NISSAN−フェアレディZ432 1969
フェアレディZは、それまでのオープンタイプのフェアレディ2000の後継車種として1969年に誕生したが、クローズドボディを採用し、性格はスポーツカーというよりもGTカーに近いイメージであった。このZにスカイラインGTRと同じS20型DOHCエンジンを搭載したのがこのZ432である。フェアレディZはご承知のように発売されるやいなや北米市場で大ヒットとなり、L24型エンジンを搭載した240Zも追加された。この240Zに通称「G」ノーズと呼ばれる大型バンパーを装着したものが240ZGであり、超ロングノーズのいかにも絵に描いたようなそのスタイルは、今でも多くのファンに愛されている。しかし、いかに当時北米で大ヒットとなったといっても所詮は「プアマンズポルシェ」と呼ばれたようにエントリースポーツカーであり、所詮ポルシェをはじめとする世界の一流スポーツカーに対抗できる性能ではなかった。今日の国産スポーツカーは、性能面では目をみはるものがあるが、いまひとつブランド価値に欠けるといわれている。そんな中で世界に通用するブランド価値を持っているのがフェアレディZである。やはり歴史がブランドを築き上げる大きな要因であるということがよくわかる。
(Poster Color 250×350)