風花の場合あれこれそれ
最新更新項目→●日常生活での注意点●by2008.2.24UP
●どこで手術したらいいんだろう?●
風花は口コミやネットで調べたりして、股関節の名医が居ると言われている民間病院『C病院』を受診しました。
おそらく、町医者にかかっていても紹介されるだろう病院です。
やはり選ぶポイントとしては、手術件数でしょうか
C病院の場合は、年間の股関節手術が233件と圧倒的に多く
全体の約43.4%を占めるそうです。(内訳・・・人工股関節手術が164件、臼蓋回転骨切り術が26件、骨切り術などが43件)
後から聞いた話だと、私の手術は珍しく(古典的なので?)、主治医は年間5件くらいしかしないそうです。
整形外科の医師は総勢5人居ました。
●術後の性生活●
若い(?)身空では一番に聞いておきたい事ではないでしょうか?(笑)
風花は入院中にお友達になったYちゃんと、あれやこれや情報交換してました
うだうだ言っていてもラチがあかないので、思い切ってPTに聞いてみると・・・
A・・・退院後は性生活も可能です。屈曲が強い体位は好ましくありません
まずは後背位から。最初っから騎乗位なんてもってのほか!!・・・
将来的には、人工関節ではないので、痛くない体位ならなんでもアリ・・・とのこと
術後10週目〜正常位でも短時間なら可能との報告ありでした(笑)
●妊娠可能時期●
出来ればすぐにでも妊娠したい風花ですので、これは切実問題
術後の妊娠可能時期は、約一年後が望ましいそうです。
やはり手術方法のせいか、骨がしっかりするまでは体重が増えることはよろしくないようです。
●生理の乱れ●
風花の場合、手術直後になるだろうと予測されていた生理ですが
3週間経っても高温期のまま〜高温期21日目(正常な高温期は14日)を向かえ
その間は不正出血のような、ごく少量の出血があったりと
非常に不規則きわまりなくて、とうとう看護士に妊娠検査をしてもらっちゃいました(; ̄ー ̄A アセアセ
結果は陰性・・・チェッ!願わくばこんな状態でも妊娠希望(爆)
てな感じで、生理周期の乱れは顕著に表れるようです。
その後、数ヶ月間は出血量が少なく長くという状態になりました。
●主治医に惚れる?●
治療には主治医との信頼関係が一番(?)
いやぁ〜白衣はどんな人も素敵に見せる魔力がありますねぇ〜(-_☆)キラーン
入院中、なんとか楽しみをみつけようと主治医にロックオンしてましたが・・・
そんなそんな〜そうそうナビクわけはなく・・・モーションもかけられるわけもなく
ってか何しとんねん!つうことですよね。
風花はお誕生日にツーショット写真を撮ることが精一杯でした。
退院したら途端に冷めちゃうけれど・・・ププッ ( ̄m ̄*)
●退院時の謝礼●
風花は心づけとかに無頓着っていうか・・・嫌いなので敬遠気味でしたが
渋々〜退院時に用意しました。
回りの患者さんに聞いても、当たり前のような感じでみなさんされていた様子。
相場は5万円らしいですが、風花は頑張りに頑張っても3万円しか出せませんでした。
これでも多いと思ってます(キッパリ)
医療報酬として正規の支払いをしているのだから
本来はやるべきでないと!心から思っています。
しかし慣行には逆らえなかった私です「(≧ロ≦) アイヤー
医者はだからお金持ちになるんだよ!!なんちて・・・
●お見舞い返し●
退院の、一ヵ月後に「快気内祝い」として、それぞれに半返ししました。
1万円→5千円の商品券:5千円→2500円のタオル(消費税送料別)
こんな日本のしきたりにもヘキヘキしちゃいますね。
ほんとうの意味でのお見舞いならば、本来は返しなどいらないはずだと思いますわぁ
実際、手間なだけのような気がします。
しかも、まだ快気には程遠い状態でのお返し。
●入院費用●
日付 |
期間 | 金額 |
内訳 |
12/ 3〜15 |
13日間 |
368,210円 |
手術代182,421円・個室代78,000円 |
12/16〜31 |
16日間 |
105,680円 |
個室代一日分6,000円 |
1/ 1〜15 |
15日間 |
85,542円 |
内、歯科3,120・耳鼻科2,060円 |
1/16〜31 |
16日間 |
86,930円 |
内、歯科1,700円 |
2/ 1〜 8 |
8日間 |
54,060円 |
内、歯科2,330円 |
入院準備雑費・・・71,872円
パーキング代・・・19,310円(主人の見舞い時)
合計入院費・・・791,604円
●戻ってきた金額●
申請先 |
金額 |
内訳など |
生命保険 |
840,000円 |
入院給付64万円・手術給付20万円
|
高額医療費 |
278,638円(H15年12月分) |
64,081円(H16年1月分) |
確定申告医療費控除 |
31,760円 |
その他の医療費も込みです |
●退院後の住環境改善●
退院後、家のアンバリアフリーで純和風な住環境をいかに使い勝手良くするか・・・
風花の一番頭が痛い部分でした。
いかんせインテリアコーディネイトのセンスからっきしゼロ。
懐も寂しい風花家では・・・頭の痛い難問の一部でもあります。
@寝床・・・純和風(畳の上に布団のスタイル)→ベット購入(腰掛けて丁度いい高さの物)
マットも少しスプリングの良いものを購入したので、寝心地抜群!
それまで、転寝延長にて居間で熟睡が多かった主人も、寝心地の良さにベットに吸い寄せられるごとく
寝室で寝ることが多くなりました(笑)夫婦仲もこれで改善?(爆)
※寝た状態から立ち上がる動作は、股関節への負担が通常の10倍と言われていますから
寝室のスタイルを変えることは重要なことだと痛感。
APC・・・元々、デスクトップをローボードの上に置き、座椅子に座るというスタイル
これでは、PC大好きな私は長時間は無理ってことで
和室に無理矢理カーペットを敷き、PCデスク購入
これで、かなり足への負担も軽減すると思われる
※術後はなかなか、お尻の筋肉が元に戻らないので
イスに座るにしても、やはり長時間はキツイので、なるべく長時間同じ姿勢はしないよう努める。
B料理現場・・・これが難問中の難問
いかんせ細かな動きが一番多いと思われる・・・料理作るの嫌い(下手ではないが)
諸先輩方も使われているキャスター付きのイスを購入したが
いまだに使いこなせていない感あり(;^。^A アセアセ・・
調理器具はシンクの下・・・よく使う物は収納せずにシンク上に放置状態(笑)
退院後半年目で、やっと要領をつかめてきた?
出来る範囲での料理を作る。これが一番足にも良い(笑)
運良く、お友達に食洗器のお古を頂くことが出来たので、食後の片付けがぐっと楽になる。
C洗濯物・・・干すのにはなんら問題はないのだが
風花家では、二日に一回の洗濯〜溜めて行うため、運ぶのが重たい
(風花家は築30年の古さゆえ、洗濯機の置き場がなく外に置いてます)
今のとこ、主人に運んでもらっているが、カゴにキャスターなんぞ付けたら楽そうだなぁ〜
でも洗濯機にたどり着くまでの段差が・・・難問
それ以上に、取り込んで畳むという動作がツライ。
そこで、取り込む時にはPCのイス(キャスター付き)の上に洗濯物を置き
畳む時はソファーに座って畳むことにしたら、楽だった!もう少し早く気づけよ自分!(笑)
※野望・・・洗濯機は家の中!出来ればサンルーム増築、そこに干したいっす!(笑)
D階段・・・これまた急な階段
今のところ何の手立てもしていない。ってかリホームしかないっ
「劇的ビフォーアフター」に応募したい!自己資金100万円でやってはくれぬだろうが(爆)
最近、手すりくらい付けたいと思い始めている。
しかし金銭的余裕が全くなしのため、主人の日曜大工(とっても不得意)に望みをかけてはいるが
10年経っても望みは叶えられそうにありません(^。^)ゞアチャー。
★野望は付きぬ・・・風花宅。宝くじ毎回買っても当たらない(泣笑)★
●整形外科医とPTとの意見の相違●
入院中も退院してからのリハビリ通院時も、よく遭遇するのが
整形外科医とPT(理学療法士)との指示の違いだと思いますが
いったいどっちの言うことが正しいのでしょうか?
結論から言うと、どちらも正しい(笑)
素人考えで言いますが・・・整形外科医はレントゲンで、ほとんどを判断する傾向があり
日常的な個人の能力(筋力や歩き方のクセ)などには触れていないと思います。
だから骨の強度などと、一般的な回復状態の話をしていると思って
風花は受け取るようにしています。
例えば、整形外科医は「杖を取ってもいい」と言っていても
PTは「出来れば杖は1年間使い、その後もなるべくなら使った方がいいです」
それぞれの思惑が微妙に食い違っています。
そこを、総合的に患者自身が汲み取らなければいけません・・・
整形外科医の意向は「骨的な強度は、もう一般レベルにまできているから、杖がなくても問題なく歩けます。」
PTの意向は「出来れば一生、自分の骨でもたせたいので、無理をせずに筋力と骨とのケアもしないといけませんよ」
特にPTは運動能力や環境変化への適応能力的な見地から判断してくれることが多いので
身近な存在といった感じで相談もしやすいかもしれませんね・・・
ただ、風花の場合は、毎日のリハビリでPTに状態を見てもらっているから、状態把握をしてもらっていますが
めったに通院しない人の場合は、PTでさえ、一般的なことしかえ言えないと思います。。。
実は、術後半年での風花は杖問題に直面しています。
総合的に判断して、杖は徐々につかない方向にはもっていくが
長時間歩くであろうお出かけなどは、なるべく杖をつこうと思っています。
極論から言うと・・・整形外科医は骨、PTは筋力、のアドバイスだと思うことにしています。
●ダイエットの道●
すんげーデブでした(爆)
いまだからこそ言えますが(;^。^A アセアセ・・
術前は、自称身長150cmで体重はなんとMAX67sをマーク(-"-;)
そんな私は痛みが激しくなってからダイエットを志ました。
いえ・・それまでもダイエット人生でしたけど(笑)
増えたり減ったりで・・・安定してベストな状態には程遠い
目標は常に45s!!
結婚してからはストレスにセックスレスにと、体重の増加は留まること知らず
気がついた時には、すでに手遅れに近い状態(汗だく)
股関節の本には、どれもこぞって「体重管理」と、うたってあるし
一念発起して、術前にプールでウォーキング。
入院時には58sまで落としました。
それから術後、自ら栄養指導を志願、車椅子から杖になる頃に主治医から許しを得て
(主治医曰く、ダイエットは元気になってから。ということでこの時期から再開)
栄養士さんのお話を聞く。うーん・・・元々ダイエッターの私には当たり前すぎる話でした。
でも、その中で、参考になりそうなことは
病院食を毎食、ご飯(米)一口だけ残すだけでも、かなりカロリーを押さえられる。
これでした!うーんこれこれ!(笑)
ご飯(米)命の私には辛い時もありましたが、これに便乗して、オカズも一口づつ残す。
バランスよく食べないと骨も強くならないので、丸ごと残すということはやめて
一ヶ月ぐらいは、毎週の体重測定で500〜700gは減っていきました。
入院中は特にリハビリが午前午後とビッチリあった病院なので
運動量も割りとあったことが、良かったのかもしれませんけどね。
お陰で退院後も順調にいき、今では53sとなっています。
お酒大好きなので、毎日晩酌していますが、身体に良いメーニューを食べて
骨に良い物を作るように工夫しています。大好きだけど、ご飯(米)は夜だけ抜いています。
職業柄、会話し通しなので、喉が渇くこともあり、ミネラルウォーターやお茶など
一日に2リッター近く飲むときもあるので、排尿も頻繁です。それもいいのかなぁ?
新陳代謝もリハのお陰でよくなりました。
昔は、顔に汗なんて全くかかなかったのに、よく汗をかくようにもなったからかなぁ?
そこで振り返ってみると・・・
太っていた時とは、食べる量が根本的に違うなぁ〜と痛感。
しかし、お食事会やお付き合いなでで、楽しくてついつい食べ過ぎるってこともありますが
そんな時、翌日の食事は野菜スープなどで調整も必要。
一食ならば粗食でもOKのような気がします。
骨の再生機能を助ける働きのある「納豆」+「カルシウム」も毎日食べてます。
カルシウムは「煮干」や「ちりめんじゃこ」
調理しなくても手軽に食べれるので、お勧めです!
それから・・・ダイエットについては私なりの持論があります。
それは、「恋」することです。
好きな人を見つけて「恋」することで、願わくばお付き合いにまで発展すれば
もうダイエットは成功したものと同じ!(笑)
そして・・いいセックスをすることも・・・(爆)
なにか不純な動機をつくることも必要な気がします。
●臼蓋形成部分の骨折
術後8ヶ月経った頃、股関節に激痛が走り
臨時に診察してもらったところ、臼蓋形成の部分(移植した骨)が折れてたことが判明しました。
もともと、移植した骨自体、人のと比べたら細い感じがしていたが
まさか骨折するなんてぇ〜(T_T) ウルウル・・・正に青天の霹靂。
どうも、さかのぼって見てみると、術後6ヵ月後のレントゲン写真も
薄っすらと亀裂が入り気味・・・この時点で可能性はあったということ?
これ以上、骨折がひどくならないようにと(骨が動かないように)
約1ヶ月間、ロフストランド杖2本にて生活することを言い渡されました
この期に及んで、後退するなんて・・・痛みは2日くらいで引いたけど
気持ちはなかなか切り替えられない有様。
色々な疑念が湧きに湧く・・・
どうして半年目の時に痛みが出なかったのに、今になって出るのか?の疑問に
「棚形成の骨は骨折した時に痛みが出るんじゃなく、無理な姿勢や動きで、移植した骨が動いた時に痛みを感じる」
「今まで出来ていて痛みがない動作の制限はない」
「体重をかけずに折れた骨を動かさずにいると、Tさん(前回紹介してくれた同じ箇所を骨折した先輩患者)
のように盛ってくる可能性があるから・・・」
・・・と、PT長の助言があったので、少しだけ前を向けたような気がしました。
主治医との質疑応答は・・・
Qいつ折れたのでしょうか?
「断定はできんけど、6カ月目くらいだね」
Qどうして折れたのでしょうか?(そんな無理してないしぃ)
「骨盤に打ち込んでいる骨の上に、整形した骨(三角部分)を移植しているが
それが弱く体重がかかったことで、少しずつ折れたと思われる」
Q予防することは出来なかったのか?
「体重をかける時期は妥当といえる。」
(体重をかけないと大腿骨の衰えで外反骨切りの回復に影響する)
Q再手術しないといけないですか?
「今のところ考えてない」
Qこのままで骨が溶けてなくなることはあるのか?
若干、骨盤に打ち込んでいる骨の長さが短くなっているように思うけど・・・
「長さは変わりません。もし用を成してないなら骨が上に上がってくる」
(ということは、まだ用をなしている?)
Q完全に溶けてなくなるのが確認できるのはいつ頃?
「1〜2年くらいかなぁ〜」
(例が無いので分からない?)
Qこのまま二本杖?
「うーむ・・・出来たら1年くらいは杖ついた方がいいね」
(でも、臨機応変に)
Q日常の生活動作で厳禁なことはありますか?
「体重をあまりかけない以外は特になし」
(屈曲は90度くらいに留めておくこと)
Q高周波で治療できると聞いたがどうですか?
「保険が利かないし、骨折した骨に対して真上から照射しないといけないので
股関節のような中に入っている骨や、移植した骨には聞かない」
(保険利かないんじゃ購入できませんな)
もう過ぎたことを悩んでも、骨折が治るわけでなし・・・
ここは気持ちを前向きに!ということで
現在、術後約2年では、臼蓋形成部分の面積は小さくなっているが
移植の骨自体は、臼蓋にひっつき濃くなってきているように観察されるため
再手術の可能性は消えました。
あとは、臼蓋形成の骨の強度が増して、骨頭に馴染んでくれることを祈るのみ・・・かな(笑)
●不妊治療と股関節●
股関節の痛みが出る前から、不妊治療をしていましたが
夫婦揃って特に悪いところがなく、保険適用でクリニックへ通うには何か病名をつけねば・・・
ってことで、少し高温期が短かったため(通常は14日間くらいですが私は11日間)
「黄体ホルモン不全」つうことになりました。排卵後にHCGというホルモン注射を打ちます。
大概、この手の不妊治療というのは、最初はタイミング法を数周期・・・
その後、(期間はドクターにより色々ですが、だいたいは半年を目安にするようです)
なんら結果が出ないとホルモン注射→人工授精などステップアップしていくものですので
私の場合、排卵は正常なのに、もっと数を増やしてチャンスを増やす・・・
ようするに一ヶ月1個の卵子より2個3個と排卵した方が、より妊娠の可能性が増えるということで
排卵誘発剤のHMGの注射も打ち、末期には腹水が溜まって体調が悪くなることが多かったです。
ホルモン注射が股関節痛の引き金になったのではないかと思ってしまうことも多かったくらい
排卵時期には、かならず股関節に痛みが出ました。
2002年に8ヶ月連続のタイミング法で懐妊しますが、残念ながら10週で繋留流産
その次の年に、一身上の都合(いわゆる夫婦の危機)で思い立ち
股関節の手術に踏み切りました。術後1年から不妊治療も可能ということで
今度は歳も歳だし、旦那も奥さんだけEDでひっちゃかめっちゃかな状態の中、人工授精メインの治療を選びました。
実はもう妊娠希望を強く願う気持ちはなかった私でしたが
旦那に熱望され、流されるようにクリニック通いを復活させました。
やはり、股関節の痛みがひどくなったのは、不妊治療のホルモン注射などが一因ではないかと思います。
なんら医学的根拠などはありませんが・・・。
先天性股関節症の人は大人になって変形性股関節症になりやすい…
痛みの時期は、そういう人生の過渡期(結婚・出産)の時期と重なることが多いと聞きます。
そして、そんな時期は、痛みがあってもそうそう手術に踏み切れない時期でもあるので
温存を選ぶ人も多い。
ましてや手術後すぐに懐妊を目指すなんて、よくよく考えてみれば無謀かもしれません・・・。
変形性股関節症が妊娠出来ない要因ではないので
出来れば手術する前に、妊娠・出産・子育てを終えていた方が良いと思います。
私の場合、術後…以前より長く歩くことが出来なくなりました。走るのも怖いです。
これは時間薬なんだろうけど、子供は待ってはくれないので、時間が薬とは言ってられないし・・・
話がそれましたが、不妊治療をしながら股関節のケアもする。これは至難の業だったと思います。
もし私のように同時進行でトライする人がいるならば、年齢を考慮すべきだと思います。
股関節の手術も不妊治療も、若い時だと精神的にも肉体的にも、結果的に満足いくものになるのではないかと・・・
不妊治療も結果が出やすい=股関節にダメージも少ない。そんな気がしてなりません。(偏見かもしれませんが・・・)
また渋っていた私は、不妊治療を再開させる前に、旦那と子育てについて、何度も話合いました。
どの程度、協力する気でいるのか?何が出来て何が出来ないのか?
なるべく自骨を温存させたいがために、しない方がいいこと(重たい物を持つとか)は、しつこいくらい旦那に刷り込みました(笑)
そうでもしないと、私自身のリスクが大きすぎます。
それでなくても不妊治療というのは、女性側に多大な負担がかかるものですから・・・。
所詮、他人の身体のこと・・・大げさなくらい言っておいて5割を理解するかしないか〜ですから(笑)
そんなこんなで、不妊治療と股関節のケアを強引にマイウエイで突き進んだ結果として
8ヶ月を費やし、6回目の人工授精で懐妊することが出来ました。
痛みに負けそうになり、諦めかけた時に結果が出たのでラッキーでした♪
2006.8.31記
●抜釘手術事情●
本来、2005年12月(本手術後2年)でボルトとプレートの除去手術(抜釘手術)を行う予定でしたが
めでたく妊娠となりまして、延期となっていました。
出産(2006年5月29日)が無事に済みましたので、さて抜釘はいつにするか?
整形外科の主治医は・・・骨がひっついた後は、異物なので長い期間体内に入れておくことに何のメリットもない!
産婦人科の主治医は・・・産後1ヶ月の検診で異常も見られないので、いつでもOK!
麻酔科の医師は・・・年間で何度も麻酔を使うことは多々あるので、人体への影響や母乳への影響はありません!
あくまで授乳期間であることを考慮に入れてもらっての見解を示してもらいました。
いつ抜く手術をするか・・・後は〜家族の事情になってくる。
そうなると、子どもの面倒を見てくれる家族の都合が最優先されるということで
最終的に、人見知りの始まる前。離乳食が始まる前。行動範囲(ハイハイなどが始まる前)が広がる前の
子どもが生後4ヶ月である9月に行うことにしました。
旦那の母親に面倒を見てもらうように頼んだので、仕事を持つ姑の休みの申請が先で
いざ、整形外科を受診して、手術予約を取ろうとしたら、その日に限って抜釘手術がてんこ盛り(笑)
困っていたら予定していた前日になら、主治医が外来を終えてから手術してもいい。という提案をしてくれたので
一も二もなく二つ返事でした。
本来は手術日1日前入院が、手術日当日の入院という、慌しい&腹減り(ほぼ24時間絶飲食を余儀なくされる)ではありましたが
股関節友の抜釘(いずれもRAOのピン抜きの為、一泊)程度で考えていたため
痛みもそうないだろうとタカをくくっておりましたら
いやはやっ〜同じように骨まで深く切っているのですよぉ〜侮ること無かれ
三日三晩の発熱です・・・・(泣っ)
足が自分のものでは無くなったごとく動きません・・・この有様〜RAO患者との違いは何??
ズバリ!切った面積だろうなぁ〜〜〜。
私のは、本手術で切った大腿部側面の傷を、そのまま上から切開してボルト&プレートを取り除く手術です。
痛みはいわば・・・本手術での痛みの軽いバージョンということです。
今回は骨を切っていないから痛みも皮膚・筋肉だけの痛みです。
よって回復力も早く9日間の入院ですんだということですけどね。
入院期間中は抜釘手術ウィークだったらしく(?)私と同じ術式(大腿骨外反骨切り+臼蓋形成術)の人が他に2人も居ました。
リハビリに主のごとく通っていた私ですので、お二人とも顔見知りだったこともあり
色々と情報交換してみたら、同じ術式でも骨の形状や、固定に使ったボルト&プレートの数や形状も、三人三様でした・・・
そして何故か??入院費が微妙に違いました。…主治医のオーダー(血液検査やリハビリなど)が若干違うのも影響されているんだろうなぁ〜と思いました。
で、生命保険の給付金の話ですが、私の場合〜通院と一泊入院でも給付される特約を前年末に付けました。
もちろん、この抜釘を視野に入れて(笑)
手術給付は原因が同じ(右変形性股関節症)なので、今回の抜釘では出ません。
しかし、入院給付も通院(リハビリ通院)も給付を受けることが可能でした。
主治医が診断書を上手に書いてくれていたことに感謝です。(原因は不詳・傷病発生時期はH18年頃と書かれてました)
それが関係あったか無いかは分かりませんが、もしたら特約をつける前の手術に起因する関係で
給付が受けれないかも?と思っていたので微々たる給付でも嬉しいことでした。
懐の心配や痛みの心配・・・色々ありますが、私の場合、もっとも痛かったのは・・・実はオッパイでした(爆)
授乳期間であったため、子どもの栄養源は母乳ひと筋
また出来るだけ母乳を与えることで、母からの免疫に守られる半年間がもっとも重要とされる期間。
一日9回の授乳を9日間離れ離れの親子が、果たして乗り切ることが出来るでしょうか?
母乳って吸われないと出なくなるんですよ・・・完全母乳を目指す私には、それが一番怖いことでした。
事前に搾乳機(メデラ)にフリージングバックを購入し、姑には1日一回、子どもを連れてきてもらい
環境面では準備万端だったはずが・・・
蓋を開けてみると・・・搾乳機では完全に母乳を出すことが出来ず、オッパイが張り岩みたいにカチカチに!!
子どもが来て直接吸って飲んでくれると、一時は柔らかく楽になるけれど
またすぐにカチカチになり激痛で夜も眠れないくらいでした。
幸い出産も股関節の手術も同じ病院だったので、産婦人科へでオッパイトラブルの受診をすることは出来ましたが
一番の特効薬は「子どもに直に飲ませること」なので、マッサージや冷やしても、その場しのぎでした。
気持ち的にも24時間一緒に居た子どもと、初めての離れ離れに寂しさが募り
夜な夜な凹んだものでした(泣)
子どもはミルクと母乳(フリージングを解凍)の混合も受け入れてくれたので
入院期間の間、少しずつ母乳の出が悪くなり〜退院してから本調子になるまでは助かりました。
色々とい苦難がありましてけど、もう〜これで入院やら手術やらは(予定では)終わりなので、スッキリした気分です。
2007.2.4記
●日常生活での注意点●
手術をした人も、そうでない(温存)人も
結局は股関節に負担をかけない生活を心掛ける!
と言った点では同じです。
進行性の病ゆえ、無理は禁物なのです。
これから先〜悪くなることがあっても、良くなることはありません…
むしろ現状維持するために頑張っているという現実があります。
私の場合、妊娠出産前までは、まるで模範生のように生活してきましたが
やはり子供が魔の2歳児を迎える今の時点が、一番過酷さのピーク
体重管理に失敗しまくり…運動療法も出来ていませんし、洋式生活以外のタブーと言われている全ての項目を
意に反してやらざるえない子育て中の身
少しづつでも、また股関節に優しい生活を心掛けたいと思っている今日この頃です。
以下は一般的に言われている注意点を挙げています。
・股関節に無理な負担をかけない
日本式生活よりも、ベッド・いす・洋式トイレなどの洋式生活が望ましいといえます。
激しい運動や、重労働・立ち仕事は避け、長歩きや、立ち座りの繰り返し動作もなるべく避けるべきです。
走ること、階段昇降、椅子からの立ち上がりでは、体重の6〜7倍の力が
さらに、床や低い位置からの立ち上がりでは、10倍の力が股関節にかかります。
長時間の立位や座位など、股関節に圧迫をかける同一姿勢の保持も好ましくありません。
また、ハイヒールや、底の硬い靴は避け、なるべくクッションのあるスニーカータイプの靴をはくようにする。
・杖の使用
痛みや筋力低下、脚長差により跛行が出ます。
歩行時痛や、跛行がある場合には杖を使うべきです。
杖は、かばう脚の逆側につきます。歩行時には、骨盤を平行に保つために強い外転筋力が働き
それぞれの股関節にかかる力の大きさは体重の約3倍となります。
杖をつくことにより、中殿筋(お尻の部分の、主に股関節を外に開く筋肉)にかかる力を減らし、その結果股関節にかかる力が減少します。
例えば、歩行時に一本杖を用い、杖に15kgの荷重をかけた場合
患側股関節に加わる力の合計は体重とほぼ同じ、つまり杖を使わないときの1/3となり、非常に効果的です。
・体重管理
股関節の悪い患者さんは運動も制限されるので、なかなか痩せられないのが現状です。
自己流のダイエットで痩せようとすると、既存の機能・能力を損ない、さらに精神的ストレスにもなるためよくありません。
肥満の方は、栄養士の食事指導を受けて、しっかりしたカロリー計算に基づいた食事をとることをお勧めします。
・運動療法
@リハビリ通院や自宅での筋力強化
大腿四頭筋などの太腿の筋肉や、股関節周囲筋の筋力強化を、関節に体重をかけない臥位や座位で行う必要があります。
自力トレーニングを主体とすべきで、スポーツジムにあるような器具を用いたトレーニングは
股関節症の患者さんにとっては、負担が大きすぎ関節や筋肉を痛めたり、軟骨をすり減らす場合があるので注意して下さい。
Aプールでのトレーニング
プールでのトレーニングは、股関節症の患者さんにとって理想的な方法といえます。
ただし、夏でも冷たいプールは避け、スポーツジムやスイミングセンターの水温一定のプールで
それぞれ自分の関節の状態、筋力・体力に合わせて行うことが大切です。
プール内歩行は、浮力により股関節への負担が軽くなり、無理なく安全に筋肉が鍛えられます。
水深は胸の高さが理想的で、胸に水圧がかかるので呼吸・循環機能も同時に鍛えられます。
水泳は、クロールやビート板を使ってのゆっくりとしたバタ足を行って下さい。
平泳ぎは、股関節の大きな動きを伴なうため、また股関節への抵抗が強く、さらに腰も痛め易いので、行うべきではありません。
ただし、前〜初期股関節症の患者さんなら、水に浮いているようなゆっくりとした平泳ぎならよいでしょう。
・温熱療法
関節や筋肉の痛みを和らげ、血液の流れをよくします。
ホットパックや極超短波のほか、温泉や家庭での入浴も効果的です。
・薬物療法
消炎鎮痛剤
除痛目的で使われますが、あくまで対症療法(除痛)で、原因療法(病気を治す)としての効果はありません。
しかも、長期連用は胃腸障害や肝臓・腎臓障害などの副作用を引き起こす危険があり
また痛みがとれて無理をしてしまえば逆に股関節症を進行させてしまいます。
あくまでも他の保存療法との併用・補助と考えて下さい。
消炎鎮痛剤入りのパップ剤や軟膏は、副作用が少なく使いやすいですが、皮膚が弱い場合にはかぶれに注意して下さい。
・各種のサプリメント
グルコサミン、コンドロイチン硫酸などが、軟骨を再生するとして市販されています。
かなり以前より臨床治験が行われていますが、その効果については今だ明らかではなく、医薬品としては認可されていません。
服用する場合には、「疼痛の改善に役立つ可能性はあるが、軟骨の再生能については今後の研究待ち」ということを理解しておく必要があります。
私の今の生活は…
買い物にはほとんど行きません。行っても旦那同伴か重量物(ペット飲料や牛乳など)は買いません。宅配(生協・フレスタ)を利用しています。
子育て中ですが、子供の抱っこは極力せず〜と言っても泣いたりグズられたらアウトでしたけど
主人が居る時はお願いして、居ない時はソファに座って&寝転んで、抱っこしています。
幸いにも、息子2歳前(体重12s)…今まで抱っこして歩け!とはせがまなかったので、親思いの子ということでいしょうか?(笑)
実は手の混んだ料理(動きが多い)とかキッチンに立つと足に痛みが出ることが多いので
最近ではもっぱら手抜き料理です(笑)でも以外にネットを検索すると簡単料理のレシピって多いものです!何とかなります。
運動療法がほとんど出来ないのですが、子供とお散歩&公園へ行くと軽く1時間はかかるのでいい運動にはなっています。
足に負担をかけつつの運動という点ではNGですが、いたしかたないと思っています。不調の時は子供に我慢してもらいます。
あと、意外に足に負担に感じるのが、車の乗り降り…1回2回なら良いのですが
ついつい外出ついでに一気に色んな所へ行き、乗り降りを数回すると、足が疲れて悲鳴をあげていました。
車の運転自体は問題ありません…。
子供のチャイルドシート(我が家はターンして乗せやすいタイプですが)の乗せ下ろしも
腰が前傾になったりと足にも負担がかかるように思います。早く自分で乗り降り出来るようになってくれることを祈るのみ
もちろん、お風呂も主人がメインで入れます。不在の時は私が一人で入れましたが、これが疲労困憊
これも子供が大きくなったら、かなり状況は楽になると思います。
そんな毎日を送っています。今の状況では、なんとか育児もこなしていますが
なるべく頼れる人には頼った方が良いのではないかと・・・股関節の悪い人の育児は、自分の親に頼る人が多いと聞きますが
私には頼るべき親が居ないので、主人にすべて依存する形になっている状態です。
産後の体重管理も全く…それより私史上最高におデブ(x_x;)
昔より体重が落ちにくくなったと感じていますが、プールにも行けず悶々とする日々です。
やはりこれも子供が大きくなって、幼稚園でも行き出し、自分の時間が取れるようになったらプール復活といきたいものです。
よくよく考えると、結構〜足に負担をかける生活ぶりです。
出産したら3年間は地獄だと思った方が良いかもしれません(笑)
これから魔の2歳児突入の子供に、イヤイヤ攻撃されてどうなるのか?そんな一抹の不安を持ちつつ
なんとか乗り切りたいと思っています。
2008.2.24記
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