1日目(3/9)
曇り空のJR奈良駅を出発した奈良線の列車は一路京都へ。
ホームがたくさんある京都駅を何度か迷った末、ようやく東海道本線上り新快速長浜行きに乗り換え。
乗った当初は立ち見状態でしたが、大津を過ぎたあたりから乗客が減り始め、座って旅を楽しむことが出来ました。
途中の米原で下車し、大垣行きの列車に乗り換えます。
この列車もガラガラ状態。雪を被った伊吹山や、関が原を車窓に見ながら大垣に到着です。
その後、東海道本線を豊橋、浜松、静岡、横浜と乗り継いで東京に到着。
実はこのときが初の上京だったんですが、東京に来たら是非確かめてみたいものがありました。
・・・『東京のソバの汁は黒いらしい』・・・良く云われることなんですが、生まれも育ちも西日本の自分にとっては興味津々。
さっそく、かけそばを注文すると、噂に違わぬ黒い汁。底が見えませんでしたよ。
味も濃いのかなと思ったんですが、色ほど塩辛く無かったです。
なんか、一気に異文化の土地に来てしまったという実感が沸いてきました。(笑)
東京駅から中央線に乗り、新宿へ。
駅のホームから見えるスタジオアルタの巨大スクリーンを見て、気分はすっかり『おのぼりさん』(笑)
新宿からは夜行快速『ムーンライトえちご』に乗って、新潟県村上へ向かいます。
この夜行快速、寝台などは無いのですが、とても座りごこちの良いリクライニングシートなので、下手な夜行バスより快適です。
車掌さんの指定席券の検札が終わると、安心したせいかいつのまにか寝てしまいました。
2日目(3/10)
目が覚めると、ちょうど新津を過ぎたあたり。早朝の新潟平野を心地よい速度で走っていきます。
やがて、『ムーンライトえちご』の終点・村上に到着、隣のホームで待機している酒田行きの列車に乗り換えです。
酒田では、次の秋田行きの列車まで1時間30分の待ち合わせ・・・接続悪いです〜
ホームで待ってても寒いだけなので、ストーブの焚いてある待合室でひたすら待ちました。
ようやくやってきた列車に乗り、再び北上開始。
右手に鳥海山、左手には日本海を眺めながら、秋田到着です。
秋田では打って変わって、接続時間が3分しかありませんでした。
時刻表見ながら『大丈夫か?』と不安に思ってたんですが、ドアが開くと同時に階段を上る上る、降りる降りる・・・疲れました・・・
さすが県庁所在地だけあって、乗客も多かったんですが、能代を過ぎたあたりから激減。
雪のうっすら積もった広い広い平野(八郎潟?)を列車は大館に向かいます。
ちなみに後から知ったのですが、ここ大館は忠犬ハチ公が生まれた土地らしいです。
大館から青森へはレールバスのような小さな列車で行きます。
秋田と青森の県境あたりはさすがに雪が多く、生まれて初めてみる大雪に大喜びなのでした。
そんなこんなで、青森到着。出発時間まで時間があったので、駅周辺をウロウロすることに。
青森駅といえば・・・♪上野発の夜行列車降りたときから〜♪・・・ということで青函連絡船の乗り場へ行ってみました。
青函連絡船・『八甲田丸』
駅のホームから直接桟橋に渡れるように橋でつながってました。
津軽海峡を渡っていただけあって、かなりの大型船です。
到着したのが夕方だったので良くわかりませんが、船内を見学できるようになっているみたいです。
現在の青函連絡を担っているのが青函トンネル。
今回利用したのは快速列車・海峡11号でした。
ちょうど、ドラえもんの映画とJRがタイアップしていた頃で、
列車も外観・内装ともに『ドラえもん仕様』でした。
青森駅ホームにて。
『ドラえもん列車』に乗って、いよいよ青函トンネルへ。
車内には現在トンネルのどのあたりと走っているのかを示すパネルが掲示してありました。
窓の外を見ると、延々と蛍光灯が流れて行きます。
夜8時半ごろ、函館に到着。ついに北海道に上陸しました。
次の列車まで時間があったので、駅周辺をウロウロ・・・さすがにこの時間には店は開いておらず・・・
それどころか、つるつるに凍った水たまりに気づかず、見事に転んでしまう始末。これだから南国育ちは困ります。
なんとか、夕飯と梅チューハイを確保して、札幌行きの夜行快速『ミッドナイト』に乗りこみます。
函館〜札幌を結ぶ夜行快速『ミッドナイト』
1・2号車は枕・毛布が用意された『カーペットカー』。ゴロリと横になれます。
3号車はリクライニングシートの『ドリームカー』
いずれも全席指定で、300円の指定席券で利用できます。
今回は『ドリームカー』の方を選びました。