Harry Potter's Room

HARRY POTTER and the Sorcerer's Stone


あらすじ

第1章 The Boy Who Lived

プリヴェット通の4番地にはダーズリー一家が住んでいた。夫妻と一人の小さな息子。彼らは至って普通である、ということを自慢していた。ドリル会社の社長をしているダーズリー氏には不自由なことは何もなかったが、たった一つ知られたくないことがあった。それは、ダーズリー夫人にはリリーという妹(ジェイムズ・ポッターと結婚したが)がいるということである。彼らにも小さい息子がいたが、一緒に遊ばせたくなかったのでずいぶんと会っていない。

ある日、ダーズリー氏は昼休み、パン屋の帰りにマントを着た人々の群れを通り過ぎた時、「ポッターが、彼の息子のハリーが」という声を耳にした。
仕事の帰りには、見知らぬ人に抱きつかれ、「マグル」と呼ばれた。
家に帰って、ニュースを見ていると普通には起こらないようなことが次々と起きており、ダーズリー氏はますます、夫人の妹の仲間、が関係しているという思いを強めた。

1日中、その様子を1匹の猫がずっと見ていた。夜になって突然、通りの門に一人の老人が現れた。名は、アルバス・ダンブルドア。彼は通りの灯りを火消しライターですべて消し、猫に向かって話し掛けた。すると、猫は厳しい顔つきの女性になった。マクゴナガル教授である。二人は知り合いのようで、話を始めた。
名前をいいたくないあの人(ヴォルデモート)がついにこの世からいなくなったが、その代わり、ジェイムズ・ポッターとその妻リリーが亡くなったこと。その息子のハリーは生き残ったこと。ダンブルドアは、その子供、ハリーを唯一の親戚であるダーズリー一家に預けに来たこと。
マクゴナガルは反対したが、今は彼らの世界に住まわせるべきではない、という考えのダンブルドアに仕方なく同意した。
ハリーは、空飛ぶオートバイに乗った巨大な大男ハグリッドによって連れてこられた。これからの運命など知るよしもなく、すやすやと眠っていた。彼の額には、稲妻型の傷跡があった。
3人は別れを惜しみながら、去っていった。

第2章 The Vanishing Glass

それからほぼ10年が過ぎ、小さな子供たちは少年になっていた。
今日はダドリーの誕生日である。ダドリーは金髪で青い目の、ピンク色の顔をした丸々太った少年になっていた。一方ハリーは、ダドリーの1/4ほどしかないやせっぽちだった。髪の毛は黒く、緑色の目をしていた。そして彼は、セロテープだらけの丸い眼鏡をかけていた。いつもダドリーにやられるからである。
プレゼントが36個しかない、と駄々をこねるダドリーに対して、ハリーは階段下の物置部屋に住まわされていた。

電話が鳴り、ミセス・フィグが足を折ったので、ハリーを連れて行かれないということだった。ハリーは留守番しててもいい、と思ったが留守の間に何をされるか不安なダーズリー氏は仕方なく、ハリーも動物園に連れて行くことにした。ダドリーの親友、ピアーズもやってきて、一緒に出かけた。
車の中で、バーノンおじさんは「なにか変なことをしでかしたら、クリスマスまで物置部屋にとじこめておくからな」と警告した。
というのも、ハリーの回りでは奇妙なことが次々に起こるからだった。床屋に行っても変わり映えしないハリーの髪の毛をペチュニアおばさんが前髪だけ残してほとんど丸刈りに切ってしまったのに、翌朝には元通りになっていたとか、ダドリーの毛玉だらけの古いセーターを着せようとした時も、セーターがどんどん小さくなってしまったとか。

ダドリーたちは午前中だけで、動物を見るのに飽きてしまった。
お昼ご飯の後、ダドリーたちは爬虫類館に行った。そこは涼しくて暗く、壁に沿って照明のついたガラスが並んでいた。そこには、車を2回ほど巻いてつぶせるぐらいの大きな蛇がおり、それをめざとく見つけたダドリーは近寄ってみた。が、寝ているようだった。起こしてみようとガラスを叩いたが、反応はないので「つまんない」と去っていった。代わりにハリーがやってきて、蛇の身の上に自分自身を重ねていると、突然蛇が目をあけて、語りかけてきた。
「どこから来たの?」とハリーが尋ねたとき、蛇は看板をつついた。ブラジル産の蛇だが動物園で繁殖された、と書いてあった。「ブラジルには行ったことがないんだね」と言っていると後ろで、「ダドリー、おじさん!来て来て!すごいことやってるよ」という大きな声がして、ダドリーはすっ飛んできてハリーを押しのけた。ピアーズとダドリーがよく見ようとガラスに近づいたそのとき・・・
ガラスが消えて、蛇が這い出してきた。蛇は、「ブラジルへいざ行かん。ありがとよ、アミーゴ」と言って去っていった。

帰りの車の中で、二人はそのことを話していたが、ピアーズが、「ハリーは蛇と話していたよね?」と言い出したので、帰ってからおじさんは怒って「物置部屋に行け。飯は抜きだ」と告げた。

ハリーは物置部屋でこれまでの10年を振り返っていた。両親は交通事故で死んだと言うが覚えていない。覚えていることと言えば、目もくらみそうな緑色の閃光と額の焼け付くような痛みだ。家には写真もないし、両親のことについて質問することは禁じられていた。
学校でも、ぼろい服と壊れた眼鏡をしている変なハリー・ポッターをダドリーとその取り巻きが嫌っていることをみんな知っているし、逆らうのもいやだったので、友達がいなかった。

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第3章 The Letters from No One

ハリーが物置部屋を出ることを許された時には、夏休みが始まっていた。ダドリーの友達が毎日やってきては、ハリー狩りをするので、ハリーはほとんどの時間を屋外で過ごした。
9月になれば、二人は別々の学校に進学することになっていた。ダドリーはバーノンおじさんも行っていた私学スメルティングス校へ、ハリーは地方の公立校、ストーンウォール校へ。
7月のある日、ペチュニアおばさんは学校の制服を買いに、ダドリーを連れてロンドンへ行った。夕方、ダドリーは真新しい制服姿で現れた。栗色の上着、オレンジ色のニッカーボッカー、平たい麦藁帽子、そしてごつごつした杖。両親はその姿を見て感動していた。
翌朝、郵便の届く音がした。おじさんはダドリーに取って来させようとした。
「ハリーに行かせてよ」
「ダドリーにさせてよ」
「スメルティングスの杖でつついてやりなさい」
ということでハリーが行った。3通の手紙があった。その中の1通はハリー宛だった。今までだれも手紙なんかくれなかったのに、一体だれが?しかし、間違いなくあて先には
「プリヴェット通り4番地 階段下物置部屋 ハリーポッター様」とあった。
ハリーはおじさんに2通の手紙を渡した。しかし、ダドリーが、「パパ!ハリーが何か持ってる!」と叫んだので、手紙は取り上げられてしまった。封を開けて中を読んだおじさんは顔色が変わった。「ぺ、ぺ、ペチュニア!」おばさんもそれを読んですごい声をあげた。ハリーには見せてもらえなかった。

物置部屋に入れていることをなぜか知られてしまったので、おじさんたちは4つあるうちの一つの寝室(ダドリーのおもちゃ置き場になっているのだが)をハリーに与えることにした。
翌朝、郵便が届くと、今度はダドリーに取りに行かせた。文句を言いながら取りに行ったダドリーは「また来てる!プリヴェット通り4番地 一番小さい寝室 H・ポッター様だって!」おじさんはダドリーから奪い取って握りつぶした。

その後もどんどん手紙はいろんな方法で届き、土曜日には24通もの手紙が家のさまざまな場所にあった。おばさんは手紙を全部ミキサーにかけた。
日曜日、郵便は休みなのでおじさんは安心していた。ところが、暖炉の上から、30も40も手紙が降ってきた。
おじさんは慌てて、有無を言わさず家からみんなで出ることにした。1日中ノンストップで走り続けた。
そして、とある郊外のホテルに泊まったのだが、翌朝やっぱりホテルにも手紙が届いた。おじさんはだれも知らないところに行くことにした。
雨が降ってきた。彼らはボートに乗って海に浮かぶ小島に向かった。夜には嵐が来ると天気予報で言っていた。
小屋の中はひどかったが、夜になって寝ることにした。ダドリーの腕時計があと10分でハリーが11歳になることを告げていた。
あと、10秒・・・・3,2,1・・・
ものすごい音がして、ハリーは起き上がった。誰かがドアから入ってくる・・・

第4章 The Keeper of the Keys

それは巨大な大男だった。彼はハリーを見つけると、「誕生日おめでとう」と言ってケーキを渡した。そして、自分は「ホグワーツ校の鍵の番人だ」と名乗り、「ホグワーツ」のことは知ってるな?と尋ねた。
しかし、ハリーがホグワーツのことも、自分の両親のことも、さらには自分自身が何者であるかさえも全く知らないと見るや、ハグリッドはダーズリー一家に対して怒り心頭の様子で語り始めた。
そして、おじさんの制止も聞かず、ハリーは「魔法使い」で「ホグワーツ魔術師養成学校」への入学案内を届けに来たこと、両親が本当はいかにして亡くなったのかと言う事を語った。
バーノンおじさんはそれでも、「そんな魔法なんてものを教える馬鹿げたじじいなんかに一銭も払うつもりはない!」と反抗したが、ダンブルドアへの悪口にハグリッドは激昂した。そして、ハグリッドの傘から放たれた光線はダドリーのお尻に豚のしっぽを生えさせた。
最後にハグリッドは、「今夜はもう遅い。明日はたくさんの買い物をするからな」とハリーに告げた。

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第5章 Diagon Alley

ハグリッドとハリーはロンドンに出かけた。普通の通りの目立たぬ場所にパブ「漏れ鍋」はあった。二人がそこに入ると、客たちがハリーを見て、「お帰りなさいまし」とあいさつをし、握手を求めてきた。みんな「あの有名なハリー・ポッター」を知っているようだった。また、店ではホグワーツの先生であるクィレル先生にも会うことができた。
この店の庭の壁のレンガのとある場所をたたくと、別の通りへの穴が開いた。そこは「ダイアゴン横丁」だった。
二人はまず、グリンゴッツに出かけた。お金を用意するためだ。そしてハグリッドはダンブルドアに頼まれた用事もあるらしかった。入り口で出会ったゴブリンに鍵と手紙を見せるとグリップフックと言うゴブリンが金庫まで案内してくれた。トロッコで出かけるその道はまるでジェットコースターのようでハグリッドは気分が悪くなった。
「ここがお前さんの金庫だ。全部お前さんのものだ」と見せられた金庫の中には、金貨、銀貨、銅貨の山があった。こんなにたくさんのお金なんて今まで見たことがないくらいだった。そこからちょっとだけ取り出して、次にハグリッドの言う713番金庫に向かった。
713番金庫には鍵穴はなかった。その代わりグリップフックが軽くドアをなでると、ドアが消えた。グリンゴッツのゴブリン以外がこれをやると、ドアの中に10年は閉じ込められてしまうそうだ。
そんな厳重なセキュリティの金庫の中身はさぞ豪華な宝石かと思いきや、小さな茶色い紙包みだった。

外に出て、ハグリッドはマダム・モルキンの店で制服を作ってもらうように言い、自分は「漏れ鍋」で待ってると告げた。
採寸してもらっていると、中には少年がいて、「キミもホグワーツかい?」と話し掛けてきた。しかし彼の話す「ハッフルパフ」とか「スリザリン」とか「クィディッチ」などさっぱりわからなかったし、魔法使いの血統じゃないやつはホグワーツに入学すべきじゃないなど語るその雰囲気にはダドリーを思わせるものがあった。
そのあと、教科書をそろえ、基本的な魔法薬の材料をそろえた。そして、「誕生日プレゼントだ」と言ってハリーに雪のように白いふくろうを買ってくれた。最後に魔法の杖を買いに出かけた。
店に入ると、店の主人オリバンダーがハリーが来ることを知っていたかのように話し掛けてきた。そして、額の傷に触れ、「わしの売った杖でこうなってしまってすまんのう」と謝るのだった。
そして、ハリーは次々に渡された杖を試すのだが、どれも違うと言われ、彼の周りには杖の山ができるほどだった。そして渡された「ヒイラギとフェニックスの羽、11インチ」の杖は反応を示したのだった。
その様子にオリバンダーは「実に興味深い」とうなずいた。なぜなら、ハリーの持っている杖に使われているフェニックスの別の羽が入ったその杖こそがハリーを傷つけた杖、そう、ヴォルデモートが持っている杖だったからだ。

店を出た二人は、駅に向かった。ハグリッドはハリーにホグワーツ行きの切符を渡した。9月1日、キングズクロス駅だ。なにかあったらふくろうを使って連絡するように、といってハグリッドは去った。

第6章 The Journey from Platform Nine and Three-Quarters

それからの夏休みの間、ハリーはダーズリー一家から恐れられ、めったに口も聞かなくなり、あまりおもしろくない日々を過ごした。
8月の最後の日、翌日おじさんにキングズ・クロス駅に連れて行ってもらうよう頼んだ。おじさんは、魔法使いの学校なのに、電車を使うなんておかしなことだ、といった。そして、ハリーが「11時に93/4番線から」というのを聞いて、ますます馬鹿馬鹿しいと思ったのだった。

翌日、駅に着くとおじさんは9番線の次は10番線だ、と確かめてからにやりと笑いながら去っていった。駅員に尋ねるも、相手にされず、困っていると、「マグルでいっぱいだわ」という声が聞こえてきた。ふりむくと、ふくよかな女の人と真っ赤な髪の4人の少年がいた。見ていると、年かさの少年は9番線と10番線の間の壁をすり抜けていった。二人の少年が続いた。ハリーが思わず尋ねると、そのふくよかな夫人は行き方を教えてくれた。ハリーが意を決して進んでいくと、壁には当たらず、気がつくとプラットホームにたっていた。「ホグワーツ特急」と名のついた真っ赤な蒸気機関車が止まっていた。

ハリーは汽車に乗り込み、部屋を確保すると、ほどなくロンが入ってきた。そこに双子の兄たち、フレッドとジョージが入ってきて自己紹介をして去っていった。ロンは「本当にキミはハリー・ポッターなの?」と尋ねると、ハリーはうなずいて傷跡を見せた。「でも、何にも覚えていないんだ」
そのあと、ロンが自分の家族の話をした。ロンの一家は魔法使いだから、きっとたくさん魔法が使えるに違いない。ハリーは自分が一番クラスで最下位になるだろうと思っていた。
12時半ごろ、カートをひいた売り子がやってきて品物を勧めた。そこにはハリーの見たこともないお菓子がいっぱいあったので、すべての種類を少しずつ買った。ロンと分け合いながら食べていると、「蛙チョコレート」が出てきた。「本物じゃないよね?」と驚くハリーに、「まさか。でも、何のカードが入っているか見てごらん。有名な魔術師や魔女のカードが入ってるんだ」と教えてくれた。ハリーが見ると、その名前は「アルバス・ダンブルドア」だった。裏の説明を読んで表に返すと、写真が消えていた。驚くハリーに、ロンは逆に、動かない写真があるなんて、と驚いた。
その後も百味ビーンズなどを食べていると、部屋のドアが開いて、丸顔の少年が「僕の蛙を知らない?」と涙顔で尋ねてきた。「そのうち戻ってくるよ」と声をかけ、ロンはスキャバーズは動かないから死んでるかどうかも分からない。おもしろくしようと思って黄色くする魔法をかけたけど、変わらなかったから、見てて、ハリーに行っていると、再びドアが開いて、今度はさっきの少年と女の子が入ってきた。女の子は、杖を持ったロンに興味津々で、魔法をかけるのを見ていた。ロンは呪文を唱えるが、うまくいかない。女の子は早口でいろいろまくしたてて、自分はハーマイオニー・グレンジャーだと名乗った。

ハーマイオニーたちが出て行って、寮のことやクィディッチについて尋ねていると、再びドアが開いて3人の少年が入ってきた。一人はダイアゴン横丁で見かけた少年だ。
「ここにハリー・ポッターが乗ってるって聞いたけど?僕はドラコ・マルフォイだ。間違った友達作りをしない方がいい。僕が手伝ってあげるよ」
ドラコはハリーに握手を求めてきたがハリーは断った。真っ赤になってドラコは怒った。ゴイルはハリーたちのまだ残っているお菓子に手を出そうとして叫び声を上げた。スキャバーズが噛み付いたのだった。それで3人は帰っていった。

やがて汽車は止まると、懐かしいハグリッドの声が聞こえてきた。「1年生はこっちだ」ハリーたちは、ボートに乗り込み、湖を渡り、城に着いた。ハグリッドは3回ドアをノックした。

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第7章 The Sorting Hat

中にはエメラルド色のローブを着た背の高い黒髪の魔女がいた。とても厳しそうなその先生はマクゴナガル先生だった。マクゴナガル先生は新入生たちにこれからホグワーツで過ごす寮の組み分けの儀式があると告げて去っていったが、その方法は言わなかったのでハリーたちは不安だった。ロンは痛い思いをするときかされていたのでなおさらだった。
時間が来て、大広間に通されると、そこはすばらしい光景だった。空中にゆれる何百ものろうそく、4列の長テーブルにそれぞれの寮の上級生が座っている。上座には先生方、その目の前に魔法使いがかぶるとんがり帽子が置かれた。それはとっても古くてつぎはぎだらけだった。それは突然歌いだした。自分のすごさと4つの寮の特徴についてだった。これをかぶればよいらしい。
次々と生徒たちが寮に組み分けされる中、ハリーはどこにも選んでもらえなかったら、という不安が募ってきた。いよいよハリーの番になた。すると、大広間は急に静かになった。これがあの有名なハリー・ポッターか。
帽子は考え込んだ。スリザリンでも大成する、とも考えたが、ハリーがスリザリンはいやだと懇願したのでグリフィンドールになった。ハーマイオニーもロンもグリフィンドールだった。
組み分けが済むと歓迎の宴だった。ハリーはこんなご馳走を今までおなか一杯食べたこともなかったので心行くまで楽しんだ。食べながら、自分の身の上話をする生徒もいた。クィレル先生の隣に座っている黒髪の鉤鼻の先生がこっちを向いたとき、ハリーの額に痛みが走った。あの目は僕を嫌っている目だ。魔法薬学の先生でスネイプ先生というらしい。
宴の後、ダンブルドア校長が今年の注意を述べた。構内の森に入らないこと、4階の右側の廊下に立ち寄らないこと、などだった。
その後、ハリーたちは監督生の後について、自分たちの寮に行った。入り口には太った婦人の肖像画がかけてあり、合言葉を言わないと入れないことになっている。中はとても居心地のよさそうな談話室になっており、さらに、男子、女子の寮へと分かれていった。ハリーの部屋は5人部屋だった。ハリーはその夜変な夢を見たが、翌日にはすっかり忘れてしまった。