土作り
1 土作り
稲は土壌中の養分を根から吸収し、葉に移行する。太陽の光により、同化作用を行い、稲の体を大きくし、米を作っている。その稲は、米の収穫とともに田から取り去っており、その分だけ田の養分は減少し、取り去られている。
よって次なる栽培に当たり、養分を補給し、元の地力ある田にしなければならない。これが土作りである。
(土作りを行う農業を保全型、または循環型といい、わが国の農業はこれに当たるが、アメリカ等の資本家が行う農業は取れるだけ取る、と言う農法で、これを搾取型という.)
2 方法
1) 堆肥を10aあたり2t程度施用する。
2)冬季に荒鋤きする。(土を天地返し、乾いた空気にさらし、土中に酸素を入れ、若返らせる。これを乾土効果という)
3)土壌改良剤を施用する。(稲体の主成分は珪酸であること等から、これらの補給のためにミネラルGを10aあたり、180kg撒布する。
4)学校田への撒布
- 散布量: 180kg×7/10=約140kg(7袋)
- 撒布方法: 児童全員(24人)が1列に並び、一人約1.8m幅に5.8kgを手で撒布する。
- 撒布時期:平成16年 月 日
- 撒布用具: 肥料撒布桶、またはバケツ、手袋、マスク
施肥設計
1 基本 JAが標準として設計した数値を採用する
2 面積 ひも計測により算定した数値(6.97セ)とした
3 肥料 土作り用:ミネラルG 基肥用:ようりん、高度化成オール15 中間肥及び穂肥用:珪酸カリ、ファーマーズ544
4 施肥料と施肥時期
土作り ミネラルG 10a/200kg 200kg×7セ=140kg
基肥 ようりん 10a/20kg 20×7=14kg(代掻き前)
高化 10a/20kg 20×7=14 (代掻き前)
中間肥 珪酸カリ 10a/10kg 10×7=7 (出穂前40日)
穂肥 ファーマーズ544 10a/15kg 15×7=10.5(出穂前21日及び13日)
※ ヒノヒカリ、ミヤタモチはそれぞれ米量とする。ヒノヒカリ出穂予定 8/29日、ミヤタモチ出穂予定8月26日とした。
窒素成分量 7.5kg 燐酸成分量 4.2kg カリ成分量7.2kg
苗消毒剤及び除草剤について
1 苗消毒剤 アミスタープリンス 50g×25箱=1.25kg いもち、もんかれ、ツトムシ、コブノメイガ、メイ虫、ウンカ等
2 除草剤 サキドリEW 500ml×7セ=350ml 代掻き直後撒布
ダブルスター 1kg×7セ=700g 田植え後10〜15日
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