更に。その地下。魔導研究所・・・
ふーん・・・ふぇにあがね〜。
それじゃそろそろ。僕も手を出さないといけないかなっ。
そう呟くと本棚から一冊の本を取り出しいつも中空に漂う泡にむかい投げ付けた。
泡はパチッっと音をたて弾けると同時に少女が表れる。
彼が何かを囁くと少女はコクリとうなずき虚空へと消える。
でぃーね。
それが彼女の名前。水と氷の属性をもつ使い魔だ。
体力は半端でなく低いものの少しでも水分がある限りは自然回復できる為に力尽きることがない。
精神破壊するも寝返りさせるのもお手のものという。結構怖いヤツだったりする
普段は性格もおとなしく従順なのだが・・・
一定の条件が揃ってしまうと。性格が変わってしまうので注意がひつようなのだ・・・。
彼が命じた言葉・・・。
暗殺。
もしもの時の為の保険をかけたのだ・・・。
場所は変わって異界空間と呼ばれる場所・・・
二人の魔人が対峙している。
時の巫女・・・ですか・・・世代交代にはまだ早いハズですが?
それがさぁ。その候補ってやつがすざましくよわっち〜やつでよ〜。
ふむ・・・それで?
なんか。今から修行とかすんだってさっ。
ほう・・・それで私に何を協力して欲しいと?
それが・・・サキュバスをひとり貸して欲しいらし〜ぜ。
ふむ・・・。分かった。ちょいとヤツの所に出向いてこよう・・・
留守はたのむぞ。
わぁったよ。き〜つけてな〜。
あぁ。若くとも魔界の主とやりあえるヤツだからな・・・。
十分気をつけるさ。
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