4月30日 鶏の赤ちゃん?

生活科の勉強で、校舎の外をお散歩。
本校にはとてもかわいそうな環境で生活している鶏とうさぎがいる。
鶏3羽とうさぎ1羽が狭い小屋で同居しているのだ。
そんな小屋でも、生き物大好きなお子様は寄っていく。
すると、
「鶏の赤ちゃんが生まれた!」
と言う大きな声が。
ひよこなんかここ最近生まれたためしはないが・・・そんな感動的な場面に遭遇したのか? と思いつつ小屋に行ってみると・・・
2羽の鶏の間に挟まって、小さめの鶏が顔を出していた。
お子様の集団におびえたのか、隅の方で固まっているので、間の1羽がやっと見えるくらいだ。
だが!!鶏の赤ちゃんが鶏であっていいものだろうか?今時のお子様の意識はこんなもの?

そして、小屋のそばにはクローバーが群生していてその上に座り込んだり、寝転がるお子様もいる中、「虫がおるじゃろう?」と言って、けしてじかには座ろうとしないお子様も・・・


4月26日 参観日

今日は初めての参観日。お子様はおうちの人が来るのをとても楽しみにしていた。
最初は暗唱。ちょっと自信がないのか5,6人で終わり。次は音読。これも5,6人ぐらいか。
次に、ひらがなカードを使って言葉作りをしたら、もう盛り上がっちゃって・・・

そんな中、Tくんの行動には笑った。はじめは後ろを振り返りながら、挙手。
そのとき、お母様に「ちゃんとしなさい」とでも言われたのだろうか。
急に机の前に回り込んで、机の場所を示すマークに合わせ始めた。
ぴったり合わせたTくんは満足そう。そして、再び挙手。
当てられて、やった後、席に戻った。しばらく、挙手を続けていたが、とうとう、お母様の元へ行っちゃった。
注意もしないでほっといたけど、お母様は「席にもどんなさい」と言ってらした。そりゃそうか・・・
そんなこんなで45分やっちゃいました。

45分間授業をしたのは、実はこれが初めてだったりする。だって、今までは、途中で、「トイレに行って来ます」と言って、誰かが行くと、みんな行っちゃって、5分ぐらい中断してたもの。今日は誰も途中でトイレに行かず、がんばった1日でした。


4月25日 デザート

今日の給食はお祝いデザート。進級や入学おめでとう、ということらしい。ちょっと遅いけど。
なので、パッケージをみただけじゃ、何ゼリーなのかわからない。もちろんデザートは食後にいただくものなので、お子様一生懸命給食を食べる。
そして、早く食べ終わったお子様がおもむろにふたをあけると・・・
「おお〜!」
という感嘆の声が!!

いちごゼリーの上にホイップクリームが一絞り、ちょこん、と乗っているだけだが、
「シュークリームが乗ってる!!」
シューはないやろ、シューは。ただのクリームじゃっちゅうの。
さらに下の方には、ミルクゼリー。
「ごうかじゃね」
とだれかが言った。

デザート一つでこれだけ感動するのもすごいなあ。


4月24日 1年生でも

今日は音楽や体育で、組を作る活動があった。2人組、3人組などの組。
様子を見ていると、いつも同じ人としか組まないお子様がいたり、男の子は男の子同士、女の子は女の子同士になる傾向があった。
そして、組が作れていないくせに相手を選り好みして結局作れずじまいになったり・・・

隣のクラスでは、一緒に遊ぼう、と誘っても「一緒の幼稚園じゃないから」と断られたというお子様もいたようだ。担任の先生は、「そんなに幼稚園、幼稚園、て言うんだったら、幼稚園にお帰りなさい」と言ったらしい。

みんな仲良くなるのが一番だ。


4月23日 かばんは重い

今日も雨だったので、下校の前にホールに集合。
そこに座って、リボンの色ごとに集まって帰る。
4クラスそろったところで、とりあえず、さようならのあいさつ。
3組の一番前に座っているMちゃん。ランドセルしょったまま立ちにくかったようで、頭の上までランドセルが。そして、よろけていた。
その姿があんまりかわいかったので、受けていたら3組の先生も受けていた。
前に立っている先生が二人も大笑いしているので、お子様たちは先生が何か隠していると思ったようだ。
当のMちゃんも自分のせいだとは気付いてないので、「なんでせんせい、わらっとるん?」
と聞いてくる始末。なんとか笑いをこらえて帰しましたとさ。


4月22日 泣きの1日

月曜日。とりあえず2週間たったし、お子様も慣れただろうと思って油断したのがまずかった。職員室へ入る早々、「ちょっと、子供が大変みたいよ」と言われ、慌てて出た。
他クラスの先生が手を引いてくださっていたので、お礼を言って引き取る。
どうやら、学校までお母様と来たらしいが、お別れするのがつらかったらしい。
かといって、泣かれても・・・帰れるわけじゃなし。Sちゃんは3時間目ぐらいまでずっとハンカチを離さず、こぼれる涙をぬぐっておりました。最後にゃハンカチはびしょびしょだ。
帰る頃にはすっかり機嫌も直っていたが。

そして、昼休み。給食も終わり、お子様方を外に遊びに出して、ちょっと職員室で休憩していると、またもや泣き声。出てみれば、またしても我がクラスのMちゃん。
上級生の女の子に囲まれている。何事かと思ったら、朝の集団登校でMちゃんがちゃんと歩いてくれないので、2階で話し合いをするから来て、といっても嫌がって泣くと言う。
そりゃそうだろう。楽しく遊んでるところを中断され、行った事もない2階の教室に行くなんて。
でも、Mちゃんに非があるようだからついていったさ。
でもね、この地区、一番学校から遠いところなんだよね。30分は余裕でかかる。
そんなところを1年生にさっさとまっすぐ行こう、といわれてもね・・・ちょっと同情した。


4月19日 週末スペシャル

お子様たちも徐々に学校に慣れ、地が出せるようになってきた。今日は、そんな小ネタをいくつか。

今日は、1年生を迎える会。初めて全校生約650人を目の前にし、緊張の面持ち。
それでも、自分たちの出し物を立派にこなし、満足げに退場。
そして、体育館を出たところで、Kくんが一言、
「感動した〜」
あんたは総理か!

そして帰り道。途中で赤ちゃんを連れている女の人に出会った。
女の子が、「赤ちゃんかわいかったねー」というと、Kくんが、
「ぼくんちにも赤ちゃんいるよ」と言うので、
「そうなの。弟?妹?」とたずねると、またしても一言、
「おんな」
???それを妹と言うのでは・・・

隣のクラスのRくん。ゴーイングマイウェイでとんちんかん。しょっちゅう先生から、「Rくん!Rくん!」と言われているので、1年の担任すべてに名前を覚えられた強者である。
そんなRくんのいるグループを引率しているのがわたしである。
お子様たちは来週から自分達で帰るので、その練習と思ってわたしは後ろからついていき、適宜助言をしていた。
「先頭さん、時々振り返ってね。みんながついてきてないかもよ」
しばらく進んでまた、似たようなことを言った所、件のRくんが、
「せんせーのいうことは、きかんにゃーね」
あんたが聞け!

昼休み、ふと通りかかると1組のKくんが遊んでるところに通りかかった。たまたま、
「学校に行くぞ」というのが聞こえたので、何の気なしに、
「もう来てるじゃん」と言って通り過ぎた。そして、職員室へ。
しばらくすると、職員室に、
「あの、すいません」と声が。
ドアまで出てみると、さっきのKくん。「なに?どうしたの」と聞くと、彼は、
「さっきの、『学校へ行くぞ』っていうのは、お母さんごっこのことですから」
わざわざ説明しにきてくれたらしい。律儀な人だ。

こんなふうに、1年生も楽しくやっておりまする。


4月18日 初めての・・・

おとといまで・・・3時間授業で11時40分下校。
昨日・・・初めての給食。全校一斉下校のため、2時下校。
今日・・・2回目の給食、初めての昼休み、初めての掃除、初めての5時間目。そして、3時に下校。
この3日間で急激な変化が・・・
さすがに、5時間目、絵をかいて、「さあ、帰りの支度をしましょう」と言ったら、
「はぁ〜っ」というため息が聞こえたよ。長かったんだろうね。
でも、明日も5時間。こっちも疲れるのよ。


4月17日 本から声が・・・

いまだに国語は字のないページ。(笑)
そのページも最後になり、お子様たちや動物が空中で手をつなぎ、中心には巨大な鯨が。
「くじらさんは、なんていってるのかなー。聞こえる?」
というと、本に耳を当て、
「あっ、きこえるよー」
だって。かわいいねー


4月16日 粘土遊び

今週から外で遊べるようになったのに、月曜から雨。休み時間は教室で。
今日は粘土を持ってきてたので、粘土であそばせた。
すると、何人かが
「せんせー、あたしら何でもやさんじゃからほしいものがあったら、ゆってね」
といってきたので、
「じゃあ、クロワッサン」と言った。なにそれ?と言われるかと思ったが、「はい」と言って作り始めた。結構物知り?


4月15日 雨と虫

お子様が、トイレの帰りに、
「せんせー、虫がおったよー」
といって、手に乗せて戻ってきた。見るとダンゴムシ。
持って帰ってきたのは女の子。他のお子様もわらわら寄ってきた。
「みんながそんなにかまったらつかれるから、お外に放しておいで」
というと、別の女の子がひょいと取り上げてしまって、みんなに
「あー、わたしにもさわらしてー」
とか言われてる。この頃は虫なんか怖くないのよね。お友達。いつから嫌いになるんだろうね。

今日は、雨が降ってきた。帰りは傘を差して。
今日から、しばらく黄色グループの担当。黄色グループは地下道を通るの。
地下道に入って、「傘をたたもうね」
と声をかけて、たたむと、しずくがだーっと。それをみて、お子様は、
「かさがおしっこしてるねー」
と言いました。かわいいねー。


4月12日 家ぐらい覚えてね2

お子様は11時40分に下校している。今日は3時間目に登校グループ別の集会があって、帰りを急いでた。集まって人数は数えていざ、出発。
いつものように水色のグループをつれて帰っていた。水色も黄色も陸橋を渡るのだが、渡り終えてから反対方向に分かれるの。
水色グループの最後のポイントまできたとき、
「うちの子がおらんよ。あれ、Yくんもおらん」
の声に真っ青。えっ?まさか黄色グループについてっちゃったの?
それからお母様と一緒に走った走った。反対方向へひたすら。1kmぐらい走ったよ。
二人とも、黄色グループの後ろをとことこ歩いてた。
お母様が、
「おかしいなあと思わなかったの?」
と聞いても、何も言わなかった二人。言えなかったのかな?おかしいおかしいと思いつつも、もう自分では戻れない所まで来てしまった。そしたら、行くしかないもんね。

それにしても、お母様がいてくださってよかったよ。まったく・・・


4月11日 初国語

今日は隣のクラスの話。
隣のクラスはH先生。去年は6年の担任だった。ギャップが激しいようですが、そこはベテラン。ちゃんと切り替えてやっておられます。
そんな中、今日は初国語。教科書を出してみる。1ページ目は字がない。絵を見てお話をする。「〜がいます」「〜があります」「〜をしています」のような文でお話をすることができればよし。
そこで、T先生は「お話できる人〜」ときくと、
ハイ、ハイ、ハーイとハイの嵐。
「ハイは一回でいいです」
「は〜い」
「そんなにハイハイ言わんでいい。赤ちゃんだったらどんどんやって」
と言ったとか。

その話を聞いて、それはあの人らには通じんでしょ、と笑ったのでした。


4月10日 家ぐらい覚えてね

お子様たちはやる気満々で宿題はないのか、とか給食は食べないのか、などいろいろ聞いてくる。そのわりには、他のクラスの先生の名前が覚えられない。

帰りは、帰る方向別に4つのグループに分かれる。それぞれのグループに一人ずつ先生がつき、あるところまで送っていく。その途中に家があるお子様は「さようなら」と言って散っていく。
黄色グループに行ったT先生が学校を出てから50分たって、やっと帰ってきた。
「なにかあったの?」と聞くと、
「N君という子が、最後までついて来ちゃったんだけど、『僕の家はここらへんじゃない』っていうんですよ。で、どんどん戻っていったんですけどなかなか分かってないみたいで」
NくんはT先生のクラスのお子様ではないので困ったらしい。何とか送り届けてきた、というわけだ。いくらなんでも、自分の家ぐらい覚えとこうよ。


4月9日 入学式

ついに始まった。今日は入学式。うちの学校は私服なので、お子様も色とりどりだ。お人形さんのようにかわいいぞ。きょうは。
お母様も卒業式より着物姿が多かった。気合入ってますね。

受付時刻の20分も前から現れるお子様たち。わたしたち1年の担任は職員室に座ってしばらく様子を眺めてた。
お父様はやっぱりビデオを撮影している。組み分け表示を撮っているお父様を発見。
あんなものまで撮ってるよ、と言いながら想像。
「ジャジャーン。うちの○○は△組。どんな先生かなー」とかナレーション入れてるよ、とか思ってた。

入学式自体はスムーズだったけど、写真撮影の時間が手間取り、学級活動の時間が短くなってしまった。下校時刻は決まってるので、焦って話をしようと思ったら、あいさつを忘れた。
最後に付け足してしまった。ちょっとおまぬけ。

今年のお子様はどんなドラマを作ってくれるでしょうか。


4月8日 お別れの手紙

朝は、新しい担任が決まってないので、前のクラスで新しいクラスに移動。
そのとき、FちゃんとYちゃんが「先生、これ読んで」と言って手紙をくれた。
忙しくて、お子様が帰るまで読む暇なかったんだけど、昼休みに読んで笑った。
Fちゃんの手紙
1枚目には、「おばちゃんが、池に落ちた。おー、ばっちゃーん」などと、脱力な駄洒落が3連発。そして、「どう?おもしろいでしょ?」そして、裏を見ると、「わたしは、しょうらい、おわらいげい人になります」と書いてあった。1年生の文集には「ピアノの先生になる」と書いていたのに。
2枚目には、「1年間おせわになりました。」などなど書いてあり、「わたしが4年生になっても、声をかけてくださいね。わたしがきづかないときに。」と結んであった。

まあ、なんにせよ、こんな手紙をもらってうれしいのである。クラスはそのままで担任だけ変わった。よそから来た新しい男の先生になった。隣のクラスの先生に、「何か言ってた?クラスのこと・・」と聞いてみると、「僕がしゃべる間もないぐらい、よくしゃべっていた」という話を聞いたそうだ。やっぱり・・・・ごめんなさい。