■…2003年12月 1日 (月).......用意周到
レクリエーション係が11月のお楽しみ会を実施した。
こんな時になるとはしゃぎまわるお子様たちを予想してか、

「今回、騒ぐ人やおしゃべりする人には、イエローカードを渡します。
 3枚たまったら、レッドカードです。
 レッドカードになったら、退場です。廊下から見てください」

担任より厳しいじゃん。

No(183)


■…2003年12月 2日 (火).......職員室にて
朝、職員朝礼の最中に、ドアが開いて、1年生がやってきた。
本当は入室禁止なのだ、この間は。極秘事項の連絡もあるしね。お子様の素行に関する情報などがあったりするからだ。

しかし、そのお子様は臆することなく入ってきて、担任に向かって、

「先生、○森くんがねー、森っていう字を漢字で書いた・・・・」

おそらく、まだ習っていないんだろうな。習ってない字は他のお子様が読めないから書かないように指導するのだが、名前なら覚えちゃってたりするのだ。
それを、わざわざ報告に来るところがカワイイ・・・・


1時間目が終わって短い休み時間の間に、4年生のAくんが息せき切ってやってきた。

「あの、T先生いますか?」

「えー?まだ授業から戻ってこられてないみたいじゃねー」

「えっ?マジ?」

「マジって、君に嘘ついてもしょうがないでしょ」

A君はとりあえず戸を閉めて、戻ろうとしたところにT先生を発見。

「あっ、いた!!」

かくれんぼじゃないんだから・・・

No(184)


■…2003年12月 3日 (水).......え・・・・・?
今日も教室でお弁当。席替えをしたので、新しい班で食べることにした。
私は欠席しているお子様の席にいって食べた。

しばらくすると、Mくんが箸を落とした。
「あ〜あ」
とみんなが見ている中で、Mくんは箸を拾って、ズボンで拭いた。

「ええっ!?」
「教室の床は汚いよ」
「ん?じゃあ、こうする」

そう言って、さらに袖や服でしっかりこすった。
「こんくらい、大丈夫」

ま、そりゃね。腹が痛くなったとしても自分のことだし・・・?

No(185)


■…2003年12月 5日 (金).......お弁当
お弁当を4日間食べた。私は業者の弁当だが日替わりとはいえ、中身が似たり寄ったりなので、ちょっと飽きた。私は結構給食が好き。

お子様と一緒に食べていると、AさんがBさんに聞いた。
「おいしい?」
「うーん・・・」

「せっかく作ってもらったんだから、ありがたく食べなさいよ」

「でもねー、お父さんとおかずが一緒なんちゃ」
見ると、確かに色合いが渋い。煮物系だなぁ。お子様好みじゃないかもね。

「じゃあさ、お弁当と給食、どっちがいい?」
「給食」
「なんで?」
「だって、家であんまり食べないものとかが食べられるから」
なるほど。

別のお子様は「お弁当」と答えた。その子は女の子だったから、
「高校生になってお弁当になったら、自分で作れば?とか言われちゃうかもよ?」
と言ってみると、そうかな?と答えましたが。

ちなみに私は中学からお弁当でしたが、中2ぐらいの頃から自分で作らされてました。もちろんお子様でしたから、メニューは限定されてましたけど。
そんな人は少数なんでしょうか?

No(186)

えびいち > 私も中学校の部活の時から自分でお弁当作成してました。あの頃は茶色いお弁当だったなあ(笑)今の娘のお弁当は出来るだけ赤・緑・黄色・黒を入れるようにしてます。でも、子供らしくは・・・ないか(笑)   ..2003/12/09(Tue) 17:15 (188)

■…2003年12月 8日 (月).......テストにて
問題 同じクラスの寺田明子さんにたずねたいことがあったので、電話をしました。すると、お母さんが出られました。あなたは、なんと言いますか。いつも使っている言葉で書きましょう。

正答例

「寺田さんのおたくですか。私は○○ですが、明子さんはいらっしゃいます  か。ちょっとききたいことがあるので、かわっていただけませんか」

Y君の答え

「お母さん、ごはん、いつ?」

見たとき、爆笑!問題中の「お母さん」を自分のお母さんだと思ったらしい。

さらに、「音楽」のテストにて

○ 2学期にやって楽しかったことや、今度やって見たいと思うことを書きましょう。

正答例
 
 ・がっそうが楽しかったので、またやりたい。
 ・リコーダーでいろんな曲がふけるようになりたい。

またしてもYくんの答え

 ・図工

なんだかなぁ・・・

No(187)


■…2003年12月 9日 (火).......クラブ
今日はクラブの日。

テニスのクラブに入っているK君は、スポ少でもテニスをやっている。

ラケットは持参。

「ねぇねぇ、そのラケットって、スポ少で使ってるやつ?」
「うん」
「へぇ、かっこいいねえ。へぇー、これがねぇ・・・すごいねぇ、テニスかぁ・・いやぁ、かっこいいわぁ・・・」
「いやー、それほどでも・・・・」
「ラケットがね」

すんません、ありきたりで。

No(189)


■…2003年12月11日 (木).......宴会なのか・・・?
評価の季節である。歌のテストもしなくては・・・しかし、一人で歌うのは辛いでしょう?なので、2学期に習った歌から好きな歌を選んで、同じ曲を選んだ人と一緒に歌ってもらうことにしている。5人ずつぐらいで。
わたしは、ちゃんと声が出ているか、音程が取れているかをチェック。

はじめは、「いろんな木の実」
最初の5人の時は、みんなも静かに聞いた。次のグループも、同じ曲。
すると、何人かが歌にあわせて手拍子を始めた。しかもそれは合いの手。
とても楽しそう。

次は「もみじ」
なんだか知らないうちに、他のお子様がハモリ出した。
教えてないところもCDでいつのまにか覚えている。すごいかも。

最後は「おどろう楽しいポーレチケ」
最初っから3拍子の手拍子が始まる。

結局体を動かすのが好きなんだね。

No(190)


■…2003年12月12日 (金).......
図工で人物画をかいた。
なかなか人間の動きは難しい。特に腕から手、指。
そして色塗り。

見てると、すでに人間のかき方も、色の塗り方もそれぞれに違う。

本当は、背景も描きこんで欲しいけど、そんな時間はないから、単色をぬって終わり。
前回感想画の時に使った「タンポ」がお気に入りで使いたがる。

でも、Yさんは水気を含ませすぎて、淡い感じに仕上がらず、水玉のようになってしまった。しかも、その色は濃いオレンジ。
人間よりもそっちの方が目立っている始末。
思わず、「あーあ、これじゃどっちがメインかわかんないじゃん」
というと、しゅんとしおれていた。

それでも、完成した後の作品票を読むと、
「わたしはタンポをしっぱいしたけど、自分ではよくできたと思っています」
ふーん。

少々変でも、自分がよくできた、と満足できればよし、かな。

No(191)


■…2003年12月16日 (火).......先生だって・・・
今日は5年のM先生が風邪でお休み。
隣の先生が、連絡のために教室に行くと、

「え、先生は?」
「お休みだそうです」

「え?なんでなんで?」
「風邪をひかれたんじゃないんですかね」

「え?なんで風邪ひいたん?」
「そこまでは・・・」

「えー?先生も風邪ひくん?」

・・・ロボットじゃないんだから(^_^;)・・・・
心配してあげる人はいなんかね?

No(192)


■…2003年12月17日 (水).......箱が好き
今日の給食はお楽しみ給食、ということでケーキがついた。
ケーキ自体はまあ、よくある苺クリームの挟まったスポンジケーキ。

今回違ったのは箱。いつもは三角で、いかにもケーキが入っています、というような箱なのだが、今回は四角。
しかも、底に「食べ終わったら、貯金箱にしたり、小物入れにしたりできます」という解説が。

箱を開けると、中は白地に花模様。女の子はそれが気に入ったらしい。
さらに、切れ込みが入っていて、うまく折るとそのまま皿に。

そんな何通りも使える箱のおかげで、いつもは捨てちゃうところを「持って帰っていいか?」の嵐。

とってもうれしそう。そんなもので満足していただけてお安いことだ。

それにしても、ほんとに家で使うお子様は果たして何人いるのかな?

No(193)


■…2003年12月18日 (木).......何なの?
「先生!せんせーい!」
N君が大声で叫んでいる。

「なんですか?」

「うわ、あの、ケツがいたーい!」

何を言ってるんだか。まったく切実感はない。

「そうですか?じゃ、なでなでしてあげようか?痛いの痛いの飛んでけーって・・・」

「いや、いいです。。。先生、エロいよ」

じゃぁ、一体どうしろと・・・?
何のためにそんなこと報告するのかさっぱり分からん。


No(194)


■…2003年12月19日 (金).......きれいだね
今日は初雪。風も強く、雪の華が舞い踊っておりました。
お子様は授業そっちのけで、寒さにも負けず、ベランダに出て眺めおりました。

うわーすげー、と自然の神秘に浸っておりました。

3,4時間目は図工。早く済んだお子様はすることがないので、クリスマスカードを作ることにしました。中央にツリーがポップアップする仕掛けを作り、飾りつけは星型とか○とか自由に作らせましたが、男の子でも夢中で飾り付けておりました。

10歳ぐらいのお子様もきれいなものは好きなんだね。今日はキレイなものが二つもあってよかったよかった。

No(195)


■…2003年12月23日 (火).......おいおい(^_^;)
今日は1日遊びモードでお子様は浮かれまくり。
クイズ大会にお楽しみ会、とさんざん楽しんで帰りの会。

さようならのあいさつをするにあたって、まだ残っている工作や絵の具セットなどを持って帰るよう指示。

Iくんは、作った工作と、お楽しみ会でもらったプレゼントなどを手に持っているのを見た。

ふと気がつくと、男の子がいなくなった教室に黒いランドセルが一つ。
ん?だれの?と名前を見るとIくん。
さっきまでいたのに・・・トイレか?いや、それにしては他の荷物がない。

名前を呼びながら昇降口まで行くと、果たしてそこにIくんを含め3人の男の子がおしゃべりしてた。

「おいおい、Iくん、ランドセルは?」
「あ・・・・」

一緒にいたKくんは、
「重いんじゃけぇ、なかったら気づくやろうがぁ」
と注意していたが、あんたらも一緒にいたんじゃから背中に何もないことに気づいてやれよ・・・

4年生にしてランドセルを忘れるお子様っているもんですねぇ・・・

No(196)


■…2003年12月23日 (火).......サンタさん
学活の時間に、冬休みの過ごし方について話していた。

「早寝早起きをしましょう」

「そうですね。冬休みは大晦日とかあるから、除夜の鐘を聞こうと思ってずっと起きてる人とか、クリスマスにサンタさんが来るのを見てやろうと思って
起きてる人とかいるかもしれませんが、規則正しい過ごし方をしていないと
3学期始まってから困りますよ」

「先生、サンタさんなんかおるん?」

数人のお子様は半分にやけた顔で見ている。両親だ、と思っているお子様たちであろう。しかし、信じているお子様もいるかもしれないし。

「サンタさんはね、いる、と思っている人のところには来るし、いない、と思っている人のところには来んのよ」

「ええ〜?やし(ずるい)じゃあ!」

だってそうじゃん。

No(197)