苗作り
1 ねらい
稲は種まきから稲刈りまで、およそ130日間生きている。この間、発芽期、緑化期、硬化期、成苗田植期、活着期、分○期、穂孕期、出穂期、乳熟期、完熟期を経過する。生育期間中は病害、虫害、風水害等、気象障害を乗り越えなければならない。そのためには、稲体が健全頑強でなくてはならない。稲体の健全頑強は、最初の苗作りの結果が大きく影響する。昔からの言葉に「苗半作」の言葉がある。これは、「苗が悪かったら、米作りは思うようにならず、収量も落ちるよ」との意を表したものである。
2 作業
- @ 育苗箱の消毒(薬は小倉庫)
- A 育苗箱新聞紙入れ
- B 土入れ
- C 潅水
- D 種まき
- E 覆土
- F マルチ敷きと育苗箱配列
- G 支柱立てと太陽シートの被覆
- H シートの密閉
- I 発芽確認
- J シートの除去
- K 潅水育苗
- L 成苗(育苗完了)
3 用具 及び資材
育苗箱 26箱 ポリ容器(消毒液入れ25リットル入)2個
消毒液 イチバン 25cc(1000倍液) 新聞紙 26枚(育苗箱の大きさに切ったもの)
育苗土(宇部培土2号) 60kg 種籾 ヒノヒカリ 1800g、 ミヤタマモチ 1950g
覆土(宇部培土2号) 30kg マルチ 約5mを2枚 シート約7mを2枚
支柱 約36本 容器26個(土や籾を入れるのに使用)
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