ある日、マーマチカとナホトカへ買物に出かけた。
ナホトカに出て行くとまず、マーマチカの親戚夫婦に出会った。この人(ご主人の方)が、英語で、
やたら早口で怒涛のごとく、話し掛けてくる。一方的に話し掛けられ、
相手の質問に答えるのが精一杯だった。
その後、ご主人と別れ、奥さんのほうとマーマチカと僕の3人で、食料の貯蔵倉庫のようなところへ
車で向かった。途中、延々、運転席のマーマチカと、助手席の奥さんの二人のおしゃべりが続いた。
後部座席の僕のことはずっとほったらかしである。
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移動中は、それで何も気にならなかったのだけれど、車が目的地に到着しても、車を止めたまま
この二人のおしゃべりが延々と続いたのであった。
車が止まってから、20分位経っただろうか、やっと二人のおしゃべりが終わった。
マーマチカは言い訳するかのように、「日本の女性も、おしゃべりが好きでしょ?!」
と言っていた。
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ナホトカの商店(=ロシア語でマガジンと呼ばれるところ)に入った。日本では商店の場合、
外からでもそれとわかるが、ロシアでは看板があるわけではなく、外からでは分かり難い。
日本の商店の場合、○○屋さんと呼ばれるように、商品が一定のカテゴリーの中に当てはまるものだが、
ここではいろんなものが一緒に売られていた。例えば、手袋とオーディオのスピーカのように、
全く異なる範疇の商品が、同じショーケースの中に並べられ、売られている。
それから品物の量が非常に少ない。極端に言うと、一点売れると、その商品はもう売り切れという感じだった。
マーマチカは店員に言って香水(духи)を出させた。
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聞くと、マーマチカは息子のジェーニャにXmasプレゼントを選ぶという。
マーマチカは香水を手につけて僕に嗅がせた。
マーマチカ:「いい?」 「うん、いい!」と僕。
じゃあこれを買いましょうということになった。
だけどお母さんが十歳そこらの息子のプレゼントに、香水を買うって、
日本じゃ聞いたことないんだけど。
・・・欧州じゃお風呂に入る習慣があまりなく、体臭をごまかすために香水が発達したって聞いた
ことがあるけど、香水に対する意識が根本的にちがうのかなあ?・・・解けなかった謎その2!!
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