YAMAHA−トレールDT1 1968
1967年秋、第14回東京モーターショーで衝撃的なデビューを飾ったオフロードモデルのパイオニア的存在が、ヤマハトレールDT1である。その優美なデザインと入念な仕上げで、後にオートバイとしては、初の通産省グッドデザイン賞を受賞することとなるが、扱いやすさと走破性の高さでそれまでのオフロードバイクとは、まったく違った次元に位置していた。私が中学生の頃は、このDT1をはじめ125cc版のAT1、360ccのRT1などが、ストリートはもちろん、そこら中の野山を駆け巡っていた。DT1は、1970年にエンジンを中心にマイナーチェンジされ名称がDT250となるが、外観は、ほぼもとのままであった。
そして私が高校生になる1971年には、タンクのデザインを一新してニューDT250となるが、その翌年に自動二輪免許を取った私は、オレンジ色のこのニューDT250が欲しくてしかたなかった。しかし、後々のクルマと同様、予算の都合で第一希望はかなわず中古のヤマハAS1にしぶしぶ乗ることとなる。その後、大学生以降は、クルマが興味の中心となるが、思い出したようにDAX70,トレールボス、XT250、Gpz400などのバイクにも乗ってきた。しかし、DT250への想いは中年まっただなかの現在でも断ち切ることが出来ず、ついに2000年12月、1971年製のDT250を入手することとなるのである。 (WaterColor 250×360)
