あ。キングようこそ。

ふぅ。あれだけの魔力を使わせてようこそもないと思うぞ?

〜そうですね。お疲れさまでした・・・かな?

まぁ。よい。ところで。なぜに私の部下を貸さねばならんのだ?

・・・あぁ。それ?。時の巫女の操を守るためだよっ。

今は修行のためにうちに引き取ってるからねっ。

現界の方の体は今仮死状態なんだけど。

仮にでも精神体いれないと死んじゃうから。

んで。精神寄生できて貞操守るのに適役っぽいのというと・・・。

なるほど・・・。確かに性交渉なしで魔力も回復できるし・・・並みの魔族じゃ太刀打ちできまいな・・・。

ってこと。だめかな〜?

う〜む。さすがにタダでと言う訳には・・・。

まぁ。それもそだねっ。じゃぁ。クロノリング一個で。

クロノリングか・・・時の石を加工して作ったもので装着者の時間を極端に遅くすることができる・・・

つまりは不老不死とかいうのになれるものだ。私にはあまり興味のない話だが価値的には・・・。

ふむ・・・悪くない。

ただし。期間は無制限でねっ。

ま・・・まぁ。良いだろう。

んじゃ交渉成立って事でっ。しばらくはこっちで一般的な事教え込むから送るのは少なくとも一ヵ月先っ。

けど。送り込むのはさーてぃがこちらに飛んだ日になるから特に問題はなしっと。

ただ時空移動に耐えることができる子をよこしてほしいなっ。

わかった。優秀な者を選りすぐっておこう。

あ。そこのゲート使ってっ。このラボと直通にしといたからさっ。

・・・?。直通だって・・・?

ま♪通ってみればわかるからっ。

・・・ふむ。では失礼する。

ゲートが静かに作動した瞬間・・・

彼は普段から座り慣れた椅子にこしかける・・・。

・・・ふ。なかなかおもしろいことをするな。うぃるよ・・・。

我が城に繋ぐとは・・・。

・・・つまり。やつはどこにでもゲートをひらけるといいたかったわけだな・・・。

この不安定な空間にでさえ・・・しかも我が椅子に的をしぼって・・・。

・・・今更ながら冷汗が出る・・・。ふぅ。こいつは多少甘く見てたな・・・。

チリンチリンっ。

呼び鈴を鳴らす。

ん?呼んだか?

うむ・・・。

セキュリティの連中が慌ててるぜ?あんたが急にでてくるからよ〜。

あぁ。ゲートでおくってもらったのだ。

・・・へ?まじで?この空間にかよ?。

うむ。

・・・敵にまわしたかね〜な。

・・・すぐにサキュバスを集合させよ。

ん。三日いないにゃなんとかするぜ。じゃぁな。彼は漆黒の翼を広げて飛び立つ。

彼の名はサタン。後に魔王となる者・・・

そして。現魔王キング。・・・

しかし・・・

我らを使おうとはヤツも大したものだな・・・。

読み返す 続き読む