コシネンコ家ではチャイ(お茶)の時間というのがあった。家族で集まって、紅茶かコーヒーを飲みながら、
甘いお菓子とおしゃべりを愉しむ。僕の大好きな時間だった。
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この家の人たちは、チョコレートでコーティングしてあるような甘ったるいお菓子が好みのようで、
韓国製の森永エンゼルパイ風がお気に入りだった。
僕もお菓子を貰らってばかりでは悪いので、日本から持ってきた
サクマのイチゴみるく(という飴)を出したら「これはおいしい!」と大好評だった。
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食べたり飲んだりする時って、お互いに話題に困らないから会話が弾む。たとえば・・・
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「おいしい?」、「うん、おいしい!」とか
「シュトエタ:これなあに?」 「エタ、カリオマール:これはイカよ」
・・・「そうかイカのことをロシア語ではカリオマールって言うんだ」という具合で、
言葉の数も自然に増えてゆく。
それから、マーマチカから「コーヒーと紅茶、どっちにする?」と聞かれて、いつも
「紅茶。」とか「コーヒー。」とか単語のみで答えていた。 すると「”私にはコーヒーではなく、
紅茶を下さい”という様にちゃんと答えなさい!」と、まるで子供を躾る様に言われた事もあった。
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またあるとき食卓にブリヌイ(クレープのようなもの)に付ける蜂蜜が置いてあったので、
腕を背中に当て、ビーッと言いながらハチのまねをすると、相手もわかってくれて、笑ってくれた。
その後で、「でもこのハチミツは直接花から採ったのよ!」と言って教えてくれたりと、とにかく
食事するときは話題に事欠かない。
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「コレ、まずい!」とは言いにくいものだが、幸いにしてコシネンコさん家の料理は、どれも
日本の味付けに近いものがあり、とても美味しかった。
ステイ中、唯一「これはちょっと・・・どうかな、」って思った料理は、マーマチカの妹の家で食べた、何だか
よく分からないけど生ニンニクのスライスが入っていて、マヨネーズで和えてある料理だ。
いやな辛さがあって、初めての味だった。これ以外はすべてOKだった。
それから食卓つながりでお酒の話をすると、ロシア人=ウオッカをいつも飲んでいるみたいな
イメージがあったが、コシネンコ家では食事中や食事後にお酒がでて来たり、お酒を進められたことが一度も
なかった。他のステイ参加者の話では、ウオッカを一気に飲み干すように勧められたりした話を聞いたが、
酒が弱い僕にとってはとてもラッキーだった。
下のイラストは、ホームステイ中に頂いたロシアの家庭料理(一覧)です。
料理をクリックしてみて!
すべての料理で説明のウインドウが開くようにする予定ですが、まだ作成中のためウインドウがが開かなかったり、
説明文が間違っていたり、滅茶苦茶な状態です。
次回更新時には完成させますので何卒ご容赦ください。
・・・手探りでイラストの座標を確認しがらメモ帳で修正を繰り返してつくっているもので
やたら時間かかるス・・・(言い訳です)
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