■…2006年 6月 5日 (月).......そっちじゃないよ
Nくんの靴下が破れていた。つま先のほうじゃなくて、上のほうが。

「まあ、Nくん、靴下に大穴が開いてるね」

「あ、先生、僕のいすのここがねー(いすの足を指して)ぎざぎざになっちょるけーねー、靴下が破けるんよ」

「あ、そりゃいけんねー。ガムテープを巻いてあげようね」

それを聞いていたO君が突然驚いたように言った。

「え!?そんなことしたらお母さんに怒られるよ」



は?



もしかして、君はガムテープを靴下の上に巻くと思ったのかい?

そっちじゃないよ。

No(490)


■…2006年 6月 8日 (木).......最後の最後に・・・
今日は社会見学でした。残念なことに雨が降ったんですけど、屋外の見学の時には、見計らったように雨がやんだので、事なきを得ました。

しかし、学校最寄のバス停に着いたときは雨が降っていました。

リュックに入りきらないお子様は片手に「見学のしおり」をはさんだバインダーを持っていた。

Nくんはなぜか水筒も持っていた。ひもがついてないんだからリュックに入れとけばいいのに、昼に弁当やらおやつやらを雑に片付けたもんだから入らなくなっていたらしい。

片手にバインダー、小脇に水筒をはさみ、折りたたみ傘を・・・・・・




させるわけがない!!


見てる間に、ぼとぼとと落としましたよ。

そして、ひものついてない水筒はころころと転がり・・・・

バス停の前にあった自販機の下へと転がっていきました。


マジで!?どうするよ。水筒・・・・

そこではたと気がつきました。私も傘をもっていたことを・・・・

雨が降ってはいましたが傘をたたんで自販機の下をまさぐりましたとも。

おかげさまで無事に取れました。


しかし、最後の最後にこんな場面が待っていようとは思っても見ませんでしたね。

No(491)


■…2006年 6月13日 (火).......歌う男
よく小さいお子様が自作の歌を歌いながら遊んでいることはある。

しかし、小学4年生でしかも男の子がそれをやっているのを見ることになろうとは夢にも思いませんでした。

なぜかご機嫌だった彼は、昼休みに歌い始めた。

♪〜
 ぼくは〜 ○○(←自分の名前)〜
   歌って楽しいな〜
     みんなも〜 歌ってみないかい〜 ♪

みたいなことを歌っていた。(しまった。メモを取っておけばよかった)

もちろんほかのお子様は、そんな彼をおもしろうそうに見ている。

「ねぇ、△△くんも、歌おうよ!」

「いや、いい」(あっさり)

♪〜
  どうして〜 歌わないの〜 ♪

「○○くん、歌がさっきと違うよ」

「ねぇ、△△くん、僕の歌おもしろい?」

「いや、もう飽きた」

お友達のこんなに冷たいリアクションにもめげず、ひたすら歌いたいだけ歌っていた彼は、ある意味大物です。

No(492)


■…2006年 6月19日 (月).......まだ始まったばかりです
明日の連絡を伝えていた。

「明日は6月20日、火曜日です」

「もう火曜日かぁ」

・・・って今日来たばかりだし?

それとも今日1日がもう終わり?ってことが言いたかったんだろうか・・・

No(493)


■…2006年 6月20日 (火).......抜けてます
今日は待ちに待ったプール開き。5,6時間目に行う予定だった。
お子様は待ちきれない様子。

4時間目の授業が終わった。

「はい、じゃ終わります」

「気をつけ、礼」






「やったぁ!プールだぁ!」



・・・・給食はいらないんデスか?

それからまだ昼休みもそうじもありマスよ?

No(494)


■…2006年 6月21日 (水).......プール再び
明日の連絡をしていた。

「明日は、1時間目国語、2時間目理科、3時間目音楽・・・」

「先生、プールは?」

「明日はありません」

「え?なんで?先生、火曜と木曜日って言ったじゃん!」

よく覚えてるね。一回言っただけなのに。

「はい、確かに。でも、明日は学校にお客さんがこられる日なので、どこもプールをやらないので、なしです」

「あっ、そうかぁ・・・・」

ふーん、これで納得しちゃうのか。素直だな。

No(495)


■…2006年 6月22日 (木).......今日は何の日?
給食はときどき行事に合わせて特別なメニューにしてくれる。
この間のワールドカップ記念献立、とかクリスマスメニューとか・・・

今日はなぜか「カレーピラフ、卵スープ」とお子様の好きなメニューだった。めったに白ご飯以外は出ないから大喜びだったんだけど、疑問だったらしい。

「先生、今日はなんでこんなに豪華なん?何かの日なん?」

「さあ、何でかねぇ?何の日ってのはないと思うけど・・・・・・」

「梅雨の日、とか?」

そんな日は、ない。

No(496)


■…2006年 6月25日 (日).......電車にて
電車に乗っていたら、幼稚園年長か小学1年くらいの男の子の兄弟がおりまして、二人でぺちゃくちゃしゃべっていたんですな。

で、とある駅に着いたとき、ホームに外国人の集団がいたんですよ。

お子様たちはそれを見て、外人、とも外国人、とも言わずにこう言いました。

「あ、英語人だ!」

新しい!!

No(497)


■…2006年 6月29日 (木).......ないものはない
今日はお子様が、クワガタを捕まえたとかで大騒ぎをしていた。

教室においてあった虫かご(水槽タイプ)で飼うとかで、腐葉土を入れたり枝を入れたりと環境を整え始めた。

しかし、えさがない。

お子様は外に出て樹液を探し始めた。どうやらあったらしい。樹液を棒切れにつけてぽたぽたたらしていたが、土にしみこんでしまうので、容器がほしくなったらしい。

「先生、ゼリーの入れ物をください」

「ええ?ないよ」

「給食の残ってないん?」(おとといゼリーが出た)

「そんなん残ってるわけないやん」

「でも絶対いるんじゃもん」

「でもないもんはないよ」

お子様しぶしぶ・・・・



と言う話を昼休み職員室でしてたら、とあるクラスの先生がうちにあると言ってお子様に分けてくださった。もちろんお子様は大喜び。してみるもんですね、他愛もない話でも。

No(498)