KAWASAKI−750RS 1973
大成功した重量級4気筒のホンダCB750に対抗すべくカワサキは、北米市場をターゲットにDOHC900ccのZ1を投入、大ブレイクすることとなる。そのZ1のエンジンを国内向けにボアダウンし、750ccとしたのがこの750RSである。国内初の4気筒DOHCエンジンとティアドロップ型タンクを中心とする美しいフォルムを持つ750RSは、瞬く間にナナハン市場の人気No1バイクとなった。中でも怖いもの知らずの夜でもサングラスをかける兄ちゃん連中(暴走族ともいう。)にとって最高のステータスバイクに位置づけられ大人気であった。
私が大学生の頃、暇つぶしに時折出かけた近所の東映2番館では、「暴走の季節」や「爆発!暴走遊戯」など、よく岩城滉一主演の暴走族映画が上映されていたが、バイク好きの人間にとって事実上の主役は岩城滉一が乗る黒く塗られた750RSであった。暴走族映画には、様々なバイクが黒く塗られて登場したが、その多くは中・小型バイクで、中にはオフロードバイクなどという族車にはありえないものまで登場していた。炎上シーンなどきまって安物バイクばかりで、ちょっと白けたものである。
750RSは、「ゼッツー」の愛称で今日でも抜群の人気を誇り、中でもこの絵の火の玉カラーは貴重品扱いされている。
(PosterColor、Colorpencil 350×250)
