1月31日 聞いてないよ〜

理科を専科の先生にやっていただいている。いわゆる理科の先生。(専門じゃないけど)
帰りの会での出来事。一通りが済み、明日の連絡。日課を言おうとしたら、お子様が、
「そういえば、明日、理科ないんよね」と言うではないか。
「なんでさ?」
「出張だって」
慌てて予定を確かめる。本当だ。でも、T先生から何も聞いてない。思わず、
「え〜っ!?聞いてないよ〜!!」
と声がでてしまった。しかしお子様たちは平然と、
「僕たち、聞いたよね」
だって。

みんなが知ってたって、時間割組むのはあたしじゃん!!こんな帰り間際になって!
頼むよT先生。お子様から伝えてほしかったらそう言って。

1月30日 ちょっかい

給食の時間、Nくんから苦情が。
「先生、HくんがぼくとKちゃんがラブラブって言ってきて、困る」
「無視しとくのが、いちばんよ。怒って言い返したりすると、おもしろがってまた言うよ。 ところで、なんで相手がKちゃんなん?なんかあったの?」
すると、横からKくんが、
「なんかねえ、NくんがKちゃんに『う〜ん』て言いながら、当たりよったけえ、Hくんがラブラブって 言うんちゃ」
しかしNくんには心当たりがないらしい。
「そしたら、ちょっとでも女の子と男の子が騒いじょったら、Hくんは2人がラブラブと思うんだろうねえ。 じぶんはいつもWちゃんにちょっかいかけてから、騒いじょるのにねえ」
それを聞いたNくんは、
「そしたら、今度言ってきたらHくんだってWちゃんとラブラブじゃんって言い返してやろうかあ」
と考えた。それもHくんの薬になるかな、と思っていたら、Sくんが、
「やめたほうがいいよ。そしたら、Hくんが怒ってたたいたりしてくるけえ」
お子様関係も複雑だなあ。それにしても、ほんとにお調子者のHくん。はめをはずしすぎて 注意を受け、泣いてしまうことしばしばである。もう少し、大人になってくれえ。


1月29日 なわとび

2月2日はなわとび大会。規定種目と選択種目とがある。
3年生の規定種目は前とび3分間。3分間、一回もひっかからずに跳べれば、賞状がもらえます。
1年生から3年生までは同じ規定種目なので、3年生はチャンス。4年生以上になると、規定種目が かけ足とび5分間になってしまうから。
そして、選択種目は後ろとび、かけ足とび、あやとびの3種目。すべてに参加してもいいし、 一種目だけでもよい。これらは、上位5人に賞状がいただけるが、もし、3分跳び切れれば、その時点で 1位だから、10人以上が1位だってことはありうる。

それにしても、驚くべきはお子様の持久力。
規定種目は2回ある。合計6分。
そして、選択種目3つ全部に参加して全部跳べば9分。合わせて15分。
それをやりきるお子様がいるのだ。もちろん、それぞれの種目の間に休憩はあるけど、それだって 2,3分ずつ。その間に回復するんだろうけど。
3分だってきついのに、10分以上跳んでるなんて!!
お子様ってすごいなあ。とほんとに思う一瞬です。


1月28日 夢

Kちゃんが聞いた。「昨日、夢、見た?」(お子様ってば、いつも唐突)
[見た。変な夢だったけど・・・どんなだったかなあ」
[あたしもねえ、変な夢見たんよ」
「どんなの?」
「あんねえ、あたしとねえ、お母さんがねえ、お散歩してたら、Aちゃんのおばちゃんに会ったんちゃ。
でねえ、お母さんと、おばちゃんがずっと話しよったんちゃ。そばにおったけど、あきてきたからねえ、 帰ったんちゃ。
そしたらねえ、ハムスターが2匹おったんちゃ。うち、本当は1匹しかおらんのにねえ」
「2匹に増えとったら、ラッキーじゃん]
「でもねえ、どっちかはにせものなんちゃ」
「はあ、2匹ともまっついじゃったん?」
「そうなんちゃ。じゃからねえ、つぶしたら、分かると思って、2匹ともぎゅっと握ったんちゃ」
「ああ、にせものならつぶれるかもねえ」
「そしたらねえ、両方ともつぶれたんちゃ」
「じゃ、両方ともにせものじゃったん?」
「手ぇ開いたらねえ、かたっぽうにはなくそがついちょってねえ、かたっぽうは血がダラ〜っと・・・」
「じゃ、本物までつぶしちゃったの」
「うん。だけど、夢だったけえ」
「そりゃあね。本物を本当につぶしたら怖いわあ」

夢はお子様のでなくてもおもしろいけどね。私はよく学校の夢を見ます。ああ、解放されていないのかも・・・


1月25日 道徳の時間に

お子様の行動は、日々やりたいように過ぎている。危ないことと分かっていても、いけないことと 分かっていても、おもしろいことはやめられない。そして、やったあとで「やらなきゃよかった」と思うこと しばしばである。

今日も、そんな話をもとに授業をしていた。自分も一緒にやったんだけれど、注意されるときに 必ずと言っていいほど、お子様たちが言うことばがある。
「だって○○ちゃんが初めにやったんだもん」あるいは
「だって○○ちゃんにやろうって言われたんだもん」

初めにやろうがどうしようが、自分もやったことには代わりがないことを自覚してもらおうと思って
「お母さんにそう言ったら、お母さんはなんていうかなあ?」
と聞いてみた。

真っ先に答えてくれたNくんは、声も裏返るような大声で、
「アンタッ!!その傘がもし、人間だったら、とんでもないことになってんのよっ!! 分かってんの!!えっ!」
と言ってくれた。そのあとに答えたKくんは、
「じゃあ、Mくんが死ねといったら、あんたは死ぬんかね?」
だそうだ。この意見は大多数を占めた。
さらに、Sくんは、
「お父さんが一生懸命働いたお金で買った傘だったのに!!お父さんに言ったら、 どれだけ怒るかしら!!」

いつも、こんな風に怒られてるのかしらね。
わたしとしては、Mちゃんのせいにせず、やってしまった自分の事実を認めさせて反省させてほしかった のだが・・・
つまり、「やったのはあなたも一緒でしょ。誘ったMちゃんも悪いけど、やってしまったあなたも悪いのよ」
高度すぎたかな。それとも、もっといい答え方は・・・


1月24日 シャボン玉

昨日の休み時間、全校縄跳びをしていると、向かいの幼稚園の園庭で園児たちが盛大に シャボン玉をしていた。すごい数だった。
思わず感心して見とれていると、Kくんが
「僕、割れないシャボン玉と、食べれるシャボン玉を持ってるよ」
と言った。わたしは「そんなら、(割れないシャボン玉を家で作ってきて)学校に持ってきて見せてよ」
と言ったら、今日液ごと持ってきた。どうしてもやりたいらしいが、不要なものは持ってこないことに なってるので、放課後まで黙っていた。
さすがに、帰りの会の頃、しびれをきらしたKくんが、「これ、どうするん?」
と聞いてきたので、「みんなが帰ってから」と答えておいた。

うちのクラスは、さようならのあと、実に教室に未練もなく、さっさと帰っていく。
他クラスが終わるのを待っているお子様数名を残すのみとなった。
そこで、いよいよシャボン玉。
まずは、割れない方から。
できてすぐは、普通と同じシャボン玉の感じで虹色をしている。そのとき触ると、割れてしまう。
しばらく待つと、無色透明に変わる。そのときさわると、あらふしぎ。手にくっついても割れないのだ。
お子様たちは大喜びで、手にとっていた。2つ3つくっつけても割れないもんだから。でも、それも しばらくすると、われるのではなく、しぼむ。そして、かすが残る。

そして、Kくんが「次はねえ、食べられるシャボン玉なんだよ」
と言うが早いか、お子様たちはKくんのまわりにむらがりまくり。
でも、うまくふくらまない。Kくんは、「もう、あわばかりだから」と言っていたが、わたしが代わりにやってみた。
大きい方は膨らんだところで割れてしまう。小さい吹き口でやってみると、成功した。
それを見るや、お子様たちは口を開けて、舌を出して、べろりとやらんばかりにシャボン玉に突撃。
さすがに、さっきのシャボン玉とは違ってすぐ割れてしまう。
6,7人が5,6個のシャボン玉に、すごい顔して群がるもんだからこっちがびっくり。
で、同じシャボン玉を狙ってるお子様もいるから、あやうく、舌出したまま相手の顔をなめそうになって、 こっちが大笑いした。
結局、うまく食べられたお子様はいなくて、Kくんが1滴ずつお友達に分けてあげて、おしまい。
原料はキサンタンガムと書いてあったよ。



1月23日 誕生日

今日はSちゃんの日記から。Sちゃんはこの日曜日が誕生日だったようで、宿題の日記を 気合入れて書いてきました。なんと200字詰めで9ページ!1800字の大作です。でも、みんな 平仮名だったけど(笑)
その後半部分をどうぞ。平仮名だと長くなるので、適宜漢字を使います

(前略)
それで、ケーキを焼くとき、45分もかかったので、「早く食べたくなってきたな」と思ったときにM(弟)が 指人形をしようといいました。Mはいやだといったらすぐに怒るのでわたしはやるといいました。
そうしたときに、わたしはMが怒ることを言ってしまいました。何を言ったか忘れたけどMに怒られてしまいました。
わたしはMにけつられたり、なぐられたりしたくないので、「ごめんね。悪いこといって」と言ってもMは許してくれませんでした。
なので、わたしは怒って、思わずなぐったりけつったりしてしまいました。
わたしはこう思いました。「いつもなら、あんなになぐったり、けつったりしないのに。なんでわたしの誕生日に するんだろう。今日のM、変だな」と思いました。
昼もMは気分が悪かったので、Mとはしゃべりませんでした。
わたしはどうして思っているのかな、と考えてみたら、昨日わたしはMに、変なことを怒って言ったからかな、と 思いました。でも、そのときのことを考えてみても思い出せませんでした。
わたしは心の中で「Mにおこって、変なことを言って悪かったな」と思いました。

なので、ケーキはおいしかったけど、Mはケーキを一つしか食べませんでした。わたしとY(弟)とママは 2つずつ食べました。みんなママの作ったケーキはおいしいと言いました。
わたしとMはチョコレートケーキが大好きだからです。ふつうのお店にそのまんま売ってあるのより、 ママの手作りケーキの方がおいしかったのです。
これがわたしのうれしかったことです。

後2つのうれしかったこともこと細かく書いてあります。すごいなあ・・・