田植え

1 ねらい
田植は育苗箱で育てられた稲苗を圃場に定植(移植)し、分採をすすめ、一粒でも多くの米を収穫するための作業で、米作り第2の出発基点である。
2 作業手順
  1. 植え綱を張る
  2. 児童は、ヒノヒカリ班、ミヤタマモチ班に分かれ、植え綱に沿い、1列に後ろ向きに並ぶ
  3. 綱張りの代表が大きい声で「ヨイショ」と号令をかける
  4. 号令に合わせ、児童は一斉に植える。(折れ植えしないように気をつける)
  5. 植え付けが終わったら、それぞれ一歩後ずさりする
  6. 後ずさりしたら、綱張りは綱を動かし、綱を張り替える。
  7. 綱張りができたら、「ヨイショ」と号令を掛ける
  8. 号令にあわせて植えつける(以後繰り返し)


泥落とし

1 ねらい
米作りは古来より伝えられたもので、88の手作業が必要とされていた。その中の代掻きと、田植えはきつい仕事で、代掻きは男の仕事、田植えは女の仕事、とされていた。
毎日、朝早くから夕方遅くまで連続の仕事であった。特に田植えは仕事の性質上、一人では不可能であり、よって、集落で助け合い、手間替えによる協同の力で行っていた。
その田植えが終わると、集落全体でみんなが集まり、労賃や手間賃などの決め事をした後、みんなの手料理により、懇親会を行った。すなわち、「皆さんご苦労様でした。田植えを無事終わりましたので、足をきれいに洗って一杯やりながら懇談しましょう」という行事である。



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