■…2004年 7月 1日 (木).......地球2周半!?
うちの学校の保健の先生は、体に関する掲示物を上手に作ってお子様の興味を引くよう工夫されている。
今月のトピックは「血液」

体の中にある血管の太さを、ビニルチューブなどを使って実物大で示したりしている。
Aくんは腹大動脈の太さを見て、「こんなでっかいもんが体の中にあるなんて!」と驚いていた。

そして、体重20kgのお子様の全血液量は約2リットル、という表示とともに、2リットルのペットボトルの中に、血液に見立てた赤いビニール紐が一杯につめられていた。
さらに、その下に、「人間の血管を全部つなげると、地球2周半にもなります」と説明まであった。

Tくんはおもむろにそのペットボトルを手にとって、ビニール紐を引っ張り出し始めた。
「何するんかね?」
と、あわてて聞く私に、

「ねー、これって地球2周半もあるんかねえ?」

どうやってつめるんだそんな長さ・・・・┐(−。ー;)┌
とても5年生の言動には思えん。

No(279)


■…2004年 7月 6日 (火).......お母さんの言うことだから
三角形の内角の和は180度である、という学習をした。
本当に180度になるか、いろいろな方法で検証するのだが、Hくんは、

「知ってるよ。180度じゃろ?」

「へえ、本当なの?どうしてそう言えるん?」

「だって、お母さんが言ったもん」

「お母さんが言ったからって、本当だと言い切れないでしょ?証明しなきゃ」

「いや、お母さんが言うことだから本当だもん」

そこまで信用されてるお母さん。いいですねえ。

No(280)


■…2004年 7月 7日 (水).......箱根八里
5年生では音楽の学習で、作曲家「滝廉太郎」について学ぶ。作曲家というよりは、彼の作った合唱曲&合唱の形態の学習のためのようだが。

女声合唱の代表として、「花」、男声合唱として「箱根八里」、混声合唱として「荒城の月」を学ぶのだ。

しかし、「荒城の月」や「箱根八里」はさすがに明治時代の歌なので、歌詞が難しい。そこでお子様、適当に言葉を変えて楽しんでしまう。

「箱根八里」から・・・

「万丈(ばんじょう)の山」→「かんちょーの山」

「一夫関(いっぷかん)に当たるや 万夫(ばんぷ)も開くなし」
           ↓
「ちんぷんかんに当たるや、パンツも開くなし」

まったくお子様ってやつは・・・
名曲も形無しである。

No(281)


■…2004年 7月 8日 (木).......家庭科のテスト
5年生になったら家庭科が始まる。技能が中心だが、知識、理解も評価するので、テストを作った。お子様は家庭科のテストがあると驚いていた。

裁縫の学習の基礎・基本の「玉結び・玉どめ」
これで、玉止めのことを「ぐるぐる」と書いてくれたお子様が3,4人いた。
ぐるぐる、ってそんな名前はないだろーに。

<問題>フレンチソースの材料を書きましょう。

塩・(ぽんず)・(  )・こしょう

めちゃくちゃ和風やん。(正解は、酢・サラダ油)

<問題>ガスもれに気づいたらどうしますか.

・先生をよぶ
・消防車をよぶ

その前にすることがあると思うのですが。
(正解は、元栓をしめる、窓を開ける)

No(282)


■…2004年 7月12日 (月).......賢いのは・・・
お子様が何かしているときに、「こうすればいいんじゃない?」とアドバイスをすると、なるほど、と思ったお子様は、

「おお!先生、賢いねぇ!」

と言ってくれる。

「あーら、今頃気付いたの?」

と答えているが、もしかしてお子様は日頃は私のことを対等に思っているのだろうか・・・・?

No(283)