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椎間板レーザー手術 |
椎間板レーザー法について
この手術は椎間板の中の一部をレーザーで焼き、焼いた事により椎間板を縮
小させて椎間板ヘルニアの脱出しようとする圧を下げ、これにより神経の圧迫
を減少させ下肢への痛み、痺れを除去する ということが目的です。
●経皮的椎間板レーザー減圧術の概略
@背中に局所麻酔をして(歯医者さんが 歯の処置をする前にする麻酔と同じ
ものです)
A中空の細い針を椎間板に達するまで刺して(x線透視を見て確認しながら)
Bファイバー針をその中空の針の中に通し 髄核の先端に達するのを確認して
からレーザー照射を行います。そして髄核が蒸散するのを確認してから手術
を終了します。
術直後に 下肢(足)の痛みが軽快する人もよく見受けられます
術直後に ラセグーテスト(上向きに寝て膝伸展位にて下肢挙上)をしてヘ
ルニアの縮小を確認します。
(ラセグーテストとは足を上げると足に出ていく神経の束が引っ張られてヘル
ニアに当たって痛みが出る角度のこと。椎間板ヘルニアの出具合が測定出来
ます)
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料金 27万円(消費税込み、ファイバー代も含む)
大学病院講師の執刀を希望されればさらに5万円プラス
保険適応は ありません。
質問1、「誰でも受けられますか?」
回答:当院では ご希望の患者さん全員にはレーザー手術を行なっていない
状況です。効果の出ると思われるタイプのヘルニアの患者さんのみに
行なっています
レーザー手術の適応があるタイプの病気かどうかの説明をきちんと受
けて頂き、ご理解ご納得していただけるということが大切です。
質問2、「どんな人が受けられないの?」
回答:加齢にて椎間板が硬くなって レーザーで焼いても椎間板が小さくな
らないと予測されるタイプの人や 脊柱管狭窄のように靭帯(スジ)
が圧迫しているタイプの人、椎間板が潰れて不安定性の強い人、脊椎
のすべり症のように脊髄の通り道が直接骨に圧迫されているタイプの
人など、レーザーを施行して椎間板を小さくしても効果が全くでない
と思われる患者さんにはこの手術を行なわないことが適当と考えます
どんなに腰の悪い人にでも効果が期待できる万能な手術ではないから
です。
質問3、『ほかに方法はありませんか?」
回答:当院は保健衛生大学病院の協力診療所です、効果の期待できないタイ
プの患者さんは大学病院の医師(講師以上)に診察を受け、どうして
も全身麻酔を行なうタイプの手術が怖いとか背中を切る手術が嫌だと
いう患者さんは、効果の出るのが20%であるとか50%のタイプで
あるとかをお話してご納得して頂けた場合に方法としては、大学の医
師にレーザー手術を依頼することもあります。
整形外科の手術の方法には 整形外科の医師が決めた手術の方法があり、
手術の適応にも基準がありますことをご了承ください。
以上
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