
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ギャッジアップ 30度以下に留める
寝具のしわ 便器挿入時に注意 |
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失禁に対する対策 |
1. 尿失禁とその対策 |
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尿刺激によりオムツ皮膚炎、カンジダ症を起しやすい
尿とりパッドとオムツによる対応 |
2. 便失禁とその対策 |
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1日2、3回の陰部洗浄、浣腸により計画的に排便させる
外用療法: 亜鉛華単軟膏 白色ワセリン アズノール軟膏 |
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