最北の街を見に行こう
   〜中編〜

  3日目(3/11)
札幌に到着したのは朝の06:30。
ここで、06:38発滝川行きに乗り換えます。終点・滝川へは08:20到着です。

函館を散策したとき、意外と雪が少ないな〜と思ってたんですが・・・北海道は広いです。道央の滝川駅前はこんな感じ。




甘かったです。(笑)
自分の背丈よりも高く雪が積まれてるのって初めて見ました。

さてさて、ここから旭川に向けて北上しなければならないんですが、ここでちょっと工夫しなければなりません。

旭川方面への次の普通列車は、滝川12:01→旭川12:49なのですが、
稚内へは、11:08に旭川を出る快速列車に乗らないとその日のうちに辿り着けません。
つまりは次の普通を待ってたら間に合わないってことです。

ということで、この区間だけは18きっぷではなくて特急列車を使わざるを得ないことになります。

で、18きっぷのルールとして、
特急・急行列車に乗る場合は、利用する区間の特急・急行券+『乗車券』を別に購入しなければならない。
・・・つまりは18きっぷを乗車券としては使えませんってことですね。
そういうことなので、、滝川ー深川間の特急券と乗車券を購入して、09:52発の特急スーパーホワイトアロー3号に乗りました。
つかの間の贅沢気分って感じですね。
10:04に深川到着。10:07深川発の普通列車に乗り換えて、旭川には10:40に到着です。

夕方まで列車に乗りつづけなければならないので、ここで早めの昼食。
旭川というとラーメンが美味しい土地らしいのですが、町に出ている時間が無く、駅のホームの立ち食いソバ屋で山菜ソバを食べました。
・・・美味かったです。そりゃあもう、こんな寒いとこで食べるソバはこの上なく美味かったですよ。
多分ごく普通のソバなんでしょうけど(笑)

宗谷本線快速なよろ1号に乗って、終点名寄駅についたのが12:31。
休むまもなく、隣のホームに居る小さなレールバスに乗り換えます。

宗谷本線というのはとてつもなく長い路線です。なんせ、旭川から稚内まで約280Kmありますからね〜
名寄から先は各駅停車になるんですが、稚内まで約4時間掛かってしまいます。
季節は冬。車窓には一面の雪景色・・・てか雪しかありません(笑)人工物がほとんど見当たらない状態です。
乗客も名寄を過ぎると減るばかりで車内は寂しくなる一方。
各駅に止まるんですが、小さなホームと、これまた小さな貨物コンテナで作った待合室?しかないところもあって、どんな人が利用するのかなぁとか想像したり、これだけ雪が積もってたら除雪費用が大変だろうなぁ・・・元が取れてるのかなぁ・・・などと、ただひたすら座ってるだけなんで、そういうつまらないことを考えたりしてしまいます。思考にふけるのにはいい環境だと思います(笑)

抜海〜南稚内間は天候が良ければ、すばらしく綺麗に海が見られる絶好の注目スポットらしいですが、当日は天気が悪く見ることが出来ませんでした。

16:30に稚内到着。というわけで、とりあえずお約束。



もう夕方だったので、観光は明日に回して、ユースホステルへ。
ベットで横になれる幸せを感じながら、眠りにつくのでした。

4日目(3/12)
稚内から旭川へ向かう普通列車が10:48発だったので、それまで観光をすることに。
北海道最北端の岬は宗谷岬なのですが、出発までに帰れる自信が無かったので、近場のノシャップ岬へ。



市街地の道路は全てアイスバーン状態。そんな中を地元の人はすたすたと歩いていきます。・・・さすがです〜
岬には人っ子ひとり居なくて。おまけに風が強い強い。
寒いところの雪っていわゆるパウダースノーだから、風が吹くとちょっとした吹雪みたいになります。
水分を多く含んだべちょっとした雪しか知らない自分にとっては凄く新鮮な光景でした。





道路標識に日本語・英語・ロシア語が併記されてるのをみると、国境の街に来たんだという実感が沸きますね。
そんなこんなで、稚内を後にして、来た道を引き返します。
上りは接続が良いので、途中で特急に乗ったりする手間はありません。
名寄・旭川・岩見沢と乗り継いで18:57に札幌到着です。
次の列車まで時間があったので、夜の札幌観光へ(なんかこう書くとやらしい感じですが(笑))
お約束の時計台とかレンガ造の旧北海道庁とか大通り公園なんかを見て回りました。

札幌の街を歩いていて思ったんですが、夜になっても街に雪が残っているってのはスゴイなと。
自分の街では雪が積もることが年に何度かあるんですが、昼頃までにはもう全部溶けてしまうんですよね。
夜道のアイスバーンは慣れてないとかなり危険です。(笑)

街で食料を調達して、23:35発の『ミッドナイト』に乗ります。
慣れないアイスバーンを歩いた足を労わりながら、函館を目指します。

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