今日は書初め。 半紙3枚分の用紙に4文字を書くのだ。習っていないお子様にはめったにない体験である。字の大きさも日頃と違うし。 書初め展も3年生は半紙だから、初体験のお子様もいるわけだ。
で、4文字の感覚をつかんでもらおうと、長い紙を4つ折にして、1マスに1文字書くように言った。 それなのに、Yちゃんはせっかく折ってつけた折線を無視。まるでちぐはぐな文字の大きさと間隔・・・何のために折ったんだか・・・ 「あのさあ、せっかく折ってるんだから、この中に一つずつ字を入れるんだよ」
かたやHくん。彼は習っていて、ものすごく上手なくせに、 「うわあ、緊張する」 「うわあ、かすれた」 「ねえねぇ、ここが短くなってもいいん?」 などといちいち聞き、筆が進まない。 「あのさあ、これから大きくなって何かするとき、いちいちそうやって聞きながらやるの?」
ふと見るとNちゃんは一回り小さい用紙を持ってきている。 「先生、これで練習してもいい?」 「・・悪くはないけど、清書の時と字の大きさが変わってくるから難しいと思うよ」 「ま、大丈夫でしょ」 あくまでマイペースだ・・・
Nくんの後ろのMくんの練習を見ていると、Nくんが寄って来て、 「ねぇねぇ、Mくんのこれ、上手じゃろ?」 「そうじゃねぇ」 「じゃろじゃろ?これねぇ、ぼくが教えたんよ」 「ふうん。すごいね、で、Nくんのは?」 「これ」 なんだか、全然違うぞ。言うは易し、行うは難し、か?
No(199)
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