「買っちまった」
ビッグアイに行く前日
妻と話し合った
「どうしても欲しいの?」
「・・・欲しい」
「支払いは?」
「ろろろろ・・・ろーんかな」
ここで予算を組んでみる
「無理ね」
( ̄□ ̄;)!!
やはりダメか?
ここで補足しておこう
うちはそれほど貧しいというわけではないが
新車を買い換えるには躊躇してしまう
その程度の小市民である
9月4日
とりあえず試乗には行くと誇張君(仮名)に約束しているので行ってみた
かなり大規模な展示試乗会であった
アテンザやRX−8もある
後で試乗してみよう
営業の誇張君(仮名)が出迎えてくれた
残念ながら5MTのアクセラは準備できなかったらしい
しかたないか・・・
まずはアンケートに記入してと
どれに乗ろうかなあ
当然アクセラでしょう
今日は20Cと23Sの乗り比べができるし
先に20Cを試乗
今日は妻も同乗した
ビッグアイ周辺を一周する
乗り心地、ハンドリング、加速は申し分なし
やはりいい車だ
次に23Sに乗る
続けて乗ると違いが判る
明らかに加速は23Sの方がいい
足回りは20Cと同じだが
タイヤが扁平率50なので少し堅い感じがする
そのことに妻が気づいたのには驚いた
「後に乗ったほうがゴツゴツするね」
という感想
違いのわかるオナゴであった
さて、3台目に乗るのはRX−8だ
運転席に乗り込むと妻が
「私は行かない」と言って
トイレに駆け込んだ
思いっきり吐いてしまったらしい
新車の匂いに負けたのだ
そういえばフレンディを新車で買ったときもそうだった
仕方ない、顔色の悪い妻を残しては行けない
試乗はやめて仮設テントに移った
そして何度目かの見積もりを取ってもらった
営業の誇張君(仮名)が自信満々の顔で提示した
「これでどうでしょう!今回の展示会のみの価格です」
どれどれ
こ、これは好条件でなかろうか
値引きが今までで一番いい
フレンディの下取り価格もそれなりだ
「この展示会が終わったら、ここまでの値引きは出来ません」だって
妻といっしょに覗き込む
営業の誇張君(仮名)が気を利かせて席を外してくれた
「どうする?」
「そんなに欲しいの?」
「・・・欲しい」 どこかで交わしたような会話だ
「わかった、小遣い半分にしたら買ってもいい」
まじですか?
いいんですか?
なら買う!まじ買う!
小遣い半分でもいい、それでもいい!
アクセラGETだああああああああああああああ
でもね
わかってないね竹千代君
小遣い半分はローンが終わるまで続くのだよ
この前たばこ代削減されたばかりじゃん
できもしない禁煙宣言したばかりにね!
そのうえ小遣い半分でやっていけるの?
冷静になって考えたらわかっていただろう
しかし
どうして冷静になれただろう
そりゃあもうお祭り騒ぎだ
なんとかなるさ
じゃあ色を決めよう
もちろんウイニングブルーメタリックでしょう
却下された
それならノルディックグリーンマイカは?
これも却下
チタニウムグレーメタリックならどうだ
「これならいい」
次に乗る車の色は妻が決める約束だったのでしょうがない
でも俺は色にこだわりがなかったから問題なし
グレードはもちろん23Sの5MTだ
実はMT車を買うのは初めてだ
会社の車でMTに乗っていたので不安はまったくない
製造日と納車日が決まり次第連絡してくれるよう頼んで帰った
それからというもの毎日が非常にゆっくり流れていった
一日千秋といやつだ
そして待望の連絡が入った
生産日は9月21日で
納車は9月30日以降可能だ
30日は月末で仕事が忙しい
10月1日から3日間社員旅行で北海道だ
平日仕事上がりに納車しても良かったが
どうせなら休日にゆっくりと納車したい
それで10月7日に代休をとって納車日にした
午前11時頃にMDに行き始めてマイアクセラと対面した
かっこええ
超かっこええ
そして長年連れ添ってきたフレンディともお別れだ
妻がものすごく寂しそうにしていたのが印象的だった
ごめんよフレンディ
これは100%俺の我儘だ
そして
縁があったなアクセラ君
これからよろしく頼む
こうしてアクセラは我が愛車となったわけだ