カメと過ごす日々
創刊号1〜邂逅編
私と竹千代が初めて出会ったのは平成13年(だったと思う)の5月上旬のことでした。
ゴールデンウィークの頃で、コリドラスに目覚め始めた時期だったと記憶してます。
ある日のこと、行きつけの熱帯魚店でコリを物色していたところ、妻がひとつのバケツをじっと眺めてます。
「なにが入ってるの?」と尋ねると
「カメ!こんなにちっちゃなバケツに3匹はいってるよ」
確かに小さなバケツに3匹ものアカミミがはいってるではないか!
店の主人に聞いてみたところ
「お客さんが飼いきれなくなって、引き取りました」
だって!
なんて無責任な飼い主だろう!
こんなことだから野良ガメが増えるのだ
でもお店に持ってくるだけまだましかもしれない
数日後、また出直したら、カメがまだバケツの中にいるではないか!
そして妻が一言
「カメ飼ってもいい?」
と爆弾発言!
妻がカメ好きだったとは・・・
結婚7年目にして初めて知った!
熱帯魚を飼っている負い目があったのでNOとは言えず
「いいよ!ちゃんと面倒みるんだよ。」
バケツの中の2匹を連れ帰り、庭で水を張った衣装ケースに入れました。
すでに2匹とも10センチくらいまで成長していたが、性別は判別できなかった!
「名前はどうする?」
「アメリカのカメだからジェームスとか」
「却下」
「じゃあ、将来大物になることを祈願して竹千代ってのは?」
「いいよ」
「もう1匹は松だな」
「姫がいい」
「松姫に決定ぢゃ」
いつまでも外に出しておくわけにはいかず。
妻の誕生日プレゼントついでにカメ水槽を買いました。
テトラから出ている、側面にワンタッチフィルターを設置できるように穴があいてるやつだ!
しかし甘かった
奴らの成長は予想を超えて早かったのだ
それにまして、ワンタッチフィルターの目詰まりの早いこと!
レプトミンの食いかすが半端じゃなかった!
使えん
どうしようかなと思った頃に
我が家を揺るがす大事件が発生した
創刊号2〜松姫の変編につづく