虹子な日々


4月24日(火) 最悪

y 「今日も休み」

h 「耳は治ったんやけど…」

y 「御飯が食べられなくなっちゃったんだ」

h 「痛み止め飲むやろ?胃があれてさ。夜、戻してしもたんや」

y 「大丈夫なのかなあ。入院したほうがいいのかも」

h 「やな」

y 「夜もほとんど寝れてないしさ。これじゃ、どうにもならないよ」


4月23日(月) 水戸黄門

h 「今日も大学休んだな。単位、まじでやばいで」

y 「で、休んで水戸黄門見てたの?」

虹子 「夜ね。大学は、病院行くから休んだのよ。痛かったし」

h 「まあまあやな、新生水戸黄門。まだ旅に出てへんから、何課もの足りんけど」

y 「すけさんとかかくさんを、名前で呼び捨てにしてるのが、なんからしくないなあと思った」

h 「まあ、あのころは、そんな呼びかたしてなかったんかもしれへんけどな。一応、家来やし」

y 「あとさ、難しい言葉が多かったような気がする。文学部の人にはうれしいかもしれないけど、一般うけは難しいんじゃないかな」

h 「黄門様、文献読んで、忠実に再現するように努力したって言ってたからな。歌を朗詠してるとこ、まさに江戸の人って感じやった」

虹子 「でもね、水戸黄門を本当に忠実に再現すると、あの物語自体が無くなっちゃうのよ。黄門様は、諸国漫遊してないらしいから」

h 「まじ?」

y 「どっちにしても、これからどうなるのか、楽しみは楽しみだね」


4月22日(日) 遠足だったのに

y 「また寝てた。御飯もあんまり食べてないよ」

h 「虹子の大好きな肉なのに、痛いから食べられんのやな」

y 「今は、痛み止めが効いてる短い合間。虹子ちゃん、英語の予習しなきゃって言ってるけど…」

h 「無理そうな気がする」


4月21日(土) 寝てた

y 「今日は書くことないよ」

h 「痛み止めばっかり飲んで、ひたすら寝てた。終わり」


4月20日(金) 桜のごみ

h 「おかんの体育会系ぶり、こんなとこで暴露していいんか?」

y 「いいんじゃない?許可とってあるし」

h 「許可っていっても、『載せるよ』って、半強制的に同意させてたで、あれは」

虹子 「いいの、いいの。おもしろいから」

h 「んじゃ、書くか。今朝ね、大学に行く前、おかんが車見て「うわっ、桜のごみがすごい」って言ったんや」

y 「花びらが散った後、その他のが落ちるでしょ?それのことらしい」

h 「で、その後、もしかして花びらもごみに感じるんやないかって聞いたら、そうやって。風流も何もあったもんやない」

y 「ついでにお母さんいわく『桜は毛虫が落ちるから嫌い』だそうです」

虹子 「こんな母から、文学部にいくような子が生まれるのねえ」

h 「分からんで。虹子やって、おかんとおとんが言うみたいに、目が見えてたら、バリバリの体育会系になってたかも」

y 「ありえるね」

h 「想像してみましょう、読んでる皆さん。ジャージ着て、「う〜っす」とか言ってる虹子を」


4月19日(木) 先生、ちゃんと診て!

y 「結果はどうだった?病院に行ったんでしょ?」

h 「それがなあ、あんまりぱっとせんのや。鼓膜の内側に水がたまってるのは確からしいんやけど、それは右だけ。音が低く聞こえるのは左もやから、それは原因やないような気がするで」

y 「薬の副作用って言ってた、あれは?」

h 「先生、薬の名前も聞かずに、ありえないって言うんや。なんかおかしいよ」

y 「その、鼓膜の内側に水がたまってるのは、穴あけないと治らないんだよね。痛そう」

h 「前にやったことはあるみたいなんやけど、リスクがあるらしい。その傷から感染することもありえるそうやし」

y 「難しいね。でさ、結局は原因が納得いかなかったわけでしょ?先生、しっかり診てほしいよね」

虹子 「とりあえず、今の薬は1週間で無くなるから、それで治るかどうか、様子を見てみる。早くラルクがまともに聞けるようになりたいよ」

y 「低いhyde君の声は耐えられないよね」

h 「かといって、高くして聞いたら変やし」


4月18日(水) 耳が壊れた

h 「ついに大学休んでしもたな、虹子」

y 「やばいよ、始まったばかりなのに」

虹子 「だってさ、頭痛くて起きられなかったんだもん」

h 「明日はエスニック文学と英語あるし、行かんとな」

y 「ところがねえ…」

h 「何かあったんか?」

y 「虹子ちゃんの耳、壊れちゃったみたいなんだよ。昨日から飲んでる神経痛の薬のせいだと思うけど、全部の音が普通より低く聞こえちゃうんだって」

h 「低く?別にいいんやない?」

虹子 「嫌よ。hydeさんの歌声が、半音くらい下がって聞こえるのよ。そんなの耐えられないよ」

y 「耳鼻科行ってみたほうがいいかもね。もともと虹子ちゃんは、低い音が聞こえにくいんだから、授業にも支障があるかもしれないから」

h 「けど、明日は休んだらやばいって」

y 「原因突き止めるのが先だよ」

虹子 「もう決めてる。休むよ。こんなのじゃ、絶対嫌だもん」


4月17日(火) 雑説

y 「支援室のMさ〜ん、今度はどうですか?」

h 「ごめんな。虹子がタグの知識0やから」

y 「ねえ、上のタイトル、漢字あってるのかなあ」

h 「さあ。今日の中国語学演習でやった漢文やろ?俺、さっぱり分からん」

虹子 「世の中に、わたしみたいな天才の卵がいても、それをちゃんと見抜いて育てる人がいなきゃ、俗世間に埋もれて終わっていくって話よ」

h 「は?虹子が天才の卵やって?天才は99パーセントの努力と1パーセントのインスピレーションで生まれるんやで。おまえみたいに努力してないのは、天災でもなんでもない」

虹子 「言ったね?そもそも、わたしの想像力が並外れて高くなかったら、hさんは生まれてないのよ。そうやってわたしを凡人扱いする人が多いから、わたしは才能を発揮できずに終わっていくんだわ(泣)」

y 「駄目だ、こりゃ。まあ、たまには思いっきりうぬぼれさせてあげるのもいいか。普段は控えめにしてるみたいだし」

h 「あれでもか?かなり自慢してるで、自分の文才」

虹子 「そりゃ、未来の有名作家だもん」

h 「かってにうぬぼれてろ」

y 「読んでる皆さん、ごめんね、こんなので。今日の虹子ちゃんは、ちょっと自我自賛してみたかったんだよ」

h 「y、漢字違うような気がするで」


4月16日(月) 考える葦

 h 「支援室のMさ〜ん、リクエストどおり、改行してみたんやけど、こんなんでどうっすか?」

y 「ちょっとは読みやすくなってますか?」

h 「ってことで、本題に入るか。今日の虹子は、まさにあのパスカルの名言どおり、考える葦になってたよ」

y 「日本国憲法の講義のときね。国立大学の行政法人化の問題について。難しい」

h 「けど、俺らに直接関わることなんよな。これからは、国立大学やからって、のんきなこと言ってられへん時代になる」

y 「それにしても、すごい考え込み方だったね。ノートより、感想書いたメモのほうが多かったよ」

虹子 「わたし、考えるの好きなのよ。しかも、筋道立てて、論理的にじゃなくて、情緒的にやっちゃうから、止めどがなくなっちゃう。でもね、そうやって考え込んでる自分が好き。哲学者みたいで、我ながらかっこいいなあって」

h 「そんな理由かい」

y 「人間は考える葦。いいんじゃない?考えないよりは」

虹子 「ところでさ、この音声さん、『葦』のアクセント最悪よ。これじゃ『足』と同じに聞こえるじゃない」

h 「人間は、考える足?」

y 「嫌だ、それ。なんか臭そうだよ」


4月15日(日) 検索

y 「どうしたの?虹子ちゃん。ずいぶん憂鬱そうな顔して」

h 「明日から、また1週間やからか?」

y 「また頭痛いの?」

虹子 「わたし、名前変えようかなあ」

h 「ああ、さっきの検索か。確かにちょっとショックやな」

y 「なるほどね。ありふれた名前って言えば、そうなのかもしれないけど」

虹子 「虹子って検索して、あんなにいっぱい出てくるなんて思わなかったよ。しかもさ、同じジオシティーズの、同じ町にいるのよ、虹子さんが。かなり衝撃」

y 「だから市民ID、nijikoじゃ駄目だったんだね。う〜ん、名前は同じでも、虹子ちゃんは虹子ちゃんだよ」

h 「そうや。もう一人の虹子のHP、こことぜんぜん雰囲気違ったやん」

虹子 「でもさ、その虹子さんがここ見たとき、何て思うだろう。きっと、嫌な気持ちになるわよ。名前でまでだれかを不愉快にする人間なのよ、わたし」

y 「そんな風に思うんだね。深く考えなくていいよ。虹子ちゃんは、その人のHP見ても、嫌な気分にはならなかったでしょ?きっと同じだよ」

h 「だれも使ってない名前なんて、そうそうないで。気にするなって」

虹子 「でもさ…。IDどおり、ハイディー13にしようかな」

y 「長いから駄目。虹子ちゃんは虹子ちゃんなの」

h 「これ読んでるみんなも、そう思うよな?虹子って名前使ってる人が他にいても、虹子は虹子よな?」

虹子 「名前変えようかなあ…」

y 「今の名前じゃなくていいなら変えてもいいけど、だれかを傷つけるからってだけで、無理に変えるのは駄目」

h 「虹子はこの名前好きやろ?だから使ってるんやろ?ラルクの子供やろ?虹の子供やから、虹子なんやろ?」

y 「みんなの意見、聞かせてください。虹子ちゃんは虹子ちゃんでいてもいい?名前を変えるべき?」


4月14日(土) 調子悪〜

h 「大丈夫か?虹子。今日もずっと寝てたやん」

y 「おかげで書くことがないね」

h 「更新も滞りまくりやし」

虹子 「わたしだって、こんなの嫌よ。でも、治らないんだもん、頭痛いのが」

y 「まだ痛み止めずっと飲んでるの?」

虹子 「ううん。今日は飲まずに我慢してた。効かなくなりそうで怖いから」

h 「けど、月曜日からはまた飲まんとあかんな。こんなんじゃ、授業に集中できんやろ?」

y 「本当に、どうしちゃったのかなあ、虹子ちゃんの頭。入院して、徹底的に検査したほうがいいのかも」

虹子 「今年はこんなふうになりそうね。2年生、ダブり覚悟しとかなきゃ」

h 「虹子…」


4月13日(金) ジェイソンだ〜!

y 「何?このタイトル」

h 「さあ。今日が13日の金曜日やからか?」

虹子 「そうよ。怖い日なのよ、今日は」

y 「何か恐怖な出来事でもあった?教授が一人姿を消すとか」

h 「野犬が現れるとか」

虹子 「何にもなかった。平凡すぎて、書くことないんだってば」

y 「昨日書いた西洋哲学のM先生、書き込みしてくださってたよ。すごい」

h 「教授の意外な一面」

y 「これからもいろんな先生に呼びかけてみようか、ここで」

虹子 「さらに内輪に走るってこと?やばいわよ、それは」

h 「ええやん。内輪でもおもしろいものはおもしろいと思うで」

虹子 「ったく。んじゃ、かってにしなさい」

y、h 「かってにする〜」


4月12日(木) 自転車

h 「西洋哲学のM先生〜〜」

y 「いつも虹子ちゃんがお世話になっております」

虹子 「だから、内輪ネタ入りすぎだってば。M先生が西洋哲学の先生だったかもあいまいだし」

h 「違ってたら明日直す。今日の出来事でいちばん印象に残ってるのはM先生がらみのことやから」

y 「自転車(笑)」

虹子 「思い出し笑いしてるよ。これじゃ、分かる人いないってば」

h 「今日は一こま目から授業があったんやけど、エレベーターに乗ろうとしたら、先生が自転車押してやってきて『一緒に乗れるかなあ』って(笑)」

y 「先生、自転車を部屋まで連れて(?)行かれたのかなあ。高価な自転車なんだね、きっと」

虹子 「さすが教授だよね」

h 「あんな光景初めて見たよ、俺。おもしろかった」

虹子 「ねえ、もしかして、今日はそれだけしか書かないつもり?」

y 「いいじゃん。授業の感想書いたら、またまじめすぎるのになっちゃうし」

h 「まあ、しいて言えば、古代と近代の違いにびっくりしたってことくらいかな、俺としては」

虹子 「そうそう、わたしもびっくりしたよ。今日は、古代文学演習と近代文学演習があったんだけど、学生の数がまるで違うの。古代は20人くらいで、近代は60人くらい。この違いは何?って」

y 「う〜ん、やっぱり古文は難しいってイメージがあるからかなあ。そんなことないのにね」

虹子 「ふ〜、今日は疲れた。木曜日は、四つ続けて授業があるのよね。これからどうなるんだか」

y 「体調整えなきゃいけないね」

h 「最後にもう1回。西洋哲学のM先生、これからも自転車を大切にしてあげてください」

y 「なんか、まとまりのない日記だ」


4月11日(水) 文学とは

y 「読んでますか〜?支援室のMさ〜ん」

h 「って、そんな内輪ネタやるなよ、yらしくないなあ」

y 「ごめん。今日、ここも読んでもらったもんだから、つい…」

h 「許可もとってないのに。やばいで」

y 「いいよ、きっと。頭文字だけだし」

h 「で、今日はねえ、フランス文学と中世文学があったよ」

y 「フランス文学は文献一覧の説明と、ヨーロッパの中世の話だけだったけど、おもしろかったね」

h 「今日のキーワードは『今』、『ここ』、『わたし』。人って言う生き物としての俺らの肉体は、今、ここにしか存在できないけど、その『今』と『ここ』を越えられるのが言葉」

y 「10世紀にフランスで書かれた文学が、時と場所を超えて、僕らに何かを感じさせてくれる。うまく言えないけど、感動したよ」

虹子 「『今』、『ここ』、そして、もしかしたら、『わたし』さえも超えられるのが文学なのかもしれないなあって、漠然と考えちゃった。だって、文学作品を読んでいくうちに、自然と中に入り込んで、わたしじゃないわたしになれたりするでしょ?』

y 「虹子ちゃんが書いてる作品たちも、『今』、『ここ』、『わたし』を超えていくようなものになればいいな」

h 「中世文学のほうは大変やったなあ。手違いがあったんよな。まあ、なんとかなりそうやからいいけど」

y 「先生たち、自分の研究もあるのに、本当にがんばってくださるよね。いくら感謝してもしきれない」

虹子 「わたしも精一杯がんばらなきゃね」

h 「ってことで、今日もまじめに終わったな。Mさ〜ん、こんなの、どうでしょう」

y 「人のこと言えないじゃん、h君」


4月10日(火) 大学、本格的スタート

h 「タイトルついてるやん、いつのまにか。だれの影響や?」

y 「まだリンク貼らせてもらってない人のだから、大きな声じゃ言えないらしいよ。ここの常連さんの一人だって」

h 「まったく、すぐ影響受けるやつやな、虹子も。このスタイルやって、パクりやし」

y 「パクりっていうのかどうかは分からないけどね。でさ、今日のこと書かなきゃ」

h 「いよいよ大学の授業が始まったんやけど、一つは休講で、もう一つも5分で終わってしもた」

y 「中国語学演習の先生、おもしろそうだったね。大学の教授っていうのは、1日に二つ講義があるとへとへとで、三つあると人間業じゃなくて、四つあると労働基準法違反くらいになるんだって」

h 「で、この日は虹子たちの講義含めて、先生が持ってるのが四つ。『人が少ないほうがいい。できれば0がいい』って言いたくなるのも分かるよな」

虹子 「『労働基準法違反ですから。犯罪に荷担するかどうか、よく考えてから取ってください』なんて、ほんと、ブラックユーモアだよね。楽しい講義になりそう」

h 「そういうジョークをまじめに言うのも笑えるし」

y 「そのあとの、研究室運営協議会の役員会はどうだったの?」

虹子 「新入生(わたしたちだったりする)歓迎遠足の場所が決まったわよ。でも、痛み止めが切れて、頭が痛くてぼーっとしてたから、ほとんど聞いてなかった」

h 「頭、やっぱり痛いんやな。ほんまにこんなので2年生やっていけるんかなあ」

y 「やっていくしかないね。もう戻れないんだから」


4月9日(月)

y 「とうとう脳外科に行く羽目になっちゃったね」

h 「夕べもほとんど寝れてないんやもん、虹子。痛み止め飲んでないと食欲もないし」

y 「でも、やっぱり原因は分からなかったね。頭痛症だって」

h 「まあ、後1年とか言われるよりましやろう」

虹子 「覚悟してたのよ。頭振ると痛かったから、腫瘍でもできてるんじゃないかと思って」

y 「よかったね、そんなのじゃなくて」

h 「けど、髄膜炎に気をつけなさいっていわれたやろ?どうやって気をつけるんやろう」

虹子 「さあね。熱はちゃんと定期的に計ったほうがいいかな。まあ、そこまでひどくなったら、もう終わりよ」

h 「終わりって…」

y 「終わる前に会わなきゃいけない人がいるでしょ?それまでがんばって生きなきゃ」

虹子 「hydeさん。会いたいけど、無理そうね。長生きできても無理そうよ」

h 「希望を捨てたらあかん。会えると思ったら会える」

虹子 「って化さ、そんな深刻なこと書くようなこと言われてないのよ。最初のとこ読まなかったら、みんな心配しちゃうじゃない」

y 「でも、髄膜炎になる可能性はあるって言われたんでしょ?それだけでも深刻じゃない?」

虹子 「じゃない、じゃない。ぜんぜん平気よ、そんなの。なったりしないわよ、髄膜炎なんて」

h 「そう祈ってる」


4月8日(日)

h 「大丈夫か?虹子。頭、ずいぶん痛そうやな」

y 「今日はずっと寝てたんだよね。そろそろ薬飲む?」

虹子 「まだ。寝てる途中に切れたら怖いから」

h 「なんで痛いんやろうな。変な病気やないといいけど」

y 「ちゃんと検査してもらったほうがいいよ。大学、明後日から始まるんだから」

h 「学部長も心配してたで」

虹子 「うーん、検査しても、どうせ何も分からないと思うの。もう、嫌になっちゃう」

y 「駄目だよ、そんなふうに考えちゃ。何か原因があって痛いんだから」

h 「本物の俺に会うまで元気でおらんとな」

虹子 「それまでもつのかなあ…」


4月7日(土)

y 「また犬がいっぱいいたね。かわいかった」

h 「車の展示場。初めて触る犬もいた」

y 「ワイマラナー、イタリアングレイハウンド、クランバースパニエル」

h 「イタリアングレイハウンド、めっちゃ細くてかわいかった。この前触ったウィペッとよりも、もっと小さいかっこいい犬」

y 「クランバースパニエルは、どっしりした丈の低い犬。パグを追いかけて遊んでたのがかわいかったよ」

h 「ワイマラナーは、毛が短くて大きい犬やったな」

虹子 「ダルメシアンもいたのよ。一緒に写真を撮っちゃった」

y 「虹子ちゃんね、そのダルメシアン君におしっこかけられちゃったんだよ」

h 「う…」

虹子 「生暖かかった。まったく、もう!」

h 「しかも、その犬、虹子のほうばっかり向いてて、カメラには後姿しか写ってないし」

y 「でも、それがまたかわいかったりするんだよね」

虹子 「やっぱり、犬大好き。そういえば、家に帰って、シオラに嗅がせたら、おしっこのところ、必死でにおってた」


4月6日(金)

h 「この日はねえ、文学部の2年生のガイダンスやった」

y 「虹子ちゃんは、はれて希望の日本文学コースへ進めたんだよ。おめでとう」

虹子 「ありがとう。でも、成績表をもらったら、後期は良が多かった。ちょっとショック」

h 「いいやん、優も結構あったんやし。だいたい、後期はいっぱい休んだやろ?」

y 「虹子ちゃんのための部屋が、文学部にできてるんだよ。支援室。昨日の日記に書いた、ボランティア活動室ほどの規模じゃないけど、パソコンや点字プリンターを置く予定なんだって」

h 「ボランティア活動室は総合科学部にあるんよな。こっちは分室って感じかな。こっちもいい人がいる。よかったな」

虹子 「いよいよ専門的な講義がうけられるようになったわけ。研究もしようと思えばできる。がんばるよ」

y 「虹子ちゃんはね、研究室の役員になったんだよ」

h 「だれも立候補せんかったからやろ?目立ちたがりやし」

虹子 「いいの。役員会1回出ればいいんだから」

y 「いよいよ2年生。がんばろうね」

虹子 「まかせて」


4月5日(木)

y 「書くの?」

h 「書くんか?」

y 「二日前の日記なんて、日記じゃないよ」

h 「そうや、そうや。毎日更新、もう挫折してしもた」

虹子 「ええい、やかましい!わたしが書くと言ったら書くの!さっさとレポートしなさい!」

y 「今日の虹子ちゃん、怖い。何かあったのかな」

h 「頭が痛くていらいらしてるんやろう。こういうときは、おとなしく言うとおりにしたほうがいい」

y 「え〜っと、この日はねえ、広島大学のボランティア活動室のオープニングパーティーだったんだよ」

h 「パソコンとか、弱視の人でも文字を大きくして読める拡大読書機とか、点字プリンターとかが置いてあるんよな。去年は、『情報センターのセンター長室をお借りして、細々とやってます』って感じやったけど、すっかり乗っ取り(違う。センター長の御好意やな)完了してた」

y 「障害をもった学生と、その人たちを支援するボランティアと、先生たちとの交流の場。ボランティア実習っていう形で、単位も認定されるようになったから、ますます輪が広がるだろうね」

h 「こんなすばらしい部屋があるんやもん、広大にもっともっといろんな人がチャレンジしてほしい。虹子みたいな全盲の人が入っても、十分やっていける」

虹子 「すごい宣伝してるわね」

y 「頼まれたし。(ぼそ)」

h 「いや、まじでいい部屋やで、あそこは。マスコミにも取り上げてほしいくらい。人もいい人ぞろいやし」

虹子 「誉めすぎ。まあ、事実だけど」

h 「そうやろ?パーティーにも、いっぱい人が来たもん。テープカットがちょっと寂しかったけど。もっと盛大でもよかったと思う」

y 「これから、どんどん発展していけばいいね。広大のボランティアの拠点として」


4月4日(水)

h 「今日は楽しかった。虹子の笑顔も最高やったし」

y 「久しぶりに太陽浴びたよね。僕らも思わずはしゃいじゃったよ」

h 「今日はね、虹子のおかんと一緒に、ニュージーランド村ってところへ遊びにいってきたんや。犬がいっぱいいるワンワン牧場があってさ、俺も犬たくさん触ったよ」

y 「おなじみのゴールデンレトリバーとか、ラブラドールレトリバーとか、シーズーとか、ヨークシャーテリアとか。みんなおとなしくて人懐っこくて、すっごくかわいかった」

h 「待望のダルメシアンにも触れたんやで。ふらさんのサイトに載せてもらってる小説に出てくる犬。他にも、ゴールデンとハスキーと柴が出てくるけど、ダルメシアンだけ触ったことなかったんよな。どうやった?」

虹子 「毛が思ったよりずいぶん短くてびっくりした。あの小説の中で、ふさふさって感じのイメージで書いちゃったから、ちょっとやばいなあと思ったよ。でも、あれだけ短かったら、家の中でも飼い易そうね」

y 「ウィペッとって犬もいたんだよ。グレイハウンドのミニチュア版みたいな感じで、すごくほっそりしてて、かっこよかった」

h 「ウィペッとも毛が短いんよな。本には、タオルで拭いてやるだけできれいになるって書いてあった」

y 「ケアーンテリアもいたよ。毛がごわごわしてて、おもしろい手触りだった」

h 「あとさ、スタンダードシュナウザー。ひげが長くておもしろかった。ぼさぼさって感じ」

虹子 「またいろんな初めての犬に触れてよかった。やっぱりわたし、犬大好き」

h 「心配してた地震もなかったし」

y 「夕べ、静岡であったんだよ。日本列島は、目覚めちゃったのかな」

h 「しゃあない。俺が子守唄歌って、また眠らせてやるか」

虹子 「余計のりのりになって揺れたりして」

h 「そうなったらやばいからやめた」


4月3日(火)

y 「また小さな余震が来たね。もう来ないと思ってたのに」

h 「また近くで、ど〜んって音がして揺れたらしいで。あの地震の前もそんな感じやったやん。明日、また大きいのが来るのかも」

y 「もう嫌だよ、あんな怖い思いするのは。今度は本当に家が倒れちゃうよ」

h 「かわらもやっと直したのにな。俺ももう嫌や」

虹子 「明日は遊びに行くのよ。家にはいないから、ちょっとは安心してられるかも。お父さんは留守番だけど」

h 「『わしが犠牲になるんか』って悲しんでたな。まあ、たぶん何もないと思うけど、やっぱり怖いよ」

y 「ハイディーちゃんを玄関に避難させておいてあげたほうがいいんじゃない?今の場所じゃ、本棚が倒れたら下敷きになっちゃうよ」

h 「俺の本当の姿の写真と、てっちゃんフィギュアも持ってってくれよ。本に埋もれるのは嫌やで」

虹子 「まあ、きっと何もないわよ。そんなに何度も地震来てたまりますかっての」

h 「とか言って、実は虹子がいちばん怖がってるんやで。今夜はまた俺が歌ってやらないと寝そうにない」

y 「大変だね、h君も」


4月2日(月)

h 「更新滞ってるでえ、虹子。やばいんちゃう?」

y 「今日、エッセイみたいなの書いてたのはアップしないの?」

虹子 「書きあがったのが遅かった。ちょっと長いから、打ち込みに時間がかかるのよ。あんまり夜遅くなると、お母さんに迷惑かけちゃうから、明日アップするわ」

h 「早く自分で更新できるようにならんとあかんな。ようはFTP使えればいいんやろ?」

y 「言葉で言うのは簡単だけど、それがなかなか難しいんだよ。音声さんが対応できるかどうかっていう、すごく大きな問題がついてくるからね」

h 「それにしても、今日も1日な〜んにもしてないやん。ペットの情報ページ見てるひまあったら、そのエッセイ書けばよかったのに」

虹子 「だってさ、気分が乗らなかったんだもん。最近だるいのよね。春だからかなあ」

y 「大学始まったらどうするの?授業中に寝ちゃいそうだよ」

h 「そんなときは、俺が耳元で『Shout AT THE Devil』歌うしかないな。『ROUTE666』でもいいかな」

y 「僕はスティック投げてあげる」

虹子 「それだけはやめて」


4月1日(日)

y 「今日ね、僕、虹子ちゃんの部屋で、金色のネズミ見たよ」

h 「は?ゴールデンハムスターやなくて?」

y 「全身金色の毛がはえてて、普通のネズミよりちょっと大きかった。捕まえようとしたら、僕のほうをじ〜っと見るんだ。可哀想になって、窓開けてあげたら、ちょろちょろ逃げていったよ」

h 「いつや?それ。俺、見てないんやけど」

y 「h君と虹子ちゃんが、居間のコタツで寝てるとき。惜しかったなあ、二人にも見せてあげたかった」

h 「起こしてくれればよかったのに。ずるいで、yばっかり」

y 「ごめんね。あんまりびっくりしちゃって、そこまで考えられなかった」

虹子 「yさん、それ、本当に本当?今日、何の日か知ってる?」

h 「今日?あっ、エイプリルフールや。さてはy、うそついてるな?」

y 「へへ。ばれちゃったか。虹子ちゃんにはかなわないな」

h 「あのなあ!」

虹子 「でもさ、夢のあるうそっていいよね。今日くらいいいんじゃない?そういうのがあっても」

y 「でしょ?」

h 「まんまとだまされた俺って…」

y 「そういえば、今のはうそだけど、20メートルの巨大イカは本当だからね」

h 「マニアネタやなあ、それは。分かる人、どれくらいいるんやろう」

3月
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