館長の郵趣日誌

この日誌への感想は、私宛メールか掲示板に書込願います。

 Sunday, 30 December,2001    続「小判切手の至宝」
 昨日は、あまりにも凄い内容なので、興奮して熱が出そうと書いたが、気を取り直して総体的な感想から書いてみよう。
 設楽コレクションを目指して集めようと言うのは、どだい無理なことで、諦めざるを得ない。そのような考え方をして、収集意欲を失っても意味のないことです。
 自分の小判切手コレクションは、比較の対象にならないが、今後も小判切手コレクションを更に発展させ、発表していこうと思えるようになった。
 解説の中で、○○氏旧蔵の名品といわれることがある。設楽コレクションには、そのような著名な名品が数多く含まれている。
 このことは、二つの重要な意味を持っている。一つは、コレクション全体はともかく、部分的にでもキラリと光る名品を持っていた場合、いつまでも多くの人の印象に残る。
 二つ目は、このように名品切手を他の人に譲る場合は、設楽さんのように、立派なコレクションに育て上げる方に収集してもらいたいものだ。
 これほど立派な作品でなくて良い、コレクションを引き継いだ人は、時々切手展などを通じて、公開する義務があるように思う。自分の所蔵していた切手が、改めて人のコレクションの一部として、コレクター羨望の的になるなら本望ではないでしょうか。 
 これに反して、小判切手で国際展金賞コレクションの主要部分を引き継いだ○州の○○○さんは、切手展に出品したことがなくお蔵入りになりそうで、切手が可哀想だ。

 Saturday, 29 December,2001    小判切手の至宝
 <日本国際切手展2001>記念出版「小判切手の至宝」が、今日郵送されてきた。この本は、設楽光弘氏の作品が、小判切手コレクションとしては、国際切手展史上初の大金賞に輝いたのを記念して、受賞コレクションを丸ごと出版されたものだ。出版物を通じて初めて設楽氏の作品を見ることができる感慨はひとしおである。これまで、大勢の著名収集家のコレクションを持ち寄って出版された「日本切手名鑑・小判」をはるかに凌ぐ内容で、我々凡人収集家からは「全く凄い」の一言だ。この本を見ると熱が出そうだが、今後少しずつ見ては、感想を日誌に書いていきます。

 Wednesday, 26 December,2001    日本切手専門カタログ2002−03
 本年12月10日発売の日本切手専門カタログ略して「日専」を昨日購入し目を通してみたので、下記の通り感想を記しておきます。
 まず、昨年の版からだが、使用例が別冊になったため、とても扱いに困るようになった。専門収集するには、製造面と使用面の両面を集めることになるし、一枚の切手を製造面で調べてみて同時に使用面でも調べてみる必要が出てくる場合が往々にしてあるものだ。このようなとき一枚の切手のために2冊の本を開くことになり、とても不便だ。
 元々現代物の記念切手が多くなり、ページ数が膨大で、携帯には重くて不便を感じていたが、別冊にするなら、例えば戦前とそれ以後又は通常と記念のように分けてもらいたいものだ。
 さて、販売政策上毎年魅力的な記述を増やす必要があると思うが、安易な部分も見受けられる。例えば大型ボタ印のはがきへの使用例の評価が、切手のところとはがきのところに重複して記載されている。
 また、本冊67ページの単線目打と櫛型目打の図の説明が単純ミスで入れ違いとなっている。ザァーと見ただけでこれだけだが、そのつもりで点検すると、まだまだミスがありそうである。
 本年から東京ボタ印の支局使用例が評価されるようになった。ここまで特殊なものを掲載しながら、一方で、例えば新小判20銭の使用例として一枚貼り書状外信重量便の評価がされていない。これなど普通に見られる使用例なので、評価をすべきであろう。
 批判的なことを書きましたが、こういったものを発行するには大変な苦労を伴います。発行に携わった皆様ご苦労様でした。

 Friday, 21 December,2001    名言第2回「切手収集は、狩りだ。」
 「切手収集は、狩りだ。」と言ったのは、天野氏だ。まさに名言だ。これは「切手収集も一流を目指すなら、漫然と収集してはだめだ。狩りをするように常に獲物を狙って、その獲物を確実に得ることができるよう努力すべきである。」と言う意味だと、私は理解している。
 自分は、狩りが苦手で、他の人に獲物を横取りされた記憶しかない。例えば、「切手商ブースで珍品を探し当てて、いざ買おうかなと思った瞬間、後ろから他の人の手が出て先に買われてしまった。」ことなどである。
 やはり切手収集も狩りと同じで、平素から研究して切手の知識を身付けておき、いざというときには俊敏な判断力と行動力を発揮できるようにならないといけない。
 私達のように財力のない一般庶民は、平素から判断力・行動力を研いておきましよう。

 Wednesday, 19 December,2001    名言「同種の切手を何回貼り替えたかで、そのコレクションの価値が決まる。」
 「同種の切手を何回貼り替えたかで、そのコレクションの価値が決まる。」と言ったのは、魚木氏だ。まことに名言だ。
 このホームページ内展示物のペニーブラックは、3回は貼り替えた。その昔、世界最初の切手1枚を、とにかく欲しくて入手したペニーブラックはマージンのほとんどない二級品だった。次に手に入れたのは、コンディションについて知識が身に付きだした頃に貼り替えたもので、フルマージンのまずまずのモノだった。しかし、数年前全国切手展に出品するに当たって、使用済ではこれ以上のコンディションは無いだろうと思う現在のモノに貼り替えた。ペニーブラックのカバーではもっと多く、現在までに5回貼り替えた。カバーでは、切手のコンディションの他に、消印、中継印、到着印、使用時期、宛先、差出地、封筒のコンディションなど、条件がもっと多く複雑となるので、やむを得ないか。
 伝統郵趣部門になると、更に貼り替えが重要となる。自分の小判切手コレクションは、まだまだ貼り替えが必要だ。貼り替えには、財力も必要だけれど、その前に重要なことがある。この重要なこととは、次回の名言で書きましょう。 
 本日、<JAPEX'01>ブルテン2の配本を申し込みした。

 Monday, 17 December,2001    藝州西條の不統一印
 蒐郵会会員の西永さんに長い間お借りしていた安藝國と備後國の消印コレクションを、お返しするため大野町のご自宅を訪問した。その中で画像の消印が話題となった。安藝國を藝州と表現することもあるが、印影上に藝州が使われたのは少ない。また、この印影はどの文献にも記載されていないことなどである。
 昔は消印の収集が高度な収集という感じで、ベテラン郵趣家のほとんどは初期の消印とそのエンタイアを収集していたが、現在は少なくなった。また、以前は消印を中心に編集した郵趣誌が多かったように思うが、現在では「新消印とエンタイア」誌ぐらいか。

 Saturday, 15 December,2001    日誌の最初は、館長の自己紹介から・・・
 大橋武彦、57才です。コレクションの中心的な対象は、このホームページと同じで、テーマチクとしての郵便史と伝統郵趣の小判切手及び廣島の郵便印です。その他郵趣全般にも関心は持っています。
 郵趣団体の関係では、財団法人日本郵趣協会広島鯉城支部支部長と広島蒐郵会会長などを努めさせていただいています。
 長年にわたり単身赴任等のため、十分なお世話ができませんでしたが、本年8月退職しましたので今後は郵趣界のため頑張って恩返ししたいと思っています。
 本日の新聞には、「郵便全面開放へ」という見出しがある。総務省案ということで、全国配達が条件の妥協案となっているが、小泉総理はどう出るのか。ニュージーランドのようにメタメタにしないでもらいたい。切手発行が目的の郵便業者がたくさん出て、儲けた後は倒産させれば良いなどとうそぶく業者が出ます。郵趣家が真っ先に犠牲となることが予想されます。郵趣家は声を出して「郵便全面開放反対」を表明しましょう。


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