荒鋤きした圃場に肥料(基肥)を撒布し、再び耕す。土の細土化と肥料の混和をはかる。その後水を田んぼに張り、代掻きをし、土を水になじませ、地面を平らにし、田植に適した穂場を作る。
田んぼの四すみの掘り起こしと圃場周囲の掘り上げ。(上記@とAについては地域の方が行う)
ようりん(10aあたり20kg) 20×0.7=14kg
高度化成(同上)
ケイカル(10aあたり200kg) 200×0.7=140kg
ようりんは、分けつが増え、茎葉が固くなり、病害虫に強くなります。穂肥が思い切ってやれるので品質のよいお米が増収できます。また低温の年にはさらに効果が高まります。
高度化成は土壌をやわらかくし、根の発育を促し、肥やけの心配がなく、安心して使用できる。
ケイカルは珪酸と石灰を主成分とし、葉や茎を丈夫にし、病害虫に強くなります。(以上JAの記載による)
稲が実るときに地中の珪酸を消費するのでそれを補うためでもあるようです。
上記の資材を、人数(64人)で割ると、一人当たり、ようりん約200g、高度化成約200g、ケイカル約2.2kgとなる。これを当日、手際よく配るために、1リットル枡を利用して、はかりを作っておく。
児童は各自、肥料を入れるためのバケツ等を持ち、肥料を入れてもらったら、田んぼに1列に整列する。
合図とともに、一斉にまき始める。限られた面積に限られた量を均一にむらなく撒布するようにする。
肥料撒布後、トラクターで再び耕し、土を細土化し、肥料の混和をはかる。
耕起、細土化した圃場に水を張り、その後、トラクターで代掻きを行う。代掻きは2回とする。
圃場の南、及び西側にあぜぬりを行う。
初めて学校田に出かけた。よく見かける大きさの田んぼ1枚が学校田であった。 肥料をまくのに、土の中に入るのだが、周りの田んぼがすでに田植えをしているので、水が学校田にも入ってきていて、結構ぬかるんでいた。何人かの児童は、入るのに躊躇していたが、入ってしまえば結構楽しんでいたようだった。 |