■…2006年 2月 1日 (水).......本日の先生 −ジャージで太る!? −
先日めでたく結婚された○先生。お祝いにとある品物をみんなで贈ったので
使っている証拠写真を持ってこられた。モデルは旦那さん(消防士)。結構スリムでかっこいい。ジャージ姿で写っていた。

私の弟も消防士である。勤続年数の関係で最近は現場に行かず、デスクワークが回ってきているらしい。運動神経が良く、レスキューなどもしていたので筋肉質だったのだが、内勤になってから太ってきているらしい、という話を聞いていた。

そこで私は言った。
「へえ、旦那さん、細いねぇ!じゃけど、内勤になったら太るらしいよ。うちの弟も、実家に帰るたびにぶくぶく太ってから、って母に言われてるらしいし」

すると、一緒に写真を見ていた同じく新婚のO先生はじーっと写真を凝視して後、こう述べた。
「旦那さん、スーパースターじゃないですか。うちの旦那もスーパースター着てるのに、ぶくぶく太ってきてますよ」

???と思っていたら、○先生は爆笑しながら、
「先生、ナイキじゃなくて、内勤。ナイキを着たら太る、と思ったんじゃろう?」

そ・・・そんな勘違いをしていたとは・・・!!!

朝からみんなで職員室で爆笑していたら、教頭に
「もう少し静かにしませんか?」
とやんわりと注意された。笑いは大切なのに・・・ねぇ?

No(414)


■…2006年 2月 3日 (金).......節分
今日は節分。給食に豆がついていた。

4人組で給食を食べていたIくんが、ふと見ると、みんなに背を向けて日の当たるところで外を見ていた。

「どうしたの?ひなたぼっこ?」

首を振るIくん。

「なに?けんかでもした?」

首を振るIくん。すると、一緒に食べていたUくんが、

「南南東の方を向いて豆を食べるんだって」

「へぇ。よく知ってるね。南南東ってそっちだっけ?」

首を振るUくん。Uくんが指差したのは、反対方向。そういえばIくんが向いてるのは南南西だ。

っていうか、知ってるなら教えてやれよUくん。

No(415)


■…2006年 2月 4日 (土).......学習発表会にて
今日はいよいよ学習発表会。ここ数日は小春日和が続いていたのに今日に限って雪ですわよ。寒いし。体育の発表をするお子様方は半袖で演技ですわよ。

ちょっと焦りが見られ、少しの失敗はあったものの他の出し物と比べて異色の存在だったのでインパクトは大でした。よくがんばりました。パチパチ。


・・・で、

発表会も滞りなく終わり、お子様と一緒に片づけをしていると、3歳くらいの女の子が床に転がってわんわん泣いていた。

迷子か?

と思ったら、少し離れたところにお母様が立っておられた。うちのクラスのHちゃんのお母様だ。その泣いている女の子は末の妹らしい。

お母様はじたばた泣き喚くその子を苦笑して見ながら、
「もう、Hちゃんのちっちゃい頃とそっくり」
と言った。

それを聞いたNくんはすかさず、
「成長しましたなぁ」

だって。キミはどうよ?

No(416)


■…2006年 2月 7日 (火).......腹が痛い
5時間目が終わる頃Fくんが腹が痛いと言い出した。

「この辺が痛い」

横腹を押さえるFくん。

「あっ、痛っ。腹痛い!」

とその仕草と言い方がおかしかったのでお子様は笑っていた。

「ヤメテ。笑かすと痛い」

その反応でますます笑かすお子様。

「笑って痛いんじゃったら盲腸?」

いや、それは手術した後か。

「あ、いや笑かしても痛いし、笑かさんでも痛いわ」

それじゃずっと痛いってことじゃないか。

でもその言い方があまりに軽いのでほっときました。気がついたら縄跳びに夢中になってていつの間にか腹痛は治まっていましたとさ。

めでたしめでたし。

No(417)


■…2006年 2月 9日 (木).......どのいとこって・・・・
給食中のとあるグループでの会話。

N:「ねえねえ、いとこ何人おる?」

K:「二人」

N:「え?二人?それだけしかおらんのん?」

U:「ぼく、もっといるよ。○○くんじゃろ、××くんじゃろ、・・・」

K:「え?そのいとこ?」

N:「その、ってほかにどんないとこがあるんよ?」

K:「お父さんとか・・・・」

N:「それって、家族じゃん」

おいおい、4年生だろ、Kくん。

しかし、家族にしたってKくんは、お父さんとお母さんと弟といるから3人だ。

Kくんはいとこ、についてどんな認識をしていたのかナゾである。

No(418)


■…2006年 2月14日 (火).......
早退するお子様の靴を保健室に持っていってあげようと下駄箱に行ったらば、なんか違和感を感じた。

それは・・・・・

Sさんの靴が両方とも右だったのだ。

さよならの挨拶をした後、Sさんに聞いてみた。

「ねえ、今日、靴が両方右じゃん?」

「そーなんちゃ。学校に来てから気がついたんちゃ」

「はいてるときに変だな、って思わなかったの?」

「ん?あんまり・・だってあたしねえ、小さい頃からよく間違えちょったんちゃ。そんでねえ、お姉ちゃんによく、『まだ、そんなんも分からんの?』って目の敵にされちょったんちゃ」

や、用法、、間違ってますから。それに、もう4年生なんだからさぁ・・・間違わんじゃろ、普通。

「靴が玄関にいっぱいあって急いでたからねぇ」

とのことです・・・ハイ

No(419)


■…2006年 2月15日 (水).......なんのための・・・
給食にはよくみかんが出る。普通のみかんは温州みかんで種がない。
それを食べつけているお子様はたまにポンカンとか種の入っているみかんがでると機嫌が悪い。

「もう、なんでこんなに種ばっかり入っとるんよ!!」

「だって、種がなきゃ子孫が残せないでしょ。そのために入ってるんだし」

「もう、じゃったらみかんの実と種と別個に成ったらいいじゃん!!」

それじゃ、なんの意味があるんだか・・・鳥が食べてくれまセンよ!?

No(420)


■…2006年 2月16日 (木).......学級閉鎖だ・・・
とうとう学級閉鎖になってしまった。
水曜日の午後の授業もカットして帰ることに。

「それじゃぁ、月曜日に元気で会いましょうね!」

「先生、先生は明日学校に来るんですか?」

「もちろんよ。元気だもん」

「先生がインフルエンザになったらどうするんですか?」

「さあ、どうするんかねえ?休んでもいい?まあ、そんなことにならんように気をつけてるんだけどね」

というわけで、お子様たちお休みです。

No(421)


■…2006年 2月17日 (金).......たまたまよ
学級閉鎖でお子様がいなくても出勤し、働きます。(ほんとは年休だって取れるけど)

で、朝からいろいろな用事をこなし、あちこち立ち歩いていたのだが、たまたま手持ち無沙汰になった時間があって、机に座って頬杖をついていた。
頭の中では、次にする仕事を考えていた。

そこへ、5年生が家庭科のほこり調べと称して職員室にやってきた。
それで、頬杖をついている私を見て、暇そうに見えたのだろう、

「先生もみんながおらんと退屈じゃね」

と言ってきた。ずーっとこうしていたわけじゃないんだけどね。

でも確かに自分のクラスだけお子様がいないとさびしいわ。

No(422)


■…2006年 2月20日 (月).......合併
社会で自分の住んでいる県について調べている。県全体のことでもいいし、県内の市町村のことでもいい。

幸いなことにお子様に使いやすいサイトがあったので、教科書代わりに使わせていた。

しかし、平成の大合併のおかげで今はない町村があるわけである。

「先生、K町が地図に載ってません」

「だって、もう合併してS市になったじゃん」

「あっ、そうか。じゃ、どうしよう。せっかく調べたのに」

「いいよ、書いといて。最後に(平成15年に合併してS市になりました)って書いとけばいいでしょ」

「なるほど」

そのやり取りを聞いていたNくんは突然叫んだ。

「俺も合併しよー!」

思わずみんながツッコんだ。

「お前が合併するんか!!」


ほんとうは「俺も合併しました、って追加して書いとこう」って言う意味ですけどね。言葉は大切ですよ、ほんとに。

No(423)


■…2006年 2月22日 (水).......本日の先生 ー賞味期限ー
引き出しの中から、せんべいを発掘した先生。袋を見ながら賞味期限を確かめていた。

「えっと、賞味期限は・・・・2005年・・・・10月・・・50日か・・・・」

とてもさらりと普通に言ってのけた先生だったが、職員室にいた先生方はみんな聞き逃さなかった。

「はぁ?50日ぃ?何言いよん?」

「あれ・・・・?あっ、これ・・・・賞味期限じゃないわ。ただの番号だ」


・・・・・・・・・その前に「50日」と口に出した時点で気づいてください。

「賞味期限、書いてないけぇ、大丈夫じゃろ」

食べちゃいましたか・・・

No(424)


■…2006年 2月23日 (木).......なわとびが・・・・
今日はなわとび大会。お子様は緊張の中にもわくわく感が漂う。

まずは、持久とび。前とび5分間チャレンジだ。

今までの練習で一回も5分間とびきったことがなかったのに、跳べちゃったお子様、今まで何度もとべてたのに今日に限ってとべないお子様などさまざまだった。

さて、次は回数バトルのかけあしとび。

しかし、Aくんのまわりに人だかりが・・・・

「どうしたの?」

「Aくんのなわとびがぶっこわれた」

Aくんはなんとか直そうとしている。だれか友達のを借りれば?と言いたいところだが、せっかくの大会なので、とび慣れたなわでとびたいのだろう、一生懸命直していた。

取り囲んでいたお子様の一人が言った。

「Aくんさぁ、今日初めて5分とべたからさぁ、縄の方がびっくりして耐え切れんでバーンて壊れたんじゃないん?」

あははー。確かに。
(あんさん、まだとぶんでっか。今までこんなにとんだことないでっしゃろ?わしゃもう、限界ですわ・・・バーン!!)
みたいな?

しばらくの格闘の結果、なんとか直してチャレンジしましたよ。やれやれ。

No(425)