6月29日 昨日のRくん

ひそかに人気のRくん。
Rくんは昨日観音様に行ったとき、虫除けの薬を持ってきたことが自慢だったらしい。
「おれはねえ、ハエにさされたときに塗る薬を持ってきてるからだいじょうぶ」
ハエにさされるんかい!
そして案の定蚊に刺されたRくんたちだったが、Rくんだけはおもむろに薬を取り出し、塗り始めた。
「えっ?Rくんお薬持ってきたの?」
お友達にそう言われて、とてもRくんうれしそう。
こんなときもあるわな。


6月28日 暗号・・?

今日は、校区内にある観音様に遊びに行きました。裏手に山が広がってて、自然とふれあえます。トイレも完備だし。
で、40分ぐらい遊んで帰ってきて、発見したことを絵日記にかきました。
Iくんの持ってきた日記。
「もぐらがしんでました。
よそえはかがらぐも」
・・・・・・?なんじゃこれ?1行目は分かるが、2行目は一体何?
じ〜っと眺めてると、右から「もぐらが」と読める。
1行目は左から、2行目は右から書いたらしい。器用な人だ。
だが、右から読んでも、「もぐらがかはえそよ」
「かはえそよ」ってなに?仕方ないので、I君に聞きました。
「モグラ見たんよねえ。死んどったんよねえ。それで?なんて書いたの?」
と聞くと、
「モグラがねえ、かわいそう」
かわいそう!そうか!「かはえそよ」は「かわいそう」だったんかい!
日本語って難しい!?


6月27日 水着

今日はいよいよ、待ちに待ったプール開き。流れに流れて今日になってしまいました。
お子様たちは大喜びで着替えてました。
わたしも着替えて教室に戻ると、大体着替え終わってました。
「くつした脱いだー?パンツもはいてる人いないよねー?」
すると、またSちゃんが、
「なんで、パンツはいとったらいけんの?」
「そりゃあ、いっしょにはいとったら、びしょびしょになっちゃうじゃろ?パンツは1枚しかないんだから、びしょびしょのパンツをはいとかんにゃ、いけんじゃん?」
と言うと、
「やじゃ〜、そんなの」
と納得したようです。
外に出て、学年全体で準備体操。体操しているお子様を見ていると、Mくんの海パンから、何か白いものが・・・
よく見ると、パンツです。
「ちょっと。なんでパンツはいてんの?」
Mくんを建物の影に連れて行ってパンツを脱がせていると、背後からH先生の声。
「ほかにも、パンツはいてきた人はおらんじゃろーね?」
すると、また一人。今度は女の子です。
水着を脱がせずにパンツを脱がせながら、ふと顔を見ると、なんとSちゃんでした。
さっき、あれだけ言ってたのに・・・・(-_-;)

やってきたのは4組だけ。おいおい、しっかりしろよ〜

6月26日 なんで〜?

今日から国語は「どうぶつのはな」
動物には便利な機能を持った鼻を持ってるのがいる。それがどう役立つか、という説明文だ。
今日が初めてなので、最初に出てくる「かば」の鼻の話を確認してた。
「かばはねー、水の中に入るとき、鼻の穴が閉じるんだって。便利だねー」
というと、
「なんでー?」
とSちゃん。その後も、わたしが何かいうたびに、「なんでー?」を連発し、挙句の果てに、鼻の話をしてるのに、
「なんで、どうやって、ちょうちょはしむの(死ぬの)?」
と言い出し、笑ってしまった。
もしかして、勉強、したくなかった?


6月25日 保育園のお子様

今日の出張は、保育園での人権教育研修会に参加だ。
お子様たちには、「この間幼稚園の先生が来て、みんなの様子を見に来たから、今度は先生が保育園の様子を見に行くんよ」と言っておいた。
で、「今日はK保育園に行ってくるから」
と言うと、そこを卒園したNちゃんが、
「妹がおるよ。見てね」
とうれしそうな顔で言っていたが、どのクラスか分からないし・・・・

出張先のK保育園では、今日いろんな幼稚園や保育園の先生、特にT小学校(進学先)の先生(つまりわたし)が来ることを伝えていたらしい。
年長、年中混合保育、ということらしく、部屋をのぞいてみると楽しそうに遊んでいた。
すると、一人の女の子がやってきた。Nちゃんにそっくりだ。Aちゃんという名前だった。
すぐにわたしと分かったらしくて、「S先生でしょ?Nちゃんの先生よね」と言ってきたので、
「そうよ」と答えると、
「いつもNちゃんがお世話になってます」 だって。笑っちゃったよ。そのあとも、いろんなお友達に「あの先生は小学校の先生。Nちゃんの先生なんよ」と一生懸命教えていた。
その後の公開保育では、フルーツバスケットのお天気バージョンをして遊んだ。先生が、
「どのカードが行くか分からんけー、目つぶって待っちょってね」
と言うと、真剣に目をつぶって待っていたが、22人もいるので、なかなか配れない。すると、
「まだー?目が溶けちゃうよ〜」
の声。中にはこっそり見ちゃったお子様もいて、
「あたしは雪じゃ」
と言うのを聞いて、まじめに目をつぶって待ってた隣のお子様が、
「何で分かるの?冷たいの?」
と聞いていました。かわいいねえ。

全体的な印象としては、小学校1年生ってなんにもできんから、というのが意識にある人が多かったけど、保育園でここまでできるんなら、そんなに甘やかす必要もないなあ。ということと、保育園の先生の愛情がひしひしと伝わってきて、ここまでやってるかなあ?と自己反省しました。

お留守番してたお子様もとってもおりこうさんでした。「先生がいなくてもちゃあんとお勉強できるみんなは、立派な1年生だね」というと、にこにこしてました。


6月24日 Kくんの憂鬱

Kくんはお代わり大好き。歯が痛くてもお代わりしていたつわものである。
そんなKくんに悲しい宣告が・・・
それは・・・「肥満」
120cmぐらいの身長で、すでに37kgある。いちばん小さいHちゃん(16kg)の2倍以上だ。
内科検診でそういわれたKくんは小児科を受診し、「食事指導」が入ったらしい。
その中には、「お代わり禁止」もあったのだろう。次の日から絶対にお代わりをしなくなった。
でも、きっと満腹にはなってないのだろう。
皮だけ残ったみかんをいつまでもかんでいたり、スプーンをひたすらなめていたり、涙ぐましい。
でも、あまりにも真剣な表情でやっているので、ちょっとこわい・・・・
早く結果が出るといいよね。


6月21日 張り切るお子様

朝からお子様たちはそわそわしていた。
「ほんとに来るん?」
うそをついてどうする・・・
給食のときにも檄を飛ばす。
「きょうは、給食どのクラスよりも先にいただきますをするから、きっとごちそうさまのときはみんな食べ終わってるよねえ」
「うん!」
「それに、今日のお掃除もがんばって早くやって、先生をお迎えするんよねえ」
「うん!」
すると、Yくんが提案。
「お掃除を早くはじめればいいじゃん」
「そりゃあ、いいけど、お昼休みが短くなるよ?」
「うん、だいじょうぶ」
すると、Iくんも、
「そりゃあ、いいねえ」

そう言った割にはあんまり早く始まってなかったが、終わるのは早かった。
お勉強もとてもまじめにいっしょうけんめいやりました。
お母さんたちが来る参観日よりも張り切ってたかも・・・

帰る前に、今日来た先生方の名前を園別に尋ねたら、みんな教えてくれたけど、S保育園から来たKくん(クラスには一人しかいない)は、
「忘れた」
だって。そりゃ、あんまりな。


6月20日 単純・・?

今週、掃除の担当区域を変えた。
まだ慣れてないからか、なかなか時間内に終わらない。
今日、たまたま併設の幼稚園がフッ素塗布にやってきて、久しぶりに見る先生にはしゃぐお子様。
そこで、明日はそれぞれの幼稚園から先生が、みんなの様子を見にくるよ、ということを話した。
「みんなが、1年生になって、どんなにがんばっているかを見にくるんだからね。でね、先生たちが来るのは5時間目なの。でもねー、4組掃除が遅いから、先生たち来たとき、『あれー?まだ4組さんお掃除終わってないのー?』って言われちゃうね。どうしよう?」
と言ったところ、今日の掃除は速い速い。
お子様たちも自分でビックリしていた。
「今日は速いねー。これが”きょうりょく”なんよねー。」
と満足してました。そして、わたしは
「すごいねー。やればできるねー。これなら明日先生たちも感心するよねー」
とほめ、かつ、おだてておいたのでした。


6月19日 言っただけでは・・・

お子様は、自分がされた事に関してはうるさいぐらい言ってくるが、自分がしたことについてはほとんど覚えてないと言うなんとも便利な仕組みになっている。
よくあるのが、悪口を言われてキックやパンチで仕返し、というもの。
もちろん、悪口を言うのはよくないが、暴力で返して怪我をさせたらもっと始末が悪い。
だから、口をすっぱくしてほぼ毎日のように言っている。今朝も注意したのに・・・・
昼休みには、Nくんが鼻血を出して保健室で休んでいた。
きけば、Mくんがパンチしてきたかららしい。もちろん事の発端はNくんが何か気に触ることを言ったかららしいが。
口で言っただけではなかなか身にしみないのよね。でも、いちいち体験して学んでいくんじゃ体が持たないんじゃないの?


6月18日 いままで・・・

お子様は、あさがおの水遣りにペットボトルを使っている。もう1ヶ月ぐらいになるだろうか。
今日の3時間目、芋を植えるので、ペットボトルを持って集合だった。
ところが、Sちゃんと、Iくんが「ペットボトルがありません」
Sちゃんは今まで使っていたのがないという。
ところが、Iくんは1ヶ月もたつのに、ペットボトルを持ってきてないという。
「Iくんちは、ペットボトルを買わないおうちなの?」
「ううん、買う」
「じゃ、どうして持ってこないの?今までお水はどうしてたの?」
「友達に借りた・・・あっ、Sちゃんのペットボトルあるよ」
「どこに?」
「ぼくのげた箱・・・」
「借りたら、ちゃんと返さんにゃあ。で、先につける青いキャップは?」
「ない・・・・」
と言って、泣き出した。やれやれ・・・と思っていると、ふと泣き止み、
「もう、(集合場所に)行ってもいい?」
こたえてるんだかこたえてないんだか、気が抜けてしまいました。


6月17日 眠いよね

今日は休み明けの月曜日。ただでさえ、調子が出なくて、午前中もあくびをしてるお子様がいる。
午後ともなると・・・・今日の国語は新しいところに入ったので、聞くことのほうが多かった。
ふとみると、Yくんは目をつぶり、やや顔を上気味にして、ぽかっと口をあけていた。
まさしく、寝ている顔である。
「Yくん」
と呼ぶと、目をあけたので、「おはよう。元気?」と聞いてみた。
「寝てないよ」
と申しましたが、明らかに寝ぼけており、その後帰りのしたくもボーっとしながらやっていたので、最後になっちゃいました。